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研究用でも商用でもLinuxで十分
「研究」って何の研究かによるんだけど、 システムソフトウェアの研究ではやっぱ Solaris を知っておきたいところだ。 ですよね? 単に「研究室でクライアントマシンとして使う」ってことだったら Linux のほうが便利かもね。
#SolarisのNFSが速くて安定なのは、Linuxも見習って欲しいところ。
やっぱりJavaと一緒で、NFSもSunが本家本元だから?
わたしの印象ですが、非同期に処理をすることのとらえ方がSolarisとLinuxで全く異なるのが原因ではないでしょうか?
Linuxの場合、非同期というのは単に処理をギリギリまで遅らせるということを意味します。このため、本当に処理が必要になってしまった場合のコストは同期的に処理を行った場合とほとんど変わりません。
Solarisなどの場合、非同期に処理をするというのは投機的な処理を行うことを含んでいます。単に遅らせるのではなく、最終的な結果をよくするために処理の方法を変えるという方針です。例えば、nfs v3でデータを書き込むには1回以上のasync WRITE(以下単にWRITE)を投げた後にCOMMITを投げます。このため、WRITEが飛んできた時にそれを直ちに処理するかそれともgatheringを行うかを判断しなければなりません。このとき、その時点でallocできるbufferのサイズなどに応じて判断を下せば、COMMIT時に必要なbufferの数を減らすことができます。逆に、単純にgatheringだけを行っていると、COMMITを受けとった時にため込んだデータを全てbufferに投げ込むことになります。大量のbufferが必要になるとpagedaemonを動かすコストなどでかえって損をしてしまいます。
ただし、一番の問題は、このような「時間がかかる処理に対する投機」という考えがLinusを初めとするLinuxに関わっている人達の頭の中にないことの方かも知れません。
単に非同期で処理するんじゃなくて、「本当に処理を遅らせた方がメリットがあるのか」を考慮した最適化をすべき…ということですか。
個人的には、(特にx86アーキテクチャ上の)SMPとthread周りについては、まだまだSolarisの優位性は失われていないと思っています。
# てゆーか、独壇場?
ただ、その昔、PostgreSQL-jp ML でネタ振りした時 [onweb.to]も、「やっぱSMPならSolarisだよね~」というイメージを持っている人は多いようなんですが、判りやすい比較データを見たことはありません。
# 論文レベルならあるのかもしれませんが。
この辺り、Sunの宣伝不足と言われても仕方無いのかも。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
Linuxで十分? (スコア:1)
Re:Linuxで十分? (スコア:0)
「研究」って何の研究かによるんだけど、 システムソフトウェアの研究ではやっぱ Solaris を知っておきたいところだ。 ですよね? 単に「研究室でクライアントマシンとして使う」ってことだったら Linux のほうが便利かもね。
Re:Linuxで十分? (スコア:0)
計算用途でみれば現時点ではAlphaマシンが私の最高の選択肢かな。 この速度を体験してしまうと、Solarisでは計算なん
Re:Linuxで十分? (スコア:1)
やっぱりJavaと一緒で、NFSもSunが本家本元だから?
非同期とかけて投機ととくココロ (スコア:1)
わたしの印象ですが、非同期に処理をすることのとらえ方がSolarisとLinuxで全く異なるのが原因ではないでしょうか?
Linuxの場合、非同期というのは単に処理をギリギリまで遅らせるということを意味します。このため、本当に処理が必要になってしまった場合のコストは同期的に処理を行った場合とほとんど変わりません。
Solarisなどの場合、非同期に処理をするというのは投機的な処理を行うことを含んでいます。単に遅らせるのではなく、最終的な結果をよくするために処理の方法を変えるという方針です。例えば、nfs v3でデータを書き込むには1回以上のasync WRITE(以下単にWRITE)を投げた後にCOMMITを投げます。このため、WRITEが飛んできた時にそれを直ちに処理するかそれともgatheringを行うかを判断しなければなりません。このとき、その時点でallocできるbufferのサイズなどに応じて判断を下せば、COMMIT時に必要なbufferの数を減らすことができます。逆に、単純にgatheringだけを行っていると、COMMITを受けとった時にため込んだデータを全てbufferに投げ込むことになります。大量のbufferが必要になるとpagedaemonを動かすコストなどでかえって損をしてしまいます。
ただし、一番の問題は、このような「時間がかかる処理に対する投機」という考えがLinusを初めとするLinuxに関わっている人達の頭の中にないことの方かも知れません。
非同期≠最適化 (スコア:1)
単に非同期で処理するんじゃなくて、「本当に処理を遅らせた方がメリットがあるのか」を考慮した最適化をすべき…ということですか。
個人的には、(特にx86アーキテクチャ上の)SMPとthread周りについては、まだまだSolarisの優位性は失われていないと思っています。
# てゆーか、独壇場?
ただ、その昔、PostgreSQL-jp ML でネタ振りした時 [onweb.to]も、「やっぱSMPならSolarisだよね~」というイメージを持っている人は多いようなんですが、判りやすい比較データを見たことはありません。
# 論文レベルならあるのかもしれませんが。
この辺り、Sunの宣伝不足と言われても仕方無いのかも。
Re:非同期とかけて投機ととくココロ (スコア:0)