An acquisition would be positive for Samsung, which pays $300 million to $400 million in royalty payments annually to SanDisk, as it would gain hundreds of patents for flash-memory- chip technology, Daiwa Institute of Research Ltd. analyst Jae Lee wrote in a Sept. 8 report.
東芝、米サンディスク買収に関心 (スコア:1)
Re: (スコア:1)
> 買収総額は約58億5000万ドル
> SanDiskはフラッシュメモリに関する多数の特許を保有しており、
> Samsungはこれら特許に対して毎年数百万ドル単位の使用料
毎年、一千万ドルの特許使用料だとしても、買収総額を割ると、585年。
他のメーカー(東芝とか)からの特許使用料が、二千万ドルあっても 195年。
しかし特許の寿命は長くても15年といったもの、今後数年の間に、
市場規模が、何十倍にもならないと元が取れない。
競争しているのは、Samsung と 東芝 だけではないし、Blu-rayや HDDも
おとなしく引っ込みはしないだろう。
ちょっと賭金が上がり過ぎじゃないだろうか。
Re:東芝、米サンディスク買収に関心 (スコア:4, 興味深い)
と400億円近いロイヤリティーを毎年支払っているそうです.
Bloomberg [bloomberg.com]でも
ということでマイコミジャーナルの方は桁を間違っているかと.
Bloombergの記事の方はその後も面白いことを書いていて,ロイヤリティ収入は半年で$254m,SanDiskの売り上げの13%はSamsungからだそうです.
SanDiskのフラッシュをSamsungに売りつけている訳ではない(つまりSamsungからの収入はそのまま利益になる)のでSanDiskにとってSamsungは鵜飼いの鵜のような存在で,もし自分が製品の生産を全部やめてしまってもSamsungからのロイヤリティー収入で食べていけるわけです.
SanDisk側からしたら今業績がふるわないのは景気が悪いからで,それでも製品を作っているのはそれが将来的に利益を生み出すからだという理屈でしょう.
Samsungからしてみれば15-20年分のロイヤリティーを先払いしただけでシェアを過半数にまで押上げ,価格決定のイニシアティブを握れれば安い買い物だという判断だと思いますが,意図が見え見えかつ本気で困っている訳ではないSanDiskにとってはまだまだ足下を見ることができる相手な訳です.