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パナソニックは、何のために三洋電機を買い取ったんだろう?三洋電機の技術を生かすわけでもなく、商品ブランドを維持するわけでもないし。単に、三洋電機という会社が消滅するプロセスに過ぎない感じ。
昔のよしみで救済のための買収でしょ。致命的な破綻を引き起こさないため。Panasonicは利益を別にしてほとんど救済買収したのに、やれ飼い殺しだの、やれ技術やブランドを殺してるだの言われてさんざんだな買収したっきり、使える技術とリストラが不要だったら、そもそも三洋破綻してねえだろ。
白物家電は、パナが圧倒的に負けてたから、そう言われるんでしょう。
結局エネループとおどり炊きとGOPANだけでしょサンヨーの技術がパナに受け継がれたの。
冷凍グラタン等で真ん中だけ冷凍されたままになるのを防ぐ均一化技術は、サンヨーはトップレベルだったのにパナは駄目だし業務エアコンの堅牢性とランニングコストは、パナのサポートから同レベルは維持できないと言われたし、高性能で壊れなかった廉価襟蔵庫や洗濯機はハイアールに技術者ごと投げ捨てたし。
黒字の成長花形事業でも投資ファンドに売却されてますから、技術とは関係なく「会社として欲しいかどうか」が全てじゃないかしら。http://srad.jp/story/14/09/04/049250/ [srad.jp]
ほしいかと言うよりも、救済のための買収、出資という場合だと、買い手が付く事業は他者に委ねて雇用などを維持してもらい、無理な部分を引き受けてできる限り影響を小さくして残務処理と言う形が取られるケースが多いような。
確か、パナソニックは三洋を買収後に減損損失を出してたと思います。減損というのは帳簿上の価値を引き下げることによって生じる損失です。ご存知の通り、機器や設備などは減価償却という処理がされます。もし、1千万円の装置を買ったら、帳簿上では1千万円のお金が消え、1千万円の装置が追加されます。差し引きゼロです。翌年、装置の価値は減耗により900万円になりますが、その装置によって生産された製品で110万円の利益が出たなら、差し引き10万円の儲けです。このペースで10年すぎれば装置の価値は0円になり、100万円の利益が残ります。ところが、もし、装置が陳
それらしく書いてはいるけれど、実際はあまり分かって無くて書いているんじゃないかなと思う。
#2719654で言っているのは減価償却と未償却資産の廃棄等による減損処理だが、パナソニックが三洋関係でやったのはのれん代の償却だわ。
これらは共に減損会計の内だが、両者は基礎となる考え方がまったく違う。なのでパナソニックが三洋関係でやった事を減価償却と未償却資産の減損処理で説明しようとするのが、そもそも間違っているだろう。
細かい話はともかく、パナソニックが損を被ったおかげで売れたという点では同じなのでは。そもそも、三洋は存続が難しくなったからパナソニックに身売りしたんですよね。パナソニックが買わなかったらもっと良い未来があったんでしょうか。
良く分かっていない事にいい加減な解説(の様なもの)を述べておいて、「細かい話はともかく」などと流してはいけませんな。
平成18年に、ゴールマン・サックス/三井住友銀行/大和証券宛に優先株の大量有利発行を行った段階で、三洋は詰んでいたんですよ。というか、詰んでいたのはもっと前から、優先株の大量有利発行で投了という感じか。三洋のパナソニックによる買収は、その後処理なんです。三洋がパナソニックに身売りした訳じゃない。売られたんです。
「パナソニックが損を被ったおかげ」ですが、当時としては、パナソニックは良いディールをしたと思いますね。市場観測としては三洋の売値は大体1兆7千億円位、パナソニックが出した額はその半分程度の8~9千億円です。だから、ゴールマン・サックスが最後までゴネていたんですよ。諸般の事情により、その後パナソニックは大赤字になる訳ですが、それはのれんの減損処理もありますが、それ以上に税効果会計によるもの(繰延税金資産の取り崩し)によるものの方が大きいですね。また、パナソニック自体の事業のリストラ費用も含まれています。のれんの減損処理ですが、これはパナソニックが米国会計基準を採用しているからと言えます。内国の会計基準の場合、のれんは20年の均等償却ですから、ドカンと減損処理をする事は無いんです。また、のれんの減損処理の内訳を見ると、三洋関係以外のパナソニック自体で発生しているのれんの毀損が半分程度になると思いますね。当然ながら、三洋の不要事業のリストラ費用は考えていたでしょうが、別にパナソニックが損を被るつもりで三洋を買収した訳ではないですし、三洋関係で特段大きなのれんの減損処理を強いられた訳でもなさそうです。
実際の所、パナソニックと三洋では、業態が被る部分が多すぎて、とても補完関係にあるとは言えないでしょう。パナソニックとしては、業務用機器、太陽電池、二次電池だけが欲しくて、それ以外は要らないというのが市場観測でした。パナソニック以外の所が三洋を買ったとして、その全てが欲しいと思う所はまず無いでしょうね。どの道、多寡の差こそあれ、三洋は盛大にリストラされて、バラバラに切り売りされてしまうのは自明だった訳です。「パナソニックが買わなかったらもっと良い未来があったんでしょうか」に対しては、どこが買ってもそうは変わらない、ですな。
こういうのをちゃんと把握して、何か言ってます?
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
消滅へのカウントダウン (スコア:1)
パナソニックは、何のために三洋電機を買い取ったんだろう?
