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私は議員ってのは選挙民の統計的サンプルだと考えています。
実際、世の中、ちょっと反論を受けると「理屈を言うな!」と言い出して怒り、あるいはブスっと黙り、あるいは作り笑顔で「喧嘩はやめよう」と言い出し、(どれになるかは人間関係次第)といったように様々な手段で議論を回避するヒトは珍しくないわけです。(というか議論が成立する相手のほうが貴重)
そういう日本の世間の平均に対して、標本たる日本の議員の皆様は良くも悪くも見事にそのあり様を体現しておられるなと思う日々なわけです。
意見を世に出すだけなら平均から外れたヒトでも可能なのですが、議員になるヒトは選挙という平均化の過程を潜り抜けないといけないので。
「製造業はもう労働者を養えないので農業・畜産業に強制就労させるべき」
それってどこのそのまんま東?
参考:http://sankei.jp.msn.com/politics/local/071129/lcl0711292124005-n1.htm [msn.com]
彼は徴兵制の復活に関する主張を批判され、それを釈明をしようとして徴農制とでもいうべき主張を持ち出しました。
もっとも彼は既得権益を持ってる現役年代には遠慮してまして、徴募&強制就労対象はまだ選挙権のない次世代、つまり未成年の高校生に限定で、目的は「教育」ということにしたいようです。が、農業の人手不足を理由に挙げていますので本人の希望は無視して働かせる気は満々です。(まぁ「研修」と称して海外からヒトを連れてきて安く働かせる制度は既にありますから、教育と称して労働させるのは目新しい手口ではないですね。)
ちなみに個人的には、この「徴農制」へ昨今の高校生へのボランティア強制話(安倍政権の時とかに出てた)の話が結びついたりしないかしらと危惧していたり。
もし、そうなると授業の一環で授業料を払いながら無給で強制就農という使う側にはコスト的に超ムシのいい事態が実現してしまいますからね。
昨今の「教育」と名がつけば何をしてもいいかのような、政治家の思い込み無責任放言がそのまま「教育政策」に化ける様子を見ていると本気でやりかねんと心配になります。
ホント、こういう心配が杞憂で終わるくらい世の中がマットウであることを祈るばかりです。
…オイオイ、偏差値って…。大体何のテストでもってそれを判定する気なんだ。
「どの格闘家が最強か?」という昔ながらの話題に対する解答の一つに「ルールが最強を決める。」ってのがある。どんなテストを行うかがどんな奴が好成績を収めるかを決める。なので例えば大学試験のための模試は大学の入試への通りやすさの目安にはなるが別に職業適性試験じゃないので農業や介護に向いた人材であるかどうかの目安にはならん。
向いてない奴、興味のない奴に強制しても生産性は上がらない。気のない奴にやらせても手を抜かれて品質が落ちるのがオチだ。例えば老人介護なら放置や虐待しそうだし、農業なら農薬を使いすぎたり、世話や収穫で不注意に作物を傷つけたり汚染したりしそうだ…。
(年齢構成と公平性に関する話は別のコメントがあるので省略)
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
一議員の書簡? (スコア:0)
もちろん事前に支持者の賛同は確認しているのでしょうが。
日本だとせいぜいテレビで発言するくらいで、
個人が書簡にしたためて特定の企業宛てに送付したりはしないですよね。
その点に日本との違いを強く感じます。
日本の議員は、個人の意見より政党の人気を優先しますから……。
最も、どちらが良いのかは微妙なところですね。
あまりやり過ぎると企業を委縮させてしまいますし、
一議員の暴走が社会全体に影響を与えることになりますし。
Re:一議員の書簡? (スコア:0)
