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台湾勢+ELPIDA+Micronで対キムチ戦線だな。これしかない。
エルピーダの2008年度第3四半期の決算を見たが、もう絶句...
売上高:618億円営業損益:579億円の赤字純損益:723億円の赤字
売上高よりも赤字がデカイなんて、倒産目前もいいとこ。そんな会社と心中覚悟で統合してくれる会社なんてあるのか?
> 裏返せば儲かる時にはボロ儲け出来ると言うこと
ここ [nikkeibp.co.jp]とかここ [mycom.co.jp]を見る限り、エルピーダが今回の赤字よりも大きな営業利益を出したことはないのだが、いったいどこの会社の話?
なんか変な話になってるけど、メモリ屋というのはスケールメリットと投資力で力押ししなきゃいけない業種なわけで、いま各社は無酸素呼吸運動の体力勝負をやってる最中なんですよ。# だから赤字をギリギリまで増やして# その分設備投資をやってる。
最終的に残った数社(または1社)が次の技術的ブレイクスルーまでにどれだけ投資を回収できるかは別として、図体をでかくする要求はどの会社にもあります。# いざというとき「潰すに潰せない」規模に# してしまえという意図ももしかしたらあるかも。
> 各社は無酸素呼吸運動の体力勝負をやってる最中なんですよ。競合他社をつぶすために、莫大な赤字を出しても値下げして販売することはダンピングに該当するのだが。そうやって無理やり競争に生き残っても、借金の返済で青息吐息、儲かるのは金を貸した銀行や金融機関。
# やっぱりスラドって経済オンチが揃ってるね。
楽々返せるぐらい高く売ればいいだけですよ。競争相手は軒並み死んだ後なんだから。
>競合他社をつぶすために、莫大な赤字を出しても値下げして販売することはダンピング
まあ、実際に10年前から 日 [nikkeibp.co.jp] 米 [nikkeibp.co.jp]共にダンピングだと指摘してきたわけだ。ダンピングしてるとハッキリ当事者が認めるわけ無いし、自動車や鉄鋼ほど重大に見られてこなかった。
>そうやって無理やり競争に生き残っても、借金の返済で青息吐息、儲かるのは金を貸した銀行や金融機関
その構造は、競争に勝ち、借金返済可能な位に企業と市場が持続しているという条件があること前提。半導体市場に夢を持って貸せる訳でなく、返せる見込みがあるから貸しつけているだけだからねえ。
しかし、実際はそこまでした挙句に無理がたたっていた所に世界不況が襲
ホントにズレてるなぁ。
これが意図的に安く売ってるならダンピングで話は終わりなんですよ。でも実際には、需要が盛り上がらなかったのに工場は止められないから、安く売る以外にどうしようもないわけです。
一方、これまでの経験的な(という考え方自体がバブリーな気はするけど)知識から、投資をガンガンやってプロセス細かくしてダイ小さくしないと商売にならなくなるのが目に見えてるわけです。# その意味で(#1527795)の指摘はすごく適切
それと金融機関が儲かるかどうかは、貸した金が返ってくるかどうかで決まります。体力尽きて倒産したら共倒れもありえるので。# 政府が介入したりうんちゃらということはあるにせよ
(#1527989)のAC
そうして採算性が上がると、またぞろゾンビや新規プレイヤーが現れて過当競争に。まあどの業界でもある事だけど、サイクルが速いのがキツイよね。
> この二つは全然違うでしょ。確かにぜんぜん違うけどね。話がかみ合わないのは、会計の基礎を知らないからだよ。
> 設備投資のために赤字を増やしてるどんなに設備投資をしたからといって、営業赤字が売上高と同じぐらいになる [srad.jp]ことはありえない。
なぜなら、Wikipediaの設備投資 [wikipedia.org]から引用すると、
投資する事業会社にとっては投資キャッシュ・フローが赤字になるだけで、会計上は減価償却を行い赤字にならない。
ということだから。
もうすこし詳しく説明すると、設備投資は費用として計上しないので、その企業の決算は営業赤字にならない。代わりに設備投資した分だけ
今現在の設備投資は確かに関係ないけれど、過去に投資した設備の償却は行われているわけで、それが売上原価に大きく含まれているんじゃないですかね?