三洋電機の技術を生かすわけでもなく、商品ブランドを維持するわけでもないし。
単に、三洋電機という会社が消滅するプロセスに過ぎない感じ。
Re: (スコア:0)
昔のよしみで救済のための買収でしょ。致命的な破綻を引き起こさないため。
Panasonicは利益を別にしてほとんど救済買収したのに、やれ飼い殺しだの、やれ技術やブランドを殺してるだの言われてさんざんだな
買収したっきり、使える技術とリストラが不要だったら、そもそも三洋破綻してねえだろ。
Re: (スコア:0)
白物家電は、パナが圧倒的に負けてたから、そう言われるんでしょう。
結局エネループとおどり炊きとGOPANだけでしょサンヨーの技術がパナに受け継がれたの。
冷凍グラタン等で真ん中だけ冷凍されたままになるのを防ぐ均一化技術は、サンヨーはトップレベルだったのにパナは駄目だし
業務エアコンの堅牢性とランニングコストは、パナのサポートから同レベルは維持できないと言われたし、
高性能で壊れなかった廉価襟蔵庫や洗濯機はハイアールに技術者ごと投げ捨てたし。
Re: (スコア:0)
黒字の成長花形事業でも投資ファンドに売却されてますから、技術とは関係なく「会社として欲しいかどうか」が全てじゃないかしら。
http://srad.jp/story/14/09/04/049250/ [srad.jp]
Re: (スコア:0)
ほしいかと言うよりも、救済のための買収、出資という場合だと、買い手が付く事業は他者に委ねて雇用などを維持してもらい、無理な部分を引き受けてできる限り影響を小さくして残務処理と言う形が取られるケースが多いような。
Re: (スコア:0)
確か、パナソニックは三洋を買収後に減損損失を出してたと思います。
減損というのは帳簿上の価値を引き下げることによって生じる損失です。
ご存知の通り、機器や設備などは減価償却という処理がされます。
もし、1千万円の装置を買ったら、帳簿上では1千万円のお金が消え、1千万円の装置が追加されます。差し引きゼロです。
翌年、装置の価値は減耗により900万円になりますが、その装置によって生産された製品で110万円の利益が出たなら、差し引き10万円の儲けです。
このペースで10年すぎれば装置の価値は0円になり、100万円の利益が残ります。
ところが、もし、装置が陳
Re: (スコア:0)
それらしく書いてはいるけれど、実際はあまり分かって無くて書いているんじゃないかなと思う。
#2719654で言っているのは減価償却と未償却資産の廃棄等による減損処理だが、パナソニックが三洋関係でやったのはのれん代の償却だわ。
これらは共に減損会計の内だが、両者は基礎となる考え方がまったく違う。なのでパナソニックが三洋関係でやった事を減価償却と未償却資産の減損処理で説明しようとするのが、そもそも間違っているだろう。
Re: (スコア:0)
細かい話はともかく、パナソニックが損を被ったおかげで売れたという点では同じなのでは。
そもそも、三洋は存続が難しくなったからパナソニックに身売りしたんですよね。
パナソニックが買わなかったらもっと良い未来があったんでしょうか。
Re:消滅へのカウントダウン (スコア:0)
細かい話はともかく、パナソニックが損を被ったおかげで売れたという点では同じなのでは。
そもそも、三洋は存続が難しくなったからパナソニックに身売りしたんですよね。
パナソニックが買わなかったらもっと良い未来があったんでしょうか。
良く分かっていない事にいい加減な解説(の様なもの)を述べておいて、「細かい話はともかく」などと流してはいけませんな。
平成18年に、ゴールマン・サックス/三井住友銀行/大和証券宛に優先株の大量有利発行を行った段階で、三洋は詰んでいたんですよ。というか、詰んでいたのはもっと前から、優先株の大量有利発行で投了という感じか。三洋のパナソニックによる買収は、その後処理なんです。三洋がパナソニックに身売りした訳じゃない。売られたんです。
「パナソニックが損を被ったおかげ」ですが、当時としては、パナソニックは良いディールをしたと思いますね。市場観測としては三洋の売値は大体1兆7千億円位、パナソニックが出した額はその半分程度の8~9千億円です。だから、ゴールマン・サックスが最後までゴネていたんですよ。諸般の事情により、その後パナソニックは大赤字になる訳ですが、それはのれんの減損処理もありますが、それ以上に税効果会計によるもの(繰延税金資産の取り崩し)によるものの方が大きいですね。また、パナソニック自体の事業のリストラ費用も含まれています。
のれんの減損処理ですが、これはパナソニックが米国会計基準を採用しているからと言えます。内国の会計基準の場合、のれんは20年の均等償却ですから、ドカンと減損処理をする事は無いんです。また、のれんの減損処理の内訳を見ると、三洋関係以外のパナソニック自体で発生しているのれんの毀損が半分程度になると思いますね。
当然ながら、三洋の不要事業のリストラ費用は考えていたでしょうが、別にパナソニックが損を被るつもりで三洋を買収した訳ではないですし、三洋関係で特段大きなのれんの減損処理を強いられた訳でもなさそうです。
実際の所、パナソニックと三洋では、業態が被る部分が多すぎて、とても補完関係にあるとは言えないでしょう。パナソニックとしては、業務用機器、太陽電池、二次電池だけが欲しくて、それ以外は要らないというのが市場観測でした。パナソニック以外の所が三洋を買ったとして、その全てが欲しいと思う所はまず無いでしょうね。どの道、多寡の差こそあれ、三洋は盛大にリストラされて、バラバラに切り売りされてしまうのは自明だった訳です。「パナソニックが買わなかったらもっと良い未来があったんでしょうか」に対しては、どこが買ってもそうは変わらない、ですな。
こういうのをちゃんと把握して、何か言ってます?