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うーん、訴訟費用だけでコトが片づくのかなぁ。いわゆるオープンソースなソフトウェアでさえも、最近は企業が如何様に動くかでその後の展開がガラッと変わってしまうことが現実になっているのに。RedHatがなかったら、ここまでLinuxが流行ることもなかっただろうとか(ほかのdistroの方ゴメンナサイ、でもこれは間違いないでしょう)。
だから、逆に今はオープンソースなソフトウェアに関わるのであっても、採算を全く考えずに行動するのは損にしかならないでしょう。
横流しの下りで少し補足。例えば不動産事業の王道は、なんにもない土地を切り開いて整備し、そこに付加価値をつけて他の人に売る。そうすると、土地を買ってくれた人がそこで商売をする(住宅の場合でも、そこに住む人がどこかで働けば間接的に商売をしているのと同じ)。するとその土地がおカネを産み出すことになり、土地の価値が上がってくれるわけです。
で、ソフトウェアについても、あれほどコードの再利用が叫ばれながら、スクラッチで作ることがまだまだ多い。つまり、土地を切り開く行為が多いわけです。だけど、もし切り開いた土地をタダ同然
いえ、むしろ行った作業に対して 正当な見返りが得られるように価格を設定するべきなのです。 # 過小評価されるべきではありませんし # 過大評価をするべきでもありません
なんだか、おとぎ話を読んでいるような気分です。話としては面白いけど、現実とは何か違うような。
価格決定のメカニズムは、「需要供給の法則」で言い切れるほど単純なものではありません。理論価格(いわゆる適正価格)こそ実在しますが、実際にはその理論価格とは敢えて離れた価格で商売をすることにより、サヤを稼ごうという人はたくさんいます。物流やサービス業なら中間業者の存在により価格が変わることもありますし、人気に乗って敢えて高値で売るなんていう戦略もあるわけです。証券などの投資で、理論価格が変わる期待がある時に、裁定取引を行うというのもありますね。
もちろん、このように理論価格とのサヤで儲けるというのは長続きしません。サヤを取っているうちに、実勢価格が理論価格に近づいてしまうからです。ですが、実際にはそのサヤで儲ける人というのも世の中にはいることをお忘れなく。そうでなかったら、投資なんてこの世には存在しません。
FSFとかオープンソースに関わっている人間にはこの当たりの感覚が著しく欠如している人がいます。なので、そういうヤツらがおカネの話を出した時はよほど注意しておかないとハマります。
しかしGPLの
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
訴訟よりも買収 (スコア:2, フレームのもと)
うーん、訴訟費用だけでコトが片づくのかなぁ。いわゆるオープンソースなソフトウェアでさえも、最近は企業が如何様に動くかでその後の展開がガラッと変わってしまうことが現実になっているのに。RedHatがなかったら、ここまでLinuxが流行ることもなかっただろうとか(ほかのdistroの方ゴメンナサイ、でもこれは間違いないでしょう)。
だから、逆に今はオープンソースなソフトウェアに関わるのであっても、採算を全く考えずに行動するのは損にしかならないでしょう。
Re:訴訟よりも買収 (スコア:1)
横流しの下りで少し補足。例えば不動産事業の王道は、なんにもない土地を切り開いて整備し、そこに付加価値をつけて他の人に売る。そうすると、土地を買ってくれた人がそこで商売をする(住宅の場合でも、そこに住む人がどこかで働けば間接的に商売をしているのと同じ)。するとその土地がおカネを産み出すことになり、土地の価値が上がってくれるわけです。
で、ソフトウェアについても、あれほどコードの再利用が叫ばれながら、スクラッチで作ることがまだまだ多い。つまり、土地を切り開く行為が多いわけです。だけど、もし切り開いた土地をタダ同然
Re:訴訟よりも買収 (スコア:1)
> もうすこし現実性のある配布指針
> (敢えてGPLをライセンスと呼ぶのは控えさせて頂きます)
> になればいいんでしょうが。
GPLは至って現実性のある配布指針だと考えます。
Linux上でproprietaryなソフトを作ったからと言って、
採算が取れないかと言うと、そんな事はまずないはずです。
実際、きちんと労力を掛けて製作されたまともな完成度の製品であれば、
類似したフリーソフトウェアの登場によって即座に市場価値を失うような状況は
まず考えられないでしょう。
そもそもその製品が市場価値を失う程の完成度を
フリーソフトウェアが手にするにはそれなりの時間を要します。
本当にその製品が価値あるものであるなら、
その期間に製品の製造原価+αくらいは稼ぎ出せるでしょう。
いえ、むしろ行った作業に対して
正当な見返りが得られるように価格を設定するべきなのです。
# 過小評価されるべきではありませんし
# 過大評価をするべきでもありません
私見ですが、、、
RMSはGPLに関して専ら自由についてしか言及しません。
しかしGPLのがもたらす最大の福音というのは、
長期的な視野に立った場合、利用者には適正な価格を、
製造者には適正な報酬をもたらす事ではないかと考えます。
# 思慮深いRMSの事ですから
# 実は既にどこかでそういう事言ってませんかねぇ?
uxi
Re:訴訟よりも買収 (スコア:1)
なんだか、おとぎ話を読んでいるような気分です。話としては面白いけど、現実とは何か違うような。
価格決定のメカニズムは、「需要供給の法則」で言い切れるほど単純なものではありません。理論価格(いわゆる適正価格)こそ実在しますが、実際にはその理論価格とは敢えて離れた価格で商売をすることにより、サヤを稼ごうという人はたくさんいます。物流やサービス業なら中間業者の存在により価格が変わることもありますし、人気に乗って敢えて高値で売るなんていう戦略もあるわけです。証券などの投資で、理論価格が変わる期待がある時に、裁定取引を行うというのもありますね。
もちろん、このように理論価格とのサヤで儲けるというのは長続きしません。サヤを取っているうちに、実勢価格が理論価格に近づいてしまうからです。ですが、実際にはそのサヤで儲ける人というのも世の中にはいることをお忘れなく。そうでなかったら、投資なんてこの世には存在しません。
FSFとかオープンソースに関わっている人間にはこの当たりの感覚が著しく欠如している人がいます。なので、そういうヤツらがおカネの話を出した時はよほど注意しておかないとハマります。
Re:訴訟よりも買収 (スコア:0)
>長期的な視野に立った場合、利用者には適正な価格を、
>製造者には適正な報酬をもたらす事ではないかと考えます。
># 思慮深いRMSの事ですから
># 実は既にどこかでそういう
Re:訴訟よりも買収 (スコア:0)
公正な市場競争がおこなわれれば、利用者にも製造者にも適正な利益をもたらすというのは、ある意味アメリカ人の多くが持つイデオロギーなので、 そこを考慮に入れて解釈すれば
Re:訴訟よりも買収 (スコア:0)
>正当な見返りが得られるように価格を設定するべきなのです。
共産主義者が昔そういっていたなあ…