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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
炊いたらダメ? (スコア:0)
加熱調理したらダメなんでしょうね…
# 薬の代わりならそれでもいいのでしょうけど。
Re:炊いたらダメ? (スコア:1)
直接介在するものではなく
雑菌による「腐敗」で作られた毒素が引き起こすもんですよ。
毒素だから、煮ても焼いても無駄無駄無駄。
それと同じ理屈で、組み込まれているのが「毒素の一部」
なら調理しても変化しない訳で。
しかし、この方法なら卵アレルギーの子供でも
安心してワクチン接種(?)を受けられますね。
Re:炊いたらダメ? (スコア:4, 参考になる)
ノロウイルスによる食中毒は、ウイルスが消化管に感染することによるものそのものですし、細菌性の食中毒の多くも実は消化管感染症である「感染型食中毒」なんですね。
細菌性の食中毒は「毒素型食中毒」と「感染型食中毒」とに大別されるんですが、指摘されている「食品中で作られた毒素によるもの」は、(1)黄色ブドウ球菌、(2)ボツリヌス菌、(3)セレウス菌(嘔吐型)の3種類くらいで、その他の細菌性食中毒、つまりサルモネラ、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、カンピロバクター、セレウス菌(下痢型)などは、すべて感染型食中毒です。なお、黄色ブドウ球菌の毒素(エンテロトキシン)は耐熱性ですが、ボツリヌス菌の毒素は熱によって失活しますので、「加熱処理」うんぬんについても、ご指摘の部分は正しくありません。
まぁ「食中毒」という言葉自体が、実はちょっと曖昧でして、本来ならば「感染型食中毒」は食中毒というよりも、もっと純粋な「消化管感染症」であって、本来言うところの「食中毒」は、例えばフグ毒やキノコ毒などのような毒素型のものを指すように分けると、実は理解しやすかったりもするんですけど、まぁ医学分野や行政が「感染型食中毒」という用語で統一してますからね。
で、今回のこのコレラ毒素についてですけど、もともとコレラ毒素はタンパク質なんで熱によって失活しますし、それ以前に胃酸によっても不活化されるものです。もし、そこに問題がなければ、コレラ毒素の毒性を持たない部分(Bサブユニット)単独で、そもそも経口免疫が可能だろう、ってことになりますんで。ところが、実際は熱や酸による不活化が問題になる。ただ、今回のケースのように作物に発現させた場合などは、例えば米の糖質なんかがそういった変性からタンパク質を保護するため、一部は腸管に到達可能になるケースが多いようです。実際、この論文のAbstractでもその旨のことが述べられてます。