問題の原因は、その過去の投資において想定されていたDRAMの需要がハズれて、DRAMが市場でダブついた結果、価格が下がってしまって売り上げが投資を回収できないほどだった、ということなんでしょう。
> 今現在の設備投資は確かに関係ないけれど、過去に投資した設備の償却は行われているわけで、それが売上原価に大きく含まれているんじゃないですかね?残念ながらそれも違う。エルピーダの決算説明会の資料 [elpida.com]の8ページ目に、減価償却費の金額が載っているが、四半期あたり270億円なので、売上原価1,046億円の1/4にすぎない。
> 問題の原因は、その過去の投資において想定されていたDRAMの需要がハズれてそこは合ってる。需要予測が外れたら減産するか、それともコスト削減して損益分岐点を下げればいいのに、それをしないで赤字を垂れ流しながら、マーケットシェアを守ろうとしてるのが問題だということ。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
次は半島抜きでやろうぜ。 (スコア:0, すばらしい洞察)
台湾勢+ELPIDA+Micronで対キムチ戦線だな。これしかない。
エルピーダと統合してくれる会社なんてあるのか? (スコア:1, 参考になる)
エルピーダの2008年度第3四半期の決算を見たが、もう絶句...
売上高:618億円
営業損益:579億円の赤字
純損益:723億円の赤字
売上高よりも赤字がデカイなんて、倒産目前もいいとこ。
そんな会社と心中覚悟で統合してくれる会社なんてあるのか?
Re:エルピーダと統合してくれる会社なんてあるのか? (スコア:1, 興味深い)
半導体業界じゃ普通の現象
特にメモリー・ビジネスでは不況期にどれだけ積極投資出来るかの資金力が肝要
裏返せば儲かる時にはボロ儲け出来ると言うこと
Re:エルピーダと統合してくれる会社なんてあるのか? (スコア:1, 参考になる)
> 裏返せば儲かる時にはボロ儲け出来ると言うこと
ここ [nikkeibp.co.jp]とかここ [mycom.co.jp]を見る限り、エルピーダが今回の赤字よりも大きな営業利益を出したことはないのだが、いったいどこの会社の話?
Re:エルピーダと統合してくれる会社なんてあるのか? (スコア:1, 参考になる)
なんか変な話になってるけど、
メモリ屋というのはスケールメリットと
投資力で力押ししなきゃいけない業種なわけで、
いま各社は無酸素呼吸運動の体力勝負を
やってる最中なんですよ。
# だから赤字をギリギリまで増やして
# その分設備投資をやってる。
最終的に残った数社(または1社)が
次の技術的ブレイクスルーまでに
どれだけ投資を回収できるかは別として、
図体をでかくする要求はどの会社にもあります。
# いざというとき「潰すに潰せない」規模に
# してしまえという意図ももしかしたらあるかも。
Re:エルピーダと統合してくれる会社なんてあるのか? (スコア:1, すばらしい洞察)
> 各社は無酸素呼吸運動の体力勝負をやってる最中なんですよ。
競合他社をつぶすために、莫大な赤字を出しても値下げして販売することはダンピングに該当するのだが。
そうやって無理やり競争に生き残っても、借金の返済で青息吐息、儲かるのは金を貸した銀行や金融機関。
# やっぱりスラドって経済オンチが揃ってるね。
Re: (スコア:0)
楽々返せるぐらい高く売ればいいだけですよ。
競争相手は軒並み死んだ後なんだから。
Re: (スコア:0)
スラドが半導体業界を舵取りしてるわけじゃないんで、
自意識過剰なんじゃないでしょうか?
