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コーナーとしては医者に「もう治療は無理」と言われてしまったがん患者を「がん難民」として、最新治療情報をもって治療してくれる医者を捜すというマッチングをボランティアでやっている元医師の姿を追ったもので、それ自体はまぁそんなものか、という印象でした。
ただ、患者を連れていた先のひとつで施していたホメオパシーを比較的目立つように紹介していたのは確かです。
それよりも、コーナーそのものよりスタジオに戻ってメインキャスターが「良いものを紹介した」という表情でまだ科学的な裏付けが出ていないことに対する配慮などにはまったく言及しなかったことの方が気になりました。
当のメインキャスターは、その数日前、体細胞クローンにより生まれた牛や豚の安全性に関するニュースで学識経験者で構成される委員会で「問題なし」とされたことに憤りを見せ、不安を払拭するには裏付けがまだまだ必要と言っていたにも関わらずです。
同じにできないテーマだとは分かっていますが、この偏りには単なる不勉強や無理解を通り越して、視聴者を誘導しようという意図が見えるようで不愉快な気持ちになりました。
それよりも、コーナーそのものよりスタジオに戻ってメインキャスターが「良いものを紹介した」という表情でまだ科学的な裏付けが出ていないことに対する配慮などにはまったく言及しなかったことの方が気になりました。当のメインキャスターは、その数日前、体細胞クローンにより生まれた牛や豚の安全性に関するニュースで学識経験者で構成される委員会で「問題なし」とされたことに憤りを見せ、不安を払拭するには裏付けがまだまだ必要と言っていたにも関わらずです。
これらは相反する態度ではなく、科学に対する不信、自身を含めた一般人の直感的判断に対する信頼という点で共通するものではないでしょうか。もちろん、キャスター個人的には、そのようなことを言えば大衆の支持が得やすいという計算だけなのかもしれませんが。
>これらは相反する態度ではなく、科学に対する不信、自身を含めた一般人の直感的判断に対する信頼という点で共通するものではないでしょうか。もちろん、キャスター個人的には、そのようなことを言えば大衆の支持が得やすいという計算だけなのかもしれませんが。
確かにそうした大衆におもねる姿勢というのはマスコミにままあるものではあるのですが、バラエティーやドラマであればともかく、報道というくくりの中では一般的な感覚に流されるのではなく、万一それが間違っていたら正すくらいの気概を持って、真実と事実を公正な立場で伝えるべきと考えています。
まぁ正直、そんな過大な期待も今のマスコミには持っていないのですが、それでもあるべき姿をこのようなところにでも言っておかなければいけないのかな、ということを選挙を棄権しないくらいには続けていきたいなと。
10~15年前ぐらいまでは、ニュース、報道といえばTV局の中でもきちんとまじめに検証して製作するのが一般的でした。バラエティ関係のプロデューサーが口を挟めないモノでした。
しかし、今ではその辺の垣根は無くなって来てます。報道風エンターテイメントとでも言うような製作方針ですね。
>報道風エンターテイメントとでも言うような製作方針ですね。
実況アナウンサーがニュースキャスターやってんだから、そりゃエンターテインメントだろうよ。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
たまたま観ていました (スコア:5, 興味深い)
コーナーとしては医者に「もう治療は無理」と言われてしまったがん患者を「がん難民」として、最新治療情報をもって治療してくれる医者を捜すというマッチングをボランティアでやっている元医師の姿を追ったもので、それ自体はまぁそんなものか、という印象でした。
ただ、患者を連れていた先のひとつで施していたホメオパシーを比較的目立つように紹介していたのは確かです。
それよりも、コーナーそのものよりスタジオに戻ってメインキャスターが「良いものを紹介した」という表情でまだ科学的な裏付けが出ていないことに対する配慮などにはまったく言及しなかったことの方が気になりました。
当のメインキャスターは、その数日前、体細胞クローンにより生まれた牛や豚の安全性に関するニュースで学識経験者で構成される委員会で「問題なし」とされたことに憤りを見せ、不安を払拭するには裏付けがまだまだ必要と言っていたにも関わらずです。
同じにできないテーマだとは分かっていますが、この偏りには単なる不勉強や無理解を通り越して、視聴者を誘導しようという意図が見えるようで不愉快な気持ちになりました。
Re: (スコア:1, 興味深い)
これらは相反する態度ではなく、科学に対する不信、自身を含めた一般人の直感的判断に対する信頼という点で共通するものではないでしょうか。もちろん、キャスター個人的には、そのようなことを言えば大衆の支持が得やすいという計算だけなのかもしれませんが。
Re: (スコア:1)
>これらは相反する態度ではなく、科学に対する不信、自身を含めた一般人の直感的判断に対する信頼という点で共通するものではないでしょうか。もちろん、キャスター個人的には、そのようなことを言えば大衆の支持が得やすいという計算だけなのかもしれませんが。
確かにそうした大衆におもねる姿勢というのはマスコミにままあるものではあるのですが、バラエティーやドラマであればともかく、報道というくくりの中では一般的な感覚に流されるのではなく、万一それが間違っていたら正すくらいの気概を持って、真実と事実を公正な立場で伝えるべきと考えています。
まぁ正直、そんな過大な期待も今のマスコミには持っていないのですが、それでもあるべき姿をこのようなところにでも言っておかなければいけないのかな、ということを選挙を棄権しないくらいには続けていきたいなと。
Re:たまたま観ていました (スコア:1, 興味深い)
10~15年前ぐらいまでは、ニュース、報道といえばTV局の中でも
きちんとまじめに検証して製作するのが一般的でした。
バラエティ関係のプロデューサーが口を挟めないモノでした。
しかし、今ではその辺の垣根は無くなって来てます。
報道風エンターテイメントとでも言うような製作方針ですね。
Re:たまたま観ていました (スコア:2, すばらしい洞察)
>報道風エンターテイメントとでも言うような製作方針ですね。
実況アナウンサーがニュースキャスターやってんだから、そりゃエンターテインメントだろうよ。