企業の社会的責任としての雇用の維持は、
保守派がもっと強く意見を言っていいと思います。
今は内部留保減らしてでも雇用を維持しろよ、とね。
ただ、製造業が大量の雇用を抱える構造のままで、
今この不況さえ乗り切れば安定した社会が戻ってくる、
とも思えないわけで、ここはひとつ、愛国心溢れる政治家から
「製造業はもう労働者を養えないので農業・畜産業に強制就労させるべき」
みたいな過激な意見が出ないかな、とwktkしているのですが、
過激な意見自体は世に溢れていても、
議員としてその手の発言するヒトは少ないですね。
まぁ、思っていても発言しない、と言う議員は少なくないと言うか、
議論になりそうな意見は地元講演会だけでこっそり話して、
議論になったら即撤回、なんて事はよくありますが、
# そんなに議論するのが嫌なのかなぁ...
議論回避の姿勢 (スコア:3, おもしろおかしい)
私は議員ってのは選挙民の統計的サンプルだと考えています。
実際、世の中、ちょっと反論を受けると「理屈を言うな!」と言い出して怒り、あるいはブスっと黙り、あるいは作り笑顔で「喧嘩はやめよう」と言い出し、(どれになるかは人間関係次第)といったように様々な手段で議論を回避するヒトは珍しくないわけです。(というか議論が成立する相手のほうが貴重)
そういう日本の世間の平均に対して、標本たる日本の議員の皆様は良くも悪くも見事にそのあり様を体現しておられるなと思う日々なわけです。
意見を世に出すだけなら平均から外れたヒトでも可能なのですが、議員になるヒトは選挙という平均化の過程を潜り抜けないといけないので。
Re:一議員の書簡? (スコア:2, 興味深い)
「製造業はもう労働者を養えないので農業・畜産業に強制就労させるべき」
それってどこのそのまんま東?
参考:http://sankei.jp.msn.com/politics/local/071129/lcl0711292124005-n1.htm [msn.com]
彼は徴兵制の復活に関する主張を批判され、それを釈明をしようとして徴農制とでもいうべき主張を持ち出しました。
もっとも彼は既得権益を持ってる現役年代には遠慮してまして、徴募&強制就労対象はまだ選挙権のない次世代、つまり未成年の高校生に限定で、目的は「教育」ということにしたいようです。
が、農業の人手不足を理由に挙げていますので本人の希望は無視して働かせる気は満々です。
(まぁ「研修」と称して海外からヒトを連れてきて安く働かせる制度は既にありますから、教育と称して労働させるのは目新しい手口ではないですね。)
ボランティア強制 (スコア:1)
ちなみに個人的には、この「徴農制」へ昨今の高校生へのボランティア強制話(安倍政権の時とかに出てた)の話が結びついたりしないかしらと危惧していたり。
もし、そうなると授業の一環で授業料を払いながら無給で強制就農という使う側にはコスト的に超ムシのいい事態が実現してしまいますからね。
昨今の「教育」と名がつけば何をしてもいいかのような、政治家の思い込み無責任放言がそのまま「教育政策」に化ける様子を見ていると本気でやりかねんと心配になります。
ホント、こういう心配が杞憂で終わるくらい世の中がマットウであることを祈るばかりです。
Re: (スコア:0)
もちろんその間の授業料は免除、最低限の日当を支払ってもいいでしょう。
卒業後は介護士などの資格取得を優遇するとか農地を貸与するとか。
たぶん全体の学力も向上するし、勉強するだけ無駄な層のニート化もある程度防げますよ。
Re:ボランティア強制 (スコア:1)
…オイオイ、偏差値って…。大体何のテストでもってそれを判定する気なんだ。
「どの格闘家が最強か?」という昔ながらの話題に対する解答の一つに
「ルールが最強を決める。」ってのがある。
どんなテストを行うかがどんな奴が好成績を収めるかを決める。
なので例えば大学試験のための模試は大学の入試への通りやすさの目安にはなるが
別に職業適性試験じゃないので農業や介護に向いた人材であるかどうかの目安にはならん。
向いてない奴、興味のない奴に強制しても生産性は上がらない。
気のない奴にやらせても手を抜かれて品質が落ちるのがオチだ。
例えば老人介護なら放置や虐待しそうだし、農業なら農薬を使いすぎたり、
世話や収穫で不注意に作物を傷つけたり汚染したりしそうだ…。
(年齢構成と公平性に関する話は別のコメントがあるので省略)
Re: (スコア:0)
農村に行くと、若い人はお年寄りを養って当然という考え方があります。
彼らが若いときにしてきたことを、いまの若い人達に求めているのではありますが、これは農村で育っていない人には、受け入れられないことでしょう。
これが年齢分布の偏りによって、養ってあげるというよりは、搾取されるというレベルになってしまっています。
高齢者の人数に対して十分に多数の若者がいればよいのですが、日本の農業は農家一軒ずつの規模が小さいので、十分に多数の若者にとって十分な農地がありません。
ですから、農地がたくさんあって、にもかかわらず高齢者の人数が少ない、そういう過疎の地域が有望ではあるのですが、もともとの住民に取っては村や町の乗っとりに等しいわけですから、難しいものです。
過疎がさらに進んで住民が誰も居なくなるのを待って、入植ということになるかと思います。