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どっちかっていうとこれは「価格交渉のための研究」なんじゃないですかね。
自衛隊が90式戦車を作ったときに主砲の120mm滑腔砲はドイツのラインメタル社のものをライセンス生産することにしていたのですが、日本製鋼所にも同等の主砲(採算度外視の職人の手作りレベルの一品モノ)を作らせて競争試作という形にして「ラインメタル社さん、ライセンス料は安くしてくれませんかね?どうしてもそれがイヤだっていうならウチは国産の主砲使ってもいいんですよ?」的に値引き交渉のためにつかったという故事がございます。
自国で最低限作れる、実用化は難しいが基礎研究はできてるというレベルの技術を持っておけば将来的に「売ってくれないなら日本で独自開発しちゃうもんね」という脅しないしは価格交渉の道具に使うこともできるので、まあこういうのは一応実際の兵器として完成しなくてもとりあえず開発だけはしておくというのはアリでしょう。
なお90式戦車ではアテ馬として使われただけで採用されなかった日本製鋼所の120mm滑腔砲ですが、最新の10式戦車ではめでたく主砲として採用されています。やはり開発はしておくものだ。
産経の記事にはこうあります。
レールガンが米軍に実戦配備されるのは5~10年後とされているが、自衛隊に導入するためには米国側の技術協力が不可欠。「日本側に技術の蓄積がなければ十分な協力が得られない」(陸上自衛隊関係者)という事情もあり、日本独自の研究開発を進める必要に迫られていた。
開発したものを導入したいという直接的な目的だけではなく、対外交渉にも活用したいという意図は確かにあるでしょう。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
うちでも研究しているよ (スコア:3)
値段交渉力 (スコア:5, 興味深い)
どっちかっていうとこれは「価格交渉のための研究」なんじゃないですかね。
自衛隊が90式戦車を作ったときに主砲の120mm滑腔砲はドイツのラインメタル社のものをライセンス生産することにしていたのですが、日本製鋼所にも同等の主砲(採算度外視の職人の手作りレベルの一品モノ)を作らせて競争試作という形にして「ラインメタル社さん、ライセンス料は安くしてくれませんかね?どうしてもそれがイヤだっていうならウチは国産の主砲使ってもいいんですよ?」的に値引き交渉のためにつかったという故事がございます。
自国で最低限作れる、実用化は難しいが基礎研究はできてるというレベルの技術を持っておけば将来的に「売ってくれないなら日本で独自開発しちゃうもんね」という脅しないしは価格交渉の道具に使うこともできるので、まあこういうのは一応実際の兵器として完成しなくてもとりあえず開発だけはしておくというのはアリでしょう。
なお90式戦車ではアテ馬として使われただけで採用されなかった日本製鋼所の120mm滑腔砲ですが、最新の10式戦車ではめでたく主砲として採用されています。やはり開発はしておくものだ。
Re:値段交渉力 (スコア:0)
産経の記事にはこうあります。
開発したものを導入したいという直接的な目的だけではなく、対外交渉にも活用したいという意図は確かにあるでしょう。