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* 交渉の最初でふっかけられているだけじゃね?* Amazonの契約と電子書籍の今後は別じゃね?* 交渉する体力が出版社にあるの?
後「欧米の出版エージェントと日本の出版社一緒にしてるんじゃね?」ってのもありました。私はこれが案外合ってるんじゃ無いかなと思ってます。単に文化のちがいじゃねえのと。
欧米の出版社は日本で言う所の印刷会社+取次みたいな役割を果たす業者。一方出版エージェントは著作権管理や価格交渉を行う代理人です。欧米では著者あるいは企画・編集専門者(共著として名を連ねる事もあり、報酬も印税方式だったりする)が作った本を、出版エージェントが出版社に持ち込み、一番条件がよい所から出版すると言う事が行われます。(もちろん著者が自分で交渉してエージェントを使わない場合もある)出版社は印刷して宣伝し、在庫管理し、売ると言う機能を持ちますが、言わば中間業者、商社の役割しか果たしません。つまり出版社の影響力が日本に比べて小さい。Amazonは欧米の出版社+小売店に成り代わろうと、エージェントと交渉しているつもりならまぁこの利率はなくはないのではと。 一方日本の出版社って本質は企画会社ですね。持ち込み企画もあるでしょうが、出版社が企画してライターに依頼する、出版社側から新人賞等で人を集めて育てたり、その道のプロなど有望な著者に声をかけて執筆を依頼するって形態の本の方が圧倒的に多いわけです。特に主力になり得るコミックスやら新書・ビジネス書なんて一部の例外を除いたらほとんどこれですから。文学の世界も資料を集めたりとか様々な面で企画に参画しますし。欧米だと共著者として名を連ねるレベルの関わりを編集者という人が行っているわけです。企画・執筆・編集・印刷・流通宣伝まで垂直統合して利益を出すビジネスモデルなわけですね。
これはそれぞれ利点欠点があるんで、どちらがよいという話ではないです。
#日本でも出版エージェント業はないわけではないけど、単なる著作権管理事務代行業がほとんど#また日本も企画機能を持たない流通事務を代行するだけの出版社もある。学会などの出版物、大学等の教科書類を専門に扱う所とか
早晩ここら辺の認識ずれは埋まってきて、どこかでいい具合に収まると思いますよ。今あるコンテンツを取り込まないことにはAmazonだって儲かりませんし、Amazonは日本の出版社が持ってる機能まで自分たちでやるつもりで価格を出してきてるでしょうけど不要とわかればその分反映してくるでしょう。もっとも、AmazonなのかGoogleなのかは分かりませんが、出版社の事務を一部請け負うという形で食い込んできたり、欧米流の出版流通を持ち込んでフリーの企画編集者・著者が出版社を通さずに売るケースも出てくるかも知れませんけれど。
余談ですが、このあたりの関係性は探偵小説などを読むと違いが出てきて分かり易いです。鉄板ネタの上に取材をしなくてよいからなのか、日本でも欧米でも作家関係出てくる回は結構あります。
これは完全に私の独断と偏見で多いと言っていますが、おそらく大衆イメージもこんなもんなんで、ここら辺の違いを踏まえないと欧米の出版業界の話は読み違えると思います。
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Twitterで見た意見 (スコア:1)
* 交渉の最初でふっかけられているだけじゃね?
* Amazonの契約と電子書籍の今後は別じゃね?
* 交渉する体力が出版社にあるの?
Re:Twitterで見た意見 (スコア:5, 興味深い)
後「欧米の出版エージェントと日本の出版社一緒にしてるんじゃね?」ってのもありました。
私はこれが案外合ってるんじゃ無いかなと思ってます。単に文化のちがいじゃねえのと。
欧米の出版社は日本で言う所の印刷会社+取次みたいな役割を果たす業者。
一方出版エージェントは著作権管理や価格交渉を行う代理人です。欧米では著者あるいは企画・編集専門者(共著として名を連ねる事もあり、報酬も印税方式だったりする)が作った本を、出版エージェントが出版社に持ち込み、一番条件がよい所から出版すると言う事が行われます。(もちろん著者が自分で交渉してエージェントを使わない場合もある)出版社は印刷して宣伝し、在庫管理し、売ると言う機能を持ちますが、言わば中間業者、商社の役割しか果たしません。つまり出版社の影響力が日本に比べて小さい。
Amazonは欧米の出版社+小売店に成り代わろうと、エージェントと交渉しているつもりならまぁこの利率はなくはないのではと。
一方日本の出版社って本質は企画会社ですね。持ち込み企画もあるでしょうが、出版社が企画してライターに依頼する、出版社側から新人賞等で人を集めて育てたり、その道のプロなど有望な著者に声をかけて執筆を依頼するって形態の本の方が圧倒的に多いわけです。特に主力になり得るコミックスやら新書・ビジネス書なんて一部の例外を除いたらほとんどこれですから。文学の世界も資料を集めたりとか様々な面で企画に参画しますし。欧米だと共著者として名を連ねるレベルの関わりを編集者という人が行っているわけです。企画・執筆・編集・印刷・流通宣伝まで垂直統合して利益を出すビジネスモデルなわけですね。
これはそれぞれ利点欠点があるんで、どちらがよいという話ではないです。
#日本でも出版エージェント業はないわけではないけど、単なる著作権管理事務代行業がほとんど
#また日本も企画機能を持たない流通事務を代行するだけの出版社もある。学会などの出版物、大学等の教科書類を専門に扱う所とか
早晩ここら辺の認識ずれは埋まってきて、どこかでいい具合に収まると思いますよ。
今あるコンテンツを取り込まないことにはAmazonだって儲かりませんし、Amazonは日本の出版社が持ってる機能まで自分たちでやるつもりで価格を出してきてるでしょうけど不要とわかればその分反映してくるでしょう。
もっとも、AmazonなのかGoogleなのかは分かりませんが、出版社の事務を一部請け負うという形で食い込んできたり、欧米流の出版流通を持ち込んでフリーの企画編集者・著者が出版社を通さずに売るケースも出てくるかも知れませんけれど。
余談ですが、このあたりの関係性は探偵小説などを読むと違いが出てきて分かり易いです。鉄板ネタの上に取材をしなくてよいからなのか、日本でも欧米でも作家関係出てくる回は結構あります。
これは完全に私の独断と偏見で多いと言っていますが、おそらく大衆イメージもこんなもんなんで、ここら辺の違いを踏まえないと欧米の出版業界の話は読み違えると思います。