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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
誇れる仕事をしてみたいです (スコア:4, すばらしい洞察)
ワークライフバランスという考えが最近流行っているが、タレこみはまさにこの逆にあたる。
仕事に何を求めるか?その答えによってその人の行動が変わるのだろうけど、単純に給料という結果のみを重要視しているなら仕事に魅力は少なくなる。
逆に、仕事に遣り甲斐を感じていた人が、昔、多かったのだろうと思う。
今のように物が溢れて何でもお金で買えるようになってしまうと、作ったりサービスしたりという行動に価値観がなくなり自分の生活、自分自身にのみ力を注ぐという事になるのだろう。
新型うつの方にも、もう少し自分の仕事に誇りを持てるようになってもらいたいものです。
Re:誇れる仕事をしてみたいです (スコア:2, 興味深い)
> 逆に、仕事に遣り甲斐を感じていた人が、昔、多かったのだろうと思う。
「単純に・・・」って 切って捨ててるけど、それが一番大きな要素です。
「戦後最長の景気回復期間」とまで言われた、この春までの「好景気」は給料には反映されていません。
多数の人の仕事の給料の絶対額が安いだけでなく、
「所属している組織ダケが儲かって、従業員には見返りが無い」という状態が
仕事への魅力を失わせているんです。
かつての従業員の給料は、額面としては今より安かったし、
インフレでの上昇分を引いても、なお安かったかもしれない。
しかし、同時に「国も 所属してる企業・団体も貧しいから、こんなものか」というコンセンサスと
「会社が儲かれば、給与も上がる/分捕ってみせる」という 状況がちゃんとあったのです。
それが失われ、若年世代では「努力しようがしまいが、派遣社員/フリーター」、
「正社員にもぐりこめても、サビ残と過剰労働、あげくに出世すれば 名ばかり管理職」という現実を前に
仕事への遣り甲斐なんてものがあると考える方が異常です。
> 今のように物が溢れて何でもお金で買えるようになってしまうと、
消費への圧力は大きいですが、そのための「お金」がありません。
20代の自動車離れに象徴されるように、「モノが溢れて、お金で買える」ということは
「せっかく稼いだ金を 企業に収奪される」というコトに気付いた人が増えているということです。
「仕事中はウツ」なんて 当然です。
自分の価値を絶えず「安く、安く、安く」買い叩かれ、どんな成果も企業ダケが占有するのですから。
「自分がムリヤリやらされている、この残業。
これをみんなが 断れば、日雇い派遣にも正社員になれる、
その先では失業者が雇用にありつけ、ホームレスが野垂れ死にしないで済む。
それでも、今オレが断れば 俺がホームレスになる」
こういう奴隷市場でウツにならない方がよほど無神経な人間でしょう。