(1)Yaleの方の原典:Suggested Links between Different Types of Dementias: Creutzfeldt-Jakob Disease, Alzheimer Disease, and Retroviral CNS Infections
A clinical series with 13% of Alzheimer actually CJD [cyber-dyne.com]にて公開されているフレーズは "In our own neuropathological material, in 46 cases diagnosed clinically as AD [(Alzheimer's)], 6 cases were proven to be CJD at autopsy [13%}." ですが、 それを引用したと思しきMad cow infection could be in Canadian beef but not detected [mad-cow.org]では、 In a Yale University study, autopsies were done on 46 patients who died with possible Alzheimer's, and six turned up to be cases of vCJD, he said. ということになってます。
それを引用したと思しきMad cow infection could be in Canadian beef but not detected [mad-cow.org]では、 In another study at the University of Pittsburgh, autopsies revealed three undiagnosed cases of vCJD among 55 patients who had died with symptoms of dementia, he said. ということになってます。
どれが? Yaleのやつは書いてる通りWeb上には見当たらないので、原典に当たりたければ自力で取り寄せてくれ。 Web上の「Suggested Links between Different Types of Dementias: Creutzfeldt-Jakob Disease, Alzheimer Disease, and Retroviral CNS Infections」は どのサイトもあのフレーズしかないみたい。
アメリカの牛がそんなに危険なら… (スコア:1)
この件については、リスク評価の第一人者である中西準子は 「米国輸入牛肉のリスク:プリオン専門調査会は解散した方がいい」 [nifty.com]でこう述べています:
なぜかウケの悪い中西準子 (スコア:0)
お疲れ様です。こういう場に中西準子氏を持ち込む人は、いつも決定打のつもりで出すんですが、なぜかいつも全然支持されませんねえ。スラドでも2chでも。
いや、なぜかじゃありませんね。環境リスク学の予備知識のない人が、彼女の意見を目にしてまず感じるのは、違和感だと思います。素直な現状認識に反する内容が多すぎるんでしょう。リフレ派の現状とダブって見えて、物悲しいです。
中西準子氏の紹介文としては、YNU(横浜国立大学広報)第2号インタビュー(2000.10.18) [nifty.com]が一番いいと思います。これを読むだけで、これは大した人だなあと私は思いました。
余談
Re:なぜかウケの悪い中西準子 (スコア:1)
当っていないように思います。
引用は、読者の実感に訴えて納得させようとする文章です。
しかし、この手法では例えば次のようなインチキを述べることも可能です:
「体長 1cm のアリを 1m の高さから落とすことは、
人間を身長の100倍の高さ (およそ 170m) から突き落とす
のと同じくらい深刻なダメージを与える。」
このウソに反論するにはいくらか力学の素養が必要です。
そういう、たとえ自分の思ったことでも斜めから見直してみる
という作業をこの筆者は怠ったのではないかと、疑っております。
「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
元コメントのAC [srad.jp]です。どうも書き方がまずかったので、少し長く補足させてください。
スラドの議論の特徴は、基本的にコメント本文が勝負で、本文に興味がなければ、誰もリンク先は読まないということです。ところが環境リスク学は、一つのコメント欄だけで語れるほど分かりやすい学問ではない。勢い、コメントは断片的な内容になってしまい、それに対する反応は批判ばかりということになりがちなのです。
しかし、それだと今までここに書いたことは自己満足で終わってしまう。何とか「環境リスク学」とは何か、その概要だけでも語ってみようと思います。
まず、vnさんの868172 [srad.jp]における批判は見事に正しくて、中西氏の見積もりはこ
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
その割には政治、政策に対する理解が決定的に欠けてるよ。
政策は論理的に正しければそれだけでいいわけじゃない。
あと、この手の学問の宿命かもしれないが、どうとでも解釈できるファクターが多いよな。
その中でも、環境リスク学って特に、自説に都合のいい解釈だけを取捨選択しているが。
でもね、↓はあまりにもバカっぽいのでやめた方がいいよ。
>他の予算で救われたはずの人命が失われてしまうからです
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
確かにその通りだとは思いますが、そこまでを中西氏の仕事にする必要もないと思います。情報が不足していて、完全な意志決定のできない状況において、リスク評価は大きな助力になります。彼女にはそれを提供してもらえば十分かと。
すみませんが、具体例を教えて頂けないでしょうか?産業優先でも環境原理主義でもない現実路線として、いい線行っていると思っていましたが。もしかして例の、米国にはvCJD患者が50
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
それでは「現実の政策決定のための方法論」にならないですよ。
プリオン委員会と同等以下ぐらい。
現状、中西氏以外で目覚しい活躍をしているヒトがいないのは仕方がないですが、
現実の政策論に落とし込む役割を担う人材がいてこその「方法論」ではないかと。
>産業優先でも環境原理主義でもない現実路線として、いい線行っていると思っていましたが。
たしかに中道路線であり、どちらかに寄ってる問題に対する警鐘としては意味はあるのかもしれませんが、
常に結論ありきでしかないのが残念です。
もっと予防原則の方にウェイトを置くべきでは
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
それは官僚、政治家、コンサルタントの仕事であり、学者はもっと価値中立的な仕事に留まった方がよいと私は思いますが、その基準は人それぞれだと思いますので譲ります(中西氏自身、従来のがアカデミズムから同様に批判されていますし)。しかし、中西氏にそういう政治センス、政治力を求めるのは、無理だと思います。もしそんなものがあったら、2
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
については若干異論はあるが、まあ置いておくとして、
その大々的に対策が実施された後に「いやぁ、あれは正しくないっすよ」ではなく、
実施される前に先手を打たねば意味がない(浪費は戻らない)ので、
「もっと予防原則の方にウェイトを置くべきではないか」という主張です。
>その原典を教えていただけませんか?
