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> サービスという「事業」は本来無料でなければならない、 > という言い方になります。
> もと簡単に言えば「生産しない産業」である > 「サービス業」は、 > 「産業とは言えないのではないか?=虚業である」 > ということになりますね。
> でも「生産物はないが、労働はある」という「サービス業」の > 経済的、社会的位置付けから言えば、 > この労働への対価はどう考えるべきか、 > という問題になるんじゃないかな?
本当はコピーしたデータをネット経由なんかで違法に配布することが問題なのに、
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
必要悪 (スコア:2, 興味深い)
言ってみればソフトウエアとはハードウエアを通して提供されるサービスです。であるから、サービスという「事業」は本来無料でなければなら
Re:必要悪 (スコア:3, 興味深い)
うぅ~~~ん、、、サービスと言えども対価は要求できると思うのですが?
サービス=無料奉仕ではないのですから、、、
小売業ならともかくとして、
ソフトウェアデベロッパーに対して
その表現は適切ではないのではないでしょうか?
ソフトウェアという生産物が存在しているのですから。
ソフトウェアの生産と、ソフトウェアの販売を
分けて考えるべきなのではないでしょうか?
コードの記述は十分に生産的な活動だと思います。
しかし販売に関してはコピーするだけ。
これは、書籍の著者と出版社の関係とほぼ同じなわけですよね。
著者には原稿料+印税、出版社には製本費用+人件費
程度は最低限の正当な対価として認められるべきでしょう。
法外な価格でぼったくられるのは困りますが、
それも競争の原理が働いているうちは
時間が解決してくれるように思います。
問題は、OS 等のように容易に代替できないものが
独占状態に陥ってしまった場合であり、
現在の M$ の製品がまさにそれに当たるわけですが、、、
少し話が反れますがコピーの問題に関して。
ソフトウェアをはじめとしたデジタルデータが
特別扱いで議論されることが多いように思うのですが
これも対価の問題に起因しているのではないかと、、、
確かにデジタルは他のメディアに比べてコピーが極めて容易ではあります。
しかし複製するという行い自体は本にしても音楽にしても、
古くは写本等も当たり前のようにされていたわけですし、
図書館による本の貸し出しであるとか
友人同士のテープの交換だとか、
極々一般的に行われている(いた)わけですが。
それが、デジタルになると
とたんに目くじらを立てられ始めるというのは、
なにかおおらかさを欠いて来ているなぁと、、、
概して、目くじらを立てているところは、
著作権○○協会とかレコード会社のように
実際に生産をしているところと言うよりは
販売に近い所のような気が、、、
まぁ、素直に考えれば、著作権者に代わって
彼らの権利を守っているということなのでしょうが、
ちょっと邪推すると
せっかくぼったくる仕組みが出来ているのを邪魔するな、、、と言うことか?
と思えなくもないような(^^;;;)
# -1 余計なもの:-P
uxi
Re:必要悪 (スコア:1, 興味深い)
>とたんに目くじらを立てられ始めるというのは、
>なにかおおらかさを欠いて来ているなぁと、、、
とりあえずだけど、
それを生業としている人以外が何を言っても無意味でしょう。
著作権協会は?ですが、
少なくとも作った人が「いや!」なら嫌なんでしょう。
それに異論を挟むことはできません。
で。
貸本とかテープコピーとかエアチェックは、
同じものが2つには決してならないからです。
(実はこの辺りは法律的にも当時かなり激論になったとか)
音質が劣化したり、コピーのコピーはやっぱり質が悪いわけで。
でも、デジタルは完全に同じものが作れる。
例えば、ゲームなんてコピーしたらエンディングが違うとかないですよね?
アナログの思考とデジタルの思考を同一視しても何も生まれませんよ。
その時代にマッチした思考で考えないと。
少なくとも、「俺が得するからこうしろ!」はいつの時代にもマッチしませんが。
Re:必要悪 (スコア:1)
>それに異論を挟むことはできません。
そうなんですかねえ?
