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一方、SALTと同様の (先に提案された) 規格として、W3CのVoiceXML Forumで標準化が進んでいるVoiceXMLもあり、先日Ver2.0のワーキングドラフトが公開されました。
「W3C の VoiceXML Forum」という表現は違います. VoiceXML は,もともと VoiceXML Forum という W3C とは独立した組織で検討され,1.0 仕様が策定されました.この内容は W3C に submit され,Note として公開されています. (W3C で submission というのは,メンバー団体が策定した仕様を「ご参考」という形で提出することで,その結果公開されたものは Note という位置づけになります.Note は W3C の標準仕様ではありません.)
その後,仕様の検討作業が W3C の Voice Browser Working Group に移管され,2.0 仕様が Working Draft として公開されたのです. VoiceXML Forum 自体は,VoiceXML の普及活動を行う団体として存続しています.
ついでに言えば,XHTML+Voice [w3.org] という関連仕様 (これも Note) もあります. これは,XHTML と VoiceXML とを 組み合わせて使う使い方を決めたもので, 画面表示と音声対話とを同時に行うことが可能になります.
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
VoiceXML の記事修正 (スコア:3, 参考になる)
「W3C の VoiceXML Forum」という表現は違います. VoiceXML は,もともと VoiceXML Forum という W3C とは独立した組織で検討され,1.0 仕様が策定されました.この内容は W3C に submit され,Note として公開されています. (W3C で submission というのは,メンバー団体が策定した仕様を「ご参考」という形で提出することで,その結果公開されたものは Note という位置づけになります.Note は W3C の標準仕様ではありません.)
その後,仕様の検討作業が W3C の Voice Browser Working Group に移管され,2.0 仕様が Working Draft として公開されたのです. VoiceXML Forum 自体は,VoiceXML の普及活動を行う団体として存続しています.
ついでに言えば,XHTML+Voice [w3.org] という関連仕様 (これも Note) もあります. これは,XHTML と VoiceXML とを 組み合わせて使う使い方を決めたもので, 画面表示と音声対話とを同時に行うことが可能になります.
Re:VoiceXML の記事修正 (スコア:1)
誤りのご指摘ありがとうございました。参考になります。
# 標準化関連はややこしい…,なんて言い訳になりませんね。すいません。
お礼ついでに。
VoiceXMLとSALTについて解説したページ [fujitsu.com]がありました。
リンク先でも解説されてますが,VoiceXMLは元々,電話での音声応答ダイアログを記述するために検討されたという背景があります。そのため,より自由度の高い応答や,音声以外も扱えるマルチモーダルな記述言語への要望が高まっています。W3CでもMultimodal Interaction Activity [w3.org]で検討されていますし,国内でもマルチモーダル記述言語XISL [tut.ac.jp]などが研究されているようです。この辺の動きにも注目したい所です。
VoiceXMLの標準化に参加している研究者の方が,以前(昨年),「VoiceXMLの標準化がゴタゴタしているので,研究者としてはその間に一歩先を見据えた提案をしないと」と仰ってました。標準化には苦労がつきものなんですね…。
Re:VoiceXML の記事修正 (スコア:1)
# 恥の上塗り…。