Yaleの方はWeb上で探してみましたが公開されてないようです。
各自お取り寄せ願います:-)
Web上だけで確認したい方は以下をどうぞ。
(1)Yaleの方の原典:Suggested Links between Different Types of Dementias: Creutzfeldt-Jakob Disease, Alzheimer Disease, and Retroviral CNS Infections
A clinical series with 13% of Alzheimer actually CJD [cyber-dyne.com]にて公開されているフレーズは
"In our own neuropathological material, in 46 cases diagnosed clinically as AD [(Alzheimer's)], 6 cases were proven to be CJD at autopsy [13%}."
ですが、
それを引用したと思しきMad cow infection could be in Canadian beef but not detected [mad-cow.org]では、
In a Yale University study, autopsies were done on 46 patients who died with possible Alzheimer's, and six turned up to be cases of vCJD, he said.
ということになってます。
(2)Pittsburghの方の原典はおそらくDiagnosis of dementia: Clinicopathologic correlations [organicconsumers.org]
それを引用したと思しきMad cow infection could be in Canadian beef but not detected [mad-cow.org]では、
In another study at the University of Pittsburgh, autopsies revealed three undiagnosed cases of vCJD among 55 patients who had died with symptoms of dementia, he said.
ということになってます。
福島氏が参考にしているのは後者なわけですが、いつの間にかCJDがvCJDになってたりします。
15年前にvCJDの概念がなかっただけというオチはあるかもしれませんけどね。
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
ソースをありがとうございます。やはりCJDでしたか。しかし、あまり信頼できるサイトには見えないのですが。
現在の米国では、BSE専門家で、数十万人の(v)CJD患者の存在を信じる人はほとんどいないわけですが、これはなぜだと思われますか?逆にあなたは、その可能性をある程度高く見積もってしておられるようですが、それはなぜでしょうか?
あと、
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
>しかし、あまり信頼できるサイトには見えないのですが。
どれが?
Yaleのやつは書いてる通りWeb上には見当たらないので、原典に当たりたければ自力で取り寄せてくれ。
Web上の「Suggested Links between Different Types of Dementias: Creutzfeldt-Jakob Disease, Alzheimer Disease, and Retroviral CNS Infections」は
どのサイトもあのフレーズしかないみたい。
>現在の米国では、BSE専門家で、数十万人の(v)CJD患者の存在を信じる人はほとんどいないわけですが
米国の真のBSE専門家って誰で
Re:「環境リスク学」とは何か (スコア:0)
丁寧なコメント、ありがとうございます。今回の内容で、やっとあなたの主張が、ある程度理解できました。賛成はできませんが。
今日は多忙なので、すみませんが明日中には何とか返信します。もう見ていないかな。
パワーゲーム的世界観と経済学 (スコア:0)
遅くなってすまない。家のPCが壊れたためだ。これは職場でこっそり書いている。あと、ここからは敬語は使わない。読み返して自分で鬱陶しくなったからだ。もうどうせあなたも読まないだろうし、気を使っても仕方がない。ここに書くのは、約束をしたからということと、私の考えをまとめるためである。
私があなたと話をしたのは、世の一部が中西準子氏を批判する理由を知りたかったからだ。彼女に対する批判にはまともなものがない。しかし、それは私の誤解かもしれない。上手くすれば、視点を変えて正当な批判として受け取れるのかもしれない。上手くしなくても、