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これでは患者およびその家族が差別される口実に誤用されかねず、結果的にスラッシュドットも差別を助長する事態につながりかねない。 元記事 [signonsandiego.com]でさえ、
専門医とのことで質問ですが、日本では自閉症患者の成長後のケアはないのですか?「引きこもり」に加算されてるのかな。
自閉症と引きこもりは、全く別の概念です。 [wikipedia.org] 「自閉症」と言う言葉の語感と、自閉症がコミュニケーション能力に関連する障害なので、よく誤解されてるみたいですが。(養老孟司の著書でも、そのあたりがごっちゃになってた、と言う話も聞いた事が……) 詳しい事は、自閉症関連の書籍とかを読んでください。
#言わば「空気読めない」の極限が自閉症って理解で……良いのかな?
屋上屋を重ねるのもなんなんですが、 引き籠りになるのは、健常児もADHDもいます。 高機能自閉の児童が引き籠りになる例はあるようですが、 多くはそうはならないようです。
アスペは「空気が読めない」のですが、 そのうち「空気」があることを知り、 成人するころには「空気」を推定できるようになります。 社会になんとか適応できるようになり、 この段階でアスペルガーの診断基準から外れてしまいます。 職選びを間違えなければ、 人付き合いの悪い変人ぐらいの位置を確保し、 いずれパートナーを得て家庭をもつこともあります。
ところで、こういうことがあるので、 私はこの研究を半分評価し、半分疑問に思います。 今まで遺伝子による先天性のものであることが分かっていたのですが、 その具体的な仕組みの有力な仮説が提示されたことは評価します。 一方、自閉症の親の割合は遺伝的要素があることを示しているが、 それは突然変異の寄与より低いという主張の方は疑問です。 学童期に診断を受けなかったことによる 隠れ元アスペルガーがどれぐらいいるのかを見積っているのか不明だからです。 また、主張されてるメカニズムであるなら、 一世代での突然変異だけでなく、 コピーミスの蓄積という形で遺伝が関係している可能性があると思います。
# 自分が「人付き合いの悪い変人」で、 パートナーが引きこもり歴ありのADHDなのでAC。
何人かの臨床の人が、 自閉症やアスペルガー症候群の児童の父親の子どもの頃の話を聞くと、 アスペルガーだったのではないかと思うことが多いと書いていたはずです。 親の世代では、 アスペルガー症候群はあまり知られていなかったので、 児童のときにそういう診断をされていることはまれです。 この人たちは特別な配慮をされなくても、 引きこもりにならずに社会に出てきています。
# だからと言って、特別な配慮が要らないということではありません。 空気が読めないことは、 空気で傷つかないことを意味しませんから。
何人かの臨床の人が、自閉症やアスペルガー症候群の児童の父親の子どもの頃の話を聞くと、アスペルガーだったのではないかと思うことが多いと書いていたはずです。
親の世代では、アスペルガー症候群はあまり知られていなかったので、児童のときにそういう診断をされていることはまれです。この人たちは特別な配慮をされなくても、引きこもりにならずに社会に出てきています。
例えば、 この本 [amazon.co.jp]のp.46から遺伝的素因について言及があります。 そこには、この流れにあることが大体書いてあります。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
自閉症差別にスラッシュドットの記事が関与 (スコア:0, フレームのもと)
これでは患者およびその家族が差別される口実に誤用されかねず、結果的にスラッシュドットも差別を助長する事態につながりかねない。
元記事 [signonsandiego.com]でさえ、
Re:自閉症差別にスラッシュドットの記事が関与 (スコア:2, 参考になる)
この論文およびトピックは差別とは全く関係ありません。
自閉症の原因については、遺伝子レベルでの研究が以前から行われており。
他の人のコメントにもあるとおり、双生児研究からも遺伝子レベルでの要因が大きいことは、すでに明らかになっています。
問題は、いままで単一ないし少数の遺伝子を原因とするという仮説では、きれいな結果が出なかったことです。
多数の遺伝子変異が関係するのではないかと、多くの研究者が考えるようになっているところなので、この論文にインパクトがあるのです。今後は、このような方向での研究が、更に発展することが期待されます。
というわけなので、善意からの提起なのはよくわかりますが、勇み足ですよ?
