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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
質問 (スコア:1, 興味深い)
関連ストーリーを見ると
「ひまわり6号の正式運用が2005/06/28(打ち上げが2005/02/26)」
らしいんだけど、2010年に設計寿命が尽きる。
5年も動けばスゴイ!の世界なのかもしれないけど
衛星1機の単価は高いし(いくらかはしらないけど数十億くらい?)
じゃあ1年あたりの単価は?とか天気予報1日分はいくらなの?
とか考えると次を打ち上げるのはどうなんだろう。とは思ってしまう。
たとえば今、気象衛星が無くなったら、天気予報はどうなるのか?
衛星なんてなくても勘と経験でなんとかなるのか?
命中精度が今の7割くらいになるのか?2割とかになるのか?
打ち上げる予算をつけるくらいなら、今の半分くらい(の写真の枚数)でいいから
他から借りた方がいいのか?
次打ち上げるなら、寿命をもっと延ばせないのか?
何かいい方法は無いのかなぁ?
# 国策として日本が打ち上げることが本当に1番いいのか?も含めて
Re:質問 (スコア:5, 参考になる)
こんなものです。
姿勢制御とか、軌道の位置確保とかに噴射剤を使うのですが、その使用見込みで寿命がきまります。
思ったよりも使わないで済んだ、とかの僥倖が重なって設計寿命3年の衛星が10年運用してるとか
様々ですが、設計寿命を越えたらいつ壊れてもおかしくない、という覚悟が要ります。
ところで、5年もメンテナンスフリーで動いている機械って一般的に言ってすごいと思いませんか?
枯れた技術のものでなくて、最先端技術の寄せ集めで、ロケット打ち上げで高Gがかかって、
絶えず宇宙線を浴びる酷使される環境下で、ですよ?
>たとえば今、気象衛星が無くなったら、天気予報はどうなるのか?
>衛星なんてなくても勘と経験でなんとかなるのか?
気象衛星がなくて勘と経験でしていたころに起きた事故 [wikipedia.org](JST失敗知識データベース [jst.go.jp])
海峡を渡るのさえ命がけになります。ましてや外洋の運航は困難になるでしょう。
輸出入に関わる海運は天候の見極めが難しくなったり保険料が高くなりでコストが高くなり、
天候が荒れたらすぐに港に帰れる近海での漁業に制限されるかもしれません。
貿易立国たる日本の経済は成り立たなくなり、食卓からは豊富な海産物が消えるでしょう。
他の農産物も、急な天候の変化に対応できなくなり、水害などによる影響で安定した食糧供給が難しくなるかもしれません。
(以上、多少大げさな予想図終わり)
今回、存続の危機にたっているのは日本の“静止”気象衛星なので、
衛星観測がゼロになるわけではない(極軌道のものがいくつかある)ので
まったくデータゼロになるわけではないけど、極軌道だと1つにつき1日2回、
静止軌道だと1つあれば1日24回の観測。
台風のような急激な変化をする現象の把握には静止軌道なしは考えられません。
ちなみに、タレコミ元 [yomiuri.co.jp]には「GOES貸すのは1年だけね」って釘が刺されてます(何でタレコミから削ったんだ)ので、「借りてくる」選択肢はなし。
Re: (スコア:0)
地上からの測定技術は非常に進歩していますし、航空観測の道もありますので。
さすがに、海峡一つ渡るのも命がけというのは大袈裟でしょう。
外洋を渡るのは確かに困難となります。また、国境に近い地域(特に西側)も困りそうですね。
Re: (スコア:0)
まあ、「多少大げさな予想図」とあるので多少の誇張は許してあげてください:-p
NASA/NOAAなんかはこの辺マスコミへのアプローチが上手いですよね。
って、ネット上ソース見つけられなかったのですが、
NOAA/NASAがもつ観測ネットワークが「もし存在しなかったら」ハリケーン○○の被害はこれだけ拡大していたとか、
エルニーニョによる不作の事前予想がつかずこれだけの社会的リスクを与えたとか、そういう
(科学者にとってつまらない(ぉ が、予算をつける人にとっては重要な)項目を列挙して
「我々の観測システムは米国の社会経済に○○ドルの貢献をしている!」
ってキャンペーンを張ったことがあります。
こういう試算を日本の理系官僚がしても財務官僚や新聞社に鼻で笑われそうだなw
M総研さん、してみないかなぁ?今はシステム統合で忙しいのかなあ。
でも、この衛星が決まったら受注しそうなのは(ry