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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
その金は何所へ (スコア:0)
(多少OT)無駄無駄無駄(Re:その金は何所へ (スコア:1, 興味深い)
今まで(と言うか20世紀末にユーロが立ち上がるまで)のアメリカは、唯一の基軸通貨保有国であって、これは何を意味するかといえば
対外債務が大赤字でも米ドル刷っていれば買い物が出来たので海外の投資家も官民の債権を買えば必ずリターンがあった。と言う特権的な地位にいた訳でして、
ユーロの台頭に始まって基軸通貨が複数できたので、米ドルだと都合の悪い貿易決済や米ドルだとリスクが高いと思われる取
Re:(多少OT)無駄無駄無駄(Re:その金は何所へ (スコア:0)
¥>>$>>>>…>>>>€とか£とか>>>>>>>>その他の通貨
だよ?実際USよかEUのが内情ヤバいんだが。
社会基盤の疲弊の度合いで考えますが(Re:(多少OT)無駄無駄無駄(Re:その金は何所へ (スコア:1)
アメリカの場合には、顕著になったのは90年代後半のカリフォルニアの大停電あたりからだったと思うのですが、レーガン政権以降の経済政策で社会インフラがズタボロになっています。破綻の質がかなり違うけど社会全体の疲弊についてみるとブレジネフ政権末期以降のソ連に近くなってるように思えますが。
その上(経済理論的には古典的な帰結なのですが)クリントン-ブッシュ親子と有効な貧困対策や雇用促進が行われなかったのでバブルで沸くことはあっても基盤部分は相当破綻している。
今後一~二年でアメリカの破綻してる状況の全体像が明かになると思いますが、工業も農業も理論を下支えする泥臭い実践の労働力を維持できる力を相当失っていて、首だけが肥大して胴体から先が糸のようにやせ細った巨龍になっている。
工業や農業に於いて、知財ビジネスでしか儲けられなくなった経済システムと言うのは裏を返せば三億の国民を食わせ、頭の部分の優れた頭脳をいかんなく発揮しうる規模の生産手段を最早持っていないと考える事ができる。
オバマ政権(チーム・オバマと言うべきか?)はここに突っ込んでなんとか建て直そうと言う訳ですから容易ではない。
反面、EUですが、危機の本質としては乱暴に分けると二つに分かれていて、
・アメリカを震源地とする金融市場の混乱による金融家の破綻→EU全体に影響する
・各国間の足並みの乱れとその真因である貧富の差→こちらはEU全体に波及する部分は少ない
消費市場や生産グループとして見た場合、実際の所日本でバブルが弾けた時にやられたのとどのくらい違うのだろうか…と考えると、金融市場の混乱による市場の縮小と言うあたりではダメージが行くでしょうが、生産基盤や生活基盤までは冷戦期と比べても全然崩壊していない国が大半ではないかと思いますけど。
特に各国間の足並みの乱れはEUが発足した時点からの根本的な不安要素であって、良くも悪くも一枚岩じゃない。と言う事ではないかと思います。
EUが受けてるダメージと言うのは今後のEUの経済モデルの決め方と言うか資本家のグローバル化への制約のかけ方や貧困国への富める国の取り組みがどう転ぶかによる部分が大きくて、実際の所、全体で見た場合にはこの二十五年間、脇目も振らずに「アメリカ化」に邁進してきた日本よりも傷は浅い可能性も低くない(と言うか立ち直るのは相当速いのではないか)と踏んでいますが。
それ以前にユーロは歴史が若いのもあって米ドル的に一国(EU圏全体でもよい)の外交目的を達成するための最大の圧力カードとして使われた実績を殆ど持たないが故に(良くも悪くも軍事力や市場閉鎖と並ぶものになっていない)、主に非米諸国で決済通貨として多用されている部分が大きくて、同じ基軸通貨でも意味合いが違うように思うのですが…これから先どう転んでも複数の通貨が基軸通貨になる事は回避出来ないから、その先駆けとして考えた方がよいのではないかと。明らかに米ドルとは異質です。
# 人民元は微妙…中国と言う国自体が内政的に不安定要因が大きすぎて、不景気を引き金に国内の矛盾が一気に噴き出始めてる兆候が見受けられるので、今後本質の部分で大ゴケして経済でアレコレ出来なくなってしまう危険が低くない。
Re: (スコア:0)
なのでポンドや円を含めたドルとの比較では、貨幣としてのユーロも経済圏としてのユーロ加盟国もそれほどの実力はもっていません。
EUの中でも実力のある英国が加盟していないことでわかるようにEU諸国は一枚岩ではありません。
ユーロの運営をめぐり深刻な内部対立があります。
かつてはドルと拮抗し得るとの見方もありました。
ユーロは基軸通貨か(PDF)
http://www.nucba.ac.jp/cic/pdf/njeis491/08SAKURAI.pdf
2004年頃の論文です。
しかし現在では加盟国内の経済格差が