Re:自閉症差別にスラッシュドットの記事が関与 (スコア:1)
自閉症は出生150人にひとりくらいの頻度だそうですが「引きこもり」の頻度は知らない。
ヽ( )`ω´( )ノ
Re:自閉症差別にスラッシュドットの記事が関与 (スコア:1)
自閉症と引きこもりは、全く別の概念です。 [wikipedia.org]
「自閉症」と言う言葉の語感と、自閉症がコミュニケーション能力に関連する障害なので、よく誤解されてるみたいですが。(養老孟司の著書でも、そのあたりがごっちゃになってた、と言う話も聞いた事が……)
詳しい事は、自閉症関連の書籍とかを読んでください。
#言わば「空気読めない」の極限が自閉症って理解で……良いのかな?
Re:自閉症差別にスラッシュドットの記事が関与 (スコア:1, 興味深い)
はっきりと異常の分かる低機能寄りの人はともかく、アスペルガー症候群であれば知能障害はないわけで、成人まで十分な対処が行わなければ結果として「引きこもり」「ニート」と呼ばれるような状態になりませんか?
発達障害も学習する (スコア:3, 興味深い)
屋上屋を重ねるのもなんなんですが、 引き籠りになるのは、健常児もADHDもいます。 高機能自閉の児童が引き籠りになる例はあるようですが、 多くはそうはならないようです。
アスペは「空気が読めない」のですが、 そのうち「空気」があることを知り、 成人するころには「空気」を推定できるようになります。 社会になんとか適応できるようになり、 この段階でアスペルガーの診断基準から外れてしまいます。 職選びを間違えなければ、 人付き合いの悪い変人ぐらいの位置を確保し、 いずれパートナーを得て家庭をもつこともあります。
ところで、こういうことがあるので、 私はこの研究を半分評価し、半分疑問に思います。 今まで遺伝子による先天性のものであることが分かっていたのですが、 その具体的な仕組みの有力な仮説が提示されたことは評価します。 一方、自閉症の親の割合は遺伝的要素があることを示しているが、 それは突然変異の寄与より低いという主張の方は疑問です。 学童期に診断を受けなかったことによる 隠れ元アスペルガーがどれぐらいいるのかを見積っているのか不明だからです。 また、主張されてるメカニズムであるなら、 一世代での突然変異だけでなく、 コピーミスの蓄積という形で遺伝が関係している可能性があると思います。
# 自分が「人付き合いの悪い変人」で、 パートナーが引きこもり歴ありのADHDなのでAC。
Re:発達障害も学習する (スコア:0)
> アスペは「空気が読めない」のですが、そのうち「空気」があることを知り、成人するころには「空気」を推定できるようになります。
これらは「アスペルガーであることが成人する前に分かった人」に対する考察です。元ACが言っているのは、そもそも統計の対象から外れてしまっている人がいるのではないかということだと思います。
上の2つのことが、アスペルガーであることを認知されて対応あるいは観察された幸運な人たち以外にも成り立つと考えるのは早計ではないでしょうか。
Re:発達障害も学習する (スコア:0)
何人かの臨床の人が、 自閉症やアスペルガー症候群の児童の父親の子どもの頃の話を聞くと、 アスペルガーだったのではないかと思うことが多いと書いていたはずです。 親の世代では、 アスペルガー症候群はあまり知られていなかったので、 児童のときにそういう診断をされていることはまれです。 この人たちは特別な配慮をされなくても、 引きこもりにならずに社会に出てきています。
# だからと言って、特別な配慮が要らないということではありません。 空気が読めないことは、 空気で傷つかないことを意味しませんから。
Re:発達障害も学習する (スコア:0)
親は全く関係無くても子供の病気に責任を感じたりするもの。病気の子供を持つ親に身に覚えがないかと尋ねればあると答える方向にバイアスがかかるのは当然だ。
社会状勢を加味せずにそういう議論をしても意味は無いと思う。穀潰しという言葉は昔からあるものだし。
Re:発達障害も学習する (スコア:0)
例えば、 この本 [amazon.co.jp]のp.46から遺伝的素因について言及があります。 そこには、この流れにあることが大体書いてあります。
Re:自閉症差別にスラッシュドットの記事が関与 (スコア:0)
また、普通に会社勤めしている人もいるそうです。そういう方々はバカ正直だ頑固だ堅物だ自分ルールを曲げない人だ、とみられているかもしれません。