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A380とB787では長距離・大量輸送航路向けと中距離・中旅客数向けということで, そもそも狙っているビジネス領域が違いますからね.
むしろこちら [srad.jp]で指摘されている三菱の様なシャトルジェットクラスの方が, 今後の景気や燃料価格次第では微妙にオーバーラップしてくるかもしれません.
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
これでも崩れそうにないボーイングの牙城 (スコア:1)
#PC用のCPUも遠からずそんな感じだ
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re: (スコア:1)
まだ飛んでいないB787 [boeing.com]だから次世代機開発という意味では前者のほうが優勢だと思うぞ
Re: (スコア:2, すばらしい洞察)
A380とB787では長距離・大量輸送航路向けと中距離・中旅客数向けということで, そもそも狙っているビジネス領域が違いますからね.
むしろこちら [srad.jp]で指摘されている三菱の様なシャトルジェットクラスの方が, 今後の景気や燃料価格次第では微妙にオーバーラップしてくるかもしれません.
Re:これでも崩れそうにないボーイングの牙城 (スコア:5, 参考になる)
それこそ、B787/A350のようなワイドボディ中型機と、CRJ/ERJ/MRJのようなリージョナルジェット、B737/A320のようなナローボディ機とは市場セグメントが異なると思いますが
もちろん、この10年間リージョナルジェットマーケットは大変な勢いで拡大しました。リージョナルジェットは、高バイパス比のターボファンエンジンを採用することで、低速なプロップ機マーケットを浸食しただけでなく、従来のハブ空港間を四発大型ワイドボディ機で結び、最終目的地までを小型ナローボディ機で結ぶハブ・アンド・スポーク型の大量輸送時代から、拠点間にリージョナルジェットによる直行便を頻繁に運行することで新しいマーケットを創出し、航空業界に新しいパラダイムを生み出しました(加えて言えるのが規制緩和による航空会社の新規参入刺激)。結果として、航空業界は大型四発ワイドボディ機から、より小型の双発ワイドボディ機、または低燃費のナローボディ機へダウンサイジングが進行したわけです
直行便の増加により、顧客は乗り継ぎの手間と時間を省くことができ、また高速な巡航速度を誇るリージョナルジェットの増加は、従来のプロップ機と異なる広い機内空間と、滞空時間の削減、低騒音といったメリットを享受することができました。また、都市に近接したシティエアポートを利用することが可能になったため、大量輸送時代のように都市郊外に置かれたハブ空港までの遠い距離を我慢することもなくなりました
しかし、原油価格の上昇と、航空需要の劇的な変化は右肩上がりで上昇してきたリージョナルジェットマーケットに打撃を与えることは明白です。むしろ、景気の急減速により、顧客は多少の乗り継ぎ時間を我慢してでも、安価なハブ空港間の大型機需要が復活することは十分予想できます
現に、これまでリージョナルジェットマーケットを支えてきた、新規参入航空会社/格安航空会社の経営は急激に悪化しており、今年だけでもアロハ、スカイバス、ATA、フロンティアといった新規参入航空会社/格安航空会社が経営破綻しています。それと比較して、今なお経営に多くの課題を残しているものの、ハブ空港間に大型機を飛ばしているレガシー航空会社(大手航空会社)の路線は、比較的打撃が少ないと言われています
B787の受注は好調ですし、A300/A330と比較して競争力の劣っていたB767の代替として需要の見込めるB787は、ボーイングの収益に多大な貢献をもたらすことは確かでしょうが、当初ボーイングが描いていたような四発大型ワイドボディー機マーケットを浸食するという、バラ色の未来図は不確かなものになっています。加えて、納入遅延は膨大なバックオーダーを抱え、しかも北京オリンピックの航空需要を目当てに大量に発注していて航空会社の憤激を買っていることは事実ですし、問題がこれ以上悪化すれば損害賠償請求や、発注キャンセルによって収益に打撃を与える可能性は高くなっていると思います。同時に、そういった航空業界の現状は、B737/A320のようなナローボディ機だけでなく、リージョナルジェット市場にも大きな影響を与える可能は極めて高いのではないかと思います
#BA、EAD、BBDの株主だけど泥酔してるのでACで