確かに嫌って言うだけなら自由でしょうし、嫌なのは理解できるのですが、もしそれを社会的なルールとしたいのならば利用者のことも考慮してルール作りを行なうべきでしょう。
嫌だから嫌が通るのならばそれこそ著作権法は必要ないのでは。
>アナログの思考とデジタルの思考を同一視しても何も生まれませんよ。
それは同意なんですけど、アナログ/デジタルの境界線というのはコピーに劣化が伴うかではなくてコピーにかかるコストの問題なんじゃないですかねえ。
MP3なんて劣化しまくりじゃないですか。
本当はコピーしたデータをネット経由なんかで違法に配布することが問題なのに、勝手にデジタルコピーは違法ですとか言われると利用者側としてはどうも違和感を感じます。
Re:必要悪 (スコア:1)
さらに深い問題として、ネットが絡むと違法性が曖昧になることでしょう。例えば著作権のちゃんとした法律が整備されていない国でコピーしたことになってしまえば、その行為は違法ではなくなる。これが普通の物だと輸出入における関税など旧来の障壁がありますが、ネットではその障壁を張りにくい。
Re:必要悪 (スコア:1)
挙げ足を取るようなことを書きますが、
一点、気になったもので、、、
> 貸本とかテープコピーとかエアチェックは、
> 同じものが2つには決してならないからです。
厳密な話しをすると、
デジタルの複製も同じものが2つには決っしてなりません。
なぜなら、保存するメディアはデジタルではありませんので。
そういう入れ物の話をぬきにすれば、
写本なんてまさにデジタルと言うか
ソフトウェアの複写のそのものなわけです。
しかも写本の場合、達筆な人が写本することで、原版よりも質が上ることさえ有り得ますし、
一概にアナログだから複写で劣化が生じるというのは誤りに思えます。
# みみずのはってる原版より、達筆な複製のほうが有難いでしょう。
結局のところ、コピーの可否は
デジタルだから、アナログだからという議論はあまり意味がなく
権利者の利益をどこまで保護するかという事だけが問題なのだと
思います。
ここから、ちょっと話が飛びます&逸れますが、、、
デジタルは複製が容易なので権利者の利益を損ない易いというのは事実です。
しかし権利を守るために利便性を犠牲にするのでは、
技術の進歩に逆行するように思えてしかたありません。
と言うか、何のためにその技術を使っているのだ?
と問いたくなります。
むしろ、そこまでデジタルで複製されるのが嫌なら、
素直にアナログで通す方法もあるのだよ、、、と思うのですが、、、
# 特にレコード業界に対して。
# 実際今でも一部のオーディオマニアはアナログを有難がる傾向にありますし。
環境問題ならいざしらず、一部の利権者の利権のために
技術の側を合せていくのはどうも釈然としません。
>「俺が特するからこうしろ!」
というのは、まさに彼等(著作権○○協会や、レコード会社等)が
やっていることに他なりません。
しかし、結局、複製を作ることはどうやっても阻止できないのです。
むしろ、複製を前提としたデジタルな思想を持つべきなのは
彼等の方でしょう。
しかし、彼等にはそれができない訳があるわけです。
例え、完全な複製が無料で手に入るとしても、
消費者は支持するものには金を払いますよ。
欲しいものを作り続けてもらうにはそれしか方法はないのですから。
しかしそれは、彼等に対してではなく、生産者たるソフトウェアデベロッパーや執筆者、アーティストに対してです。
そうすると、困るのはただただ彼等なわけです。
別に彼等を悪者にしたいわけでもありませんが、
あまり利便性を損うことばかりしていると
煙たがられるのも時間の問題というものです。
どうせ、複製されるのであれば、複製は容認して、
パッケージの差別化を図る等、
取るべき手段はいくらでもあるはずです。
音楽を例に取ると、贔屓なアーティストは
きちんと正規品のアルバムが欲しくなるのが
人情というものでしょう。
そういう消費者の心理をつかみ
うまく購買意欲を沸かせる事こそ
彼等の取るべき道のように思います。
複製が容易だということは決して悪いことではありません。
問題はその行為に伴い誰かが損害を被るということです。
確かに現状では、複製により、生産者と流通業者にいくらかの
被害が生じる可能性は否定できません。
しかし、複製を促進することで、
購買層を広げる可能性も十分あるはずです。
それは、生産者に更なる利益をもたらす可能性です。
もしも複製を阻害することで生産者と消費者の中間層で
不要なコストが大量に生じるのであれば
それは複製に伴う被害と同じくらい
生産者、消費者に対する悪であると思いますが、
いかがなものでしょうか?
uxi