Re: (スコア:0)
>競合他社をつぶすために、莫大な赤字を出しても値下げして販売することはダンピング
まあ、実際に10年前から 日 [nikkeibp.co.jp] 米 [nikkeibp.co.jp]共にダンピングだと指摘してきたわけだ。
ダンピングしてるとハッキリ当事者が認めるわけ無いし、自動車や鉄鋼ほど重大に見られてこなかった。
>そうやって無理やり競争に生き残っても、借金の返済で青息吐息、儲かるのは金を貸した銀行や金融機関
その構造は、競争に勝ち、借金返済可能な位に企業と市場が持続しているという条件があること前提。
半導体市場に夢を持って貸せる訳でなく、返せる見込みがあるから貸しつけているだけだからねえ。
しかし、実際はそこまでした挙句に無理がたたっていた所に世界不況が襲
Re: (スコア:0)
ホントにズレてるなぁ。
これが意図的に安く売ってるならダンピングで話は終わりなんですよ。
でも実際には、需要が盛り上がらなかったのに工場は止められないから、
安く売る以外にどうしようもないわけです。
一方、これまでの経験的な(という考え方自体がバブリーな気はするけど)
知識から、投資をガンガンやってプロセス細かくしてダイ小さくしないと
商売にならなくなるのが目に見えてるわけです。
# その意味で(#1527795)の指摘はすごく適切
それと金融機関が儲かるかどうかは、貸した金が返ってくるかどうかで
決まります。体力尽きて倒産したら共倒れもありえるので。
# 政府が介入したりうんちゃらということはあるにせよ
(#1527989)のAC
Re: (スコア:0)
意図的に話をずらしてる。
元コメントは、"設備投資のために"赤字を増やしてるって言ってるのに、
あなたの中では"安く売るために"赤字を増やしているってことになってる。
この二つは全然違うでしょ。
Re: (スコア:0)
そうして採算性が上がると、またぞろゾンビや新規プレイヤーが現れて過当競争に。
まあどの業界でもある事だけど、サイクルが速いのがキツイよね。
Re: (スコア:0)
> この二つは全然違うでしょ。
確かにぜんぜん違うけどね。話がかみ合わないのは、会計の基礎を知らないからだよ。
> 設備投資のために赤字を増やしてる
どんなに設備投資をしたからといって、営業赤字が売上高と同じぐらいになる [srad.jp]ことはありえない。
なぜなら、Wikipediaの設備投資 [wikipedia.org]から引用すると、
ということだから。
もうすこし詳しく説明すると、設備投資は費用として計上しないので、その企業の決算は営業赤字にならない。代わりに設備投資した分だけ
Re: (スコア:0)
今現在の設備投資は確かに関係ないけれど、過去に投資した設備の償却は行われているわけで、
それが売上原価に大きく含まれているんじゃないですかね?
問題の原因は、その過去の投資において想定されていたDRAMの需要がハズれて、DRAMが市場
でダブついた結果、価格が下がってしまって売り上げが投資を回収できないほどだった、
ということなんでしょう。
Re: (スコア:0)
> 今現在の設備投資は確かに関係ないけれど、過去に投資した設備の償却は行われているわけで、それが売上原価に大きく含まれているんじゃないですかね?
残念ながらそれも違う。
エルピーダの決算説明会の資料 [elpida.com]の8ページ目に、減価償却費の金額が載っているが、四半期あたり270億円なので、売上原価1,046億円の1/4にすぎない。
> 問題の原因は、その過去の投資において想定されていたDRAMの需要がハズれて
そこは合ってる。需要予測が外れたら減産するか、それともコスト削減して損益分岐点を下げればいいのに、それをしないで赤字を垂れ流しながら、マーケットシェアを守ろうとしてるのが問題だということ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
サムスン電子は不況期に積極投資してメモリ業界での今の地位を作りましたから。
でも、あちらの国では外国資本に主要企業がごっそり持っていかれないように
財閥や銀行資本を国が買い支えているような気配がします。
赤字を出しても投資家に資産回収を迫られない環境なら
シェアをごっそり持っていくのも必然かな、という感じですし、
日本の企業では銀行くらいしかそんなことできませんね。