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なんと言うか, 「牛糞からメタン」と「メタンからカーボンナノチューブ」ってのを脈絡なしにくっつけただけのような.
これが許されるなら「牛糞からダイヤモンド」でも「牛糞からプラスチック」でも, あるいは「牛糞で火星に行く」 [c00lstuff.com]
とはいえ、メタンの継続的安定的な供給源というと、ガス井戸掘る以外に探すとこれくらいしかないかと思いますよ。
牛は毎日毎日一年365日草食ってうんこしますし、それが日によって全く出なかったり数十倍のうんこが突然出るということもないですし。
カーボンニュートラルなことも含め、もし本当に採算があうのなら有望なメタン源かなと。
まあ、現実問題としては不純物が多すぎて工業的品質的にどうかということになるかと思いますが・・・
糞が高価値->牛を殺さない->牛肉の値段が上がる
いやいや。たくさん糞が欲しければ飼育頭数を増やせば良いわけで、長生きさせる必要は無いでしょう。
糞が高価値->たい肥業者と取り合い->肥料が高くなる->農作物の値段が上がる
メタン発酵法は糞を跡形も無くメタンにするわけではなく、残渣が残ります。 残渣をどうしているかというと、牧草などの肥料にする場合が多いと思います。従ってこちらもそれほど心配ないというか、むしろ肥料として引き取ってもらえない場合のほうが心配です。
さらに言えば、これはそんな心配をするほど高付加価値の物を生むのだろうかという疑問も… 財団法人室蘭テクノセンターのPDF資料にカーボンナノファイバーの電顕写真がありますが、もやっとした網状の物体で 配向性も無さそうです。カーボンナノチューブと言えば革新的なナノデバイスのイメージがあるかもしれませんが、 ああいうのは基板の決められた位置に決められた向きで作れて初めて機能するものですから、絡み合った塊みたいなナノファイバーの使い道は限られてくると思います。(上記の資料では電磁波シールド建材への適用を検討しているようですが。例えばアルミ箔に対して優位性があるんだろうか…)
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何か違和感 (スコア:2, 興味深い)
なんと言うか, 「牛糞からメタン」と「メタンからカーボンナノチューブ」ってのを脈絡なしにくっつけただけのような.
これが許されるなら「牛糞からダイヤモンド」でも「牛糞からプラスチック」でも, あるいは「牛糞で火星に行く」 [c00lstuff.com]
でもOKな気がするのですけど.Re:何か違和感 (スコア:1, 興味深い)
とはいえ、メタンの継続的安定的な供給源というと、ガス井戸掘る以外に探すとこれくらいしかないかと思いますよ。
牛は毎日毎日一年365日草食ってうんこしますし、それが日によって全く出なかったり数十倍のうんこが突然出るということもないですし。
カーボンニュートラルなことも含め、もし本当に採算があうのなら有望なメタン源かなと。
まあ、現実問題としては不純物が多すぎて工業的品質的にどうかということになるかと思いますが・・・
Re:何か違和感 (スコア:0)
これが流行ったらバイオエタノールのように、糞が高価値->牛を殺さない->牛肉の値段が上がるとか、
糞が高価値->たい肥業者と取り合い->肥料が高くなる->農作物の値段が上がる。
なんてことも有り得るのかな
Re:何か違和感 (スコア:1, 興味深い)
いやいや。たくさん糞が欲しければ飼育頭数を増やせば良いわけで、長生きさせる必要は無いでしょう。
メタン発酵法は糞を跡形も無くメタンにするわけではなく、残渣が残ります。
残渣をどうしているかというと、牧草などの肥料にする場合が多いと思います。従ってこちらもそれほど心配ないというか、むしろ肥料として引き取ってもらえない場合のほうが心配です。
さらに言えば、これはそんな心配をするほど高付加価値の物を生むのだろうかという疑問も…
財団法人室蘭テクノセンターのPDF資料にカーボンナノファイバーの電顕写真がありますが、もやっとした網状の物体で 配向性も無さそうです。カーボンナノチューブと言えば革新的なナノデバイスのイメージがあるかもしれませんが、 ああいうのは基板の決められた位置に決められた向きで作れて初めて機能するものですから、絡み合った塊みたいなナノファイバーの使い道は限られてくると思います。(上記の資料では電磁波シールド建材への適用を検討しているようですが。例えばアルミ箔に対して優位性があるんだろうか…)
Re:何か違和感 (スコア:0)
Re:何か違和感 (スコア:1)
だから、長さがものすごく短くて、向きもばらばらになってるものをどうやって軌道エレベータにするのかと。
軌道エレベータに必要なのは、一本で36,000kmのナノチューブであって、
そんな長さが1mmも無いようなものなんて、
自転車のカーボンフレームやゴルフクラブに混ぜ込んで子供だましに使うのが精精。
このプラントから、長大なナノチューブを取り出そうとしたら、
結局、石油から作るほうが安いし、確実性も高いと思うが。
Re:何か違和感 (スコア:0)
現状主に(実用を見据えて)研究されてるのは単なる材料としての方が多いかと。
配線材料/ナノデバイス材料としては、他のナノデバイス系と同様配置法がないため基礎研究
どまりですが、材料としては高熱伝導性材料、電磁波シールド材などで一部実用化まで行って
います。(チップの樹脂パッケージなどに使われる場合もあります)
金属単体と比しての利点は、樹脂埋包とすることで絶縁性の高熱伝導/電磁波吸収材として
使えることや、加工温度が低くていい(樹脂を加工できる程度の温度でよい)ため高温をかけ
られないような素材の被覆等でも利用できることなどがあります。
また、まだ(多分)実用化までは行っていませんが繊維に織り込む技術だとかCNT自体を織って
布状にするだとか電場/磁場中で分散させて整列させる(これは一部実用例あり)なんてのも
可能になってますので、素材としての利用はまあ進むんだろうと思います。