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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
銀塩の今後 (スコア:4, 興味深い)
キヤノンよりニコンが先に…というのはそれほど意外でもないような)
銀塩フィルムが残る分野ってなにかあるかなあ。映画撮影、天体撮影、
全部デジタル化の方向にありそうな感じ。
X線撮影(いわゆるレントゲン)のデジタル化はちょっと遅れているかな。
面積小さい歯科の分野ではもうデジタルになっているところがありますね。
すぐに結果が出てくるし、被曝も少なくていい感じ。
Re:銀塩の今後 (スコア:1)
一度現像してしまえば、メモリーカードやCDよりもネガフィルムの方が経時劣化や環境からの影響には強いですから、長期保存が必要なユーザは銀塩を捨てられないのではないかな。
とはいえ、デジカメのデータを紙やフィルムなどの耐久性のある媒体に焼き付ける値段が未現像のフィルムから紙焼きするのと同じくらいかそれ以下になったら、
銀塩に拘っていたユーザが一気にデジカメに移行しそうな感じはしますけど、それを差し引いても長期保存が必要な写真にデジカメはまだまだ使いにくいと思いますよ。
劣化するのはメディアであって、データではありません (スコア:1)
だと思いますが…。
アナログデータは、媒体≒記録データであり、媒体の劣化とともにデータも
劣化していきますが、デジタルデータの場合はメディア寿命によってデータの
寿命は決まりません。
私はほとんど最古(DC-1の頃)のデジカメデータも、ン十年前の銀塩フィルムも
持っていますが、デジカメデータの方が長生きすると思います。
どんなに慎重に保存してもフィルムは劣化していきます。もちろんデジカメデータを
保存しているメディアも劣化していくでしょうが、FPD→CD/HDD→DVD/HDDと
どんどんコピーしているのでデータの損失はありません。
また、仮に私の家が火事になったら、フィルムは焼失すると思います。しかし
デジカメデータは生き残るでしょう。(ディザスタリカバリってほどのものでも
ないけど、複数箇所にコピーを保存してる)
Re:劣化するのはメディアであって、データではありません (スコア:1)
例えば10年前のデジカメの画像が現在、果たして使うに耐えるかといわれると…でも10年前のフィルムは現在の技術で加工しなおせば…みたいな…その分破損には弱いんですが…>アナログ
本当に良いものを長期保存するならアナログ状態で保存する手法を考えたほうがいいんぢゃないかな、と考えてます。
Re:劣化するのはメディアであって、データではありません (スコア:1)
>でも10年前のフィルムは現在の技術で加工しなおせば…
このあたりは保存性の問題ではなくて、スペックの問題なのでは。10年前の
デジカメ画像が悪いのは、10年という時間で劣化したわけではないですよね。
当時のデジカメの画質が銀塩に比べて低かった、ということだと思います。
だから、「現在のデジカメは銀塩フィルムを代替しうる性能があるのか」という
論点であれば、おっしゃることは分かります。
ちょっと論点がぼやけてきたようなのでまとめると:
- デジタルメディアはアナログメディアより保存性が劣る?
データそのものの永続性と、メディアの保存性という点で議論が変わります。
ちょっと別にまとめます。
- データそのものの永続性
データの永続性という点においては、デジタルデータの有利な点は異論が
ないかと思います。原則としてコピーで劣化しないデジタルデータは、
メディア寿命の制約から解放されているのですから。
何人かの方が指摘している通り、維持していくコストはかかりますが、
それはアナログデータをできるだけ長時間保存しようとしたときにも付き
まとう問題です。しかもデジタルでは、現在はメディアの容量単価が非常
に低くなっているため、以前よりも維持コスト(手間を含む)は格段に
下がっています。
- メディアの保存性
「一般的には」、アナログメディアの方がデジタルメディアより長期間の
保存に耐えるという点については同意します。それは、デジタルメディアは
世代交代が早い、壊れやすい(高密度に記録される傾向があることも一因)
…等の理由があるでしょう。
しかし、どちらかというとこれは経験則に属するもので、本当に「デジタル
メディアは壊れやすいし廃れやすい。アナログメディアは多少劣化しても
読めるし、将来に渡って読み出せる」という前提が正しいか、という点は
慎重に検討する必要がある(少なくとも、無条件に適用できる法則ではない)
と私は考えています。
1つ反例を挙げると、ソニーがCDプレイヤーを初めて商品化したのが1982年
です。
同じ年に、コダックが大々的に発売したカメラがあります。派手に宣伝して
いたので記憶にある方もいらっしゃるでしょうが、ディスクカメラです。
机の引き出しから当時のCDとディスクフィルムが出てきたとして…。CDは、
(20年以上昔だとちょっと微妙なラインですが)保存が悪くなければ手持ちの
DVDプレイヤーででも再生できるでしょう。しかし、ディスクフィルムはどう
でしょう。
まあこれはちょっと極端なケースではあります。現在の135フィルムはあまり
に広く普及しているため、すぐに使えなくなるとは思いません。
しかし、(ポジフィルムやプリントはともかく)ネガが遠い将来に渡って利用
できるか、というと、銀塩が縮小傾向にあるということを考慮すると、疑問符
をつけざるを得ません。
もう一つの方の…
- 現在のデジカメは銀塩フィルムを代替しうる性能がある?
こちらについては、ちょっと発散するので別の機会に…。
# 言いたいことある人多そうだし。:-)
Re:劣化するのはメディアであって、データではありません (スコア:0)
透過光の像を何らかの方法でスキャンして、後は反転補正をかけるだけ、という原理さえ理解していれば、
アマチュアの工作ですら読み取れる可能性が高いと思いますが。
勿論CDにしても、ピットの列を何らかの方法でスキャンして、
後はデコードするだけ、という知識があれば
やはりアマチュアでも読めるでしょうけれど、
敷居はフィルムの方がずっと低いのではないでしょうか。
その一方で、フィルムを読み取った結果はおそらく、
今我々が紙に焼いて得られるものとはまるで違うはずなのに対し、
デジタルデータは読み取ることさえできれば
全く劣化しないという違いもあるでしょうけどね。
デジタルデータを我々が見聞きできる形に D/A 変換した結果は、
やはり違ったものになるだろうとしても。
Re:劣化するのはメディアであって、データではありません (スコア:1)
CD-R/DVD-Rにしても、スマートカードの類にしても、長くて10年単位の寿命しか考えられていない訳で、実際には相当環境に気をつかわないと数年でビット落ちが始まる場合が少なくない訳で…
# 特にDVD-Rは劣化が早い
しかもデジタルメディアの場合、一気に劣化の結果が見える場合が多いですからね(;´Д`)
貴重な情報はフィルムや紙焼きやダンプリスト(^_^;)などの可読性の高い状態で固定しておく必要がまだまだあると思いますよ。
Re:劣化するのはメディアであって、データではありません (スコア:0)
アマチュアの自己満足のための銀塩フィルムが「貴重な情報」かっていうと。