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皆さん割と愛着や擬人化の観点から語っておられますが(まぁそれはそれで面白いけれど)、記事#1822682 [srad.jp]で紹介した本の研究は単なる擬人化や愛着の域を超えた社会心理学的なテーマです。
人間とコンピュータとのインタラクションの過程で人はコンピューターを同等の社会的な存在とみなし、なおかつその処理は無意識の内に行われ当人にはその自覚がない。そしてそのインタラクションはテキストだけでも成立する。(音声がある場合は音声の声質や性別の影響も受ける)…というものです。
例1:・ティーチングマシン風のプログラムで被験者に学習&テストを行ってもらった後:A)その学習&テストを行ったマシン自身で続けて学習プログラムの出来はどうだったか問うアンケートを被験者に実施B)その学習&テストを行ったマシンの隣のいた別のマシンで学習プログラムの出来はどうだったか問うアンケートを被験者に実施とすると
・AとBで回答傾向に統計的に有意な差ができ、・その上Aでの評価の方が高評価・しかしAとBのパターンでマシンが異なることが回答に影響を与えたかを問うと被験者は関係ないと答える。
→どうやら被験者は無意識に「遠慮」という社会的反応をしたらしい。
例2:A:マシン甲に自分自身の性能をほめたたえるテキストを表示させて読んでもらうB:マシン乙に他のマシン丙の性能をほめたたえるテキストを表示させて読んでもらうその後、甲と丙のマシンに性能について被験者に評価してもらうとすると甲と丙は同じ性能で説明文も同じなのに甲のマシンの評価の方が統計的に有意に低いAとBのパターンの違いが回答に影響を与えたかを問うと被験者は関係ないと答える。
→どうやら被験者は無意識に「自画自賛の評価を低くする」という社会的反応をしたらしい。
…等々。といった塩梅。
私の記憶が確かならば、自分のリソースが乏しいとコンピュータが言い訳するパターンは記憶にないので、その後の新しい実験結果なのかもしれません。
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マジレスすると実は擬人化や愛着の話ではなく (スコア:3, 参考になる)
皆さん割と愛着や擬人化の観点から語っておられますが(まぁそれはそれで面白いけれど)、
記事#1822682 [srad.jp]で紹介した本の研究は
単なる擬人化や愛着の域を超えた社会心理学的なテーマです。
人間とコンピュータとのインタラクションの過程で人はコンピューターを同等の社会的な存在とみなし、
なおかつその処理は無意識の内に行われ当人にはその自覚がない。
そしてそのインタラクションはテキストだけでも成立する。
(音声がある場合は音声の声質や性別の影響も受ける)
…というものです。
例1:
・ティーチングマシン風のプログラムで被験者に学習&テストを行ってもらった後:
A)その学習&テストを行ったマシン自身で続けて学習プログラムの出来はどうだったか問うアンケートを被験者に実施
B)その学習&テストを行ったマシンの隣のいた別のマシンで学習プログラムの出来はどうだったか問うアンケートを被験者に実施
とすると
・AとBで回答傾向に統計的に有意な差ができ、
・その上Aでの評価の方が高評価
・しかしAとBのパターンでマシンが異なることが回答に影響を与えたかを問うと被験者は関係ないと答える。
→どうやら被験者は無意識に「遠慮」という社会的反応をしたらしい。
例2:
A:マシン甲に自分自身の性能をほめたたえるテキストを表示させて読んでもらう
B:マシン乙に他のマシン丙の性能をほめたたえるテキストを表示させて読んでもらう
その後、甲と丙のマシンに性能について被験者に評価してもらう
とすると甲と丙は同じ性能で説明文も同じなのに甲のマシンの評価の方が統計的に有意に低い
AとBのパターンの違いが回答に影響を与えたかを問うと被験者は関係ないと答える。
→どうやら被験者は無意識に「自画自賛の評価を低くする」という社会的反応をしたらしい。
…等々。といった塩梅。
私の記憶が確かならば、
自分のリソースが乏しいとコンピュータが言い訳するパターンは記憶にないので、
その後の新しい実験結果なのかもしれません。