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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
いつものことながら (スコア:4, すばらしい洞察)
確か今使っているものも、相乗り多機能衛星にして予算通したような話でしたし、
その先代からこの手の話があったような。
無くなると明らかに社会的に不具合が出るものなのに、利権が絡まないといつまでも
こんな話の繰り返しなのでしょうか。うーん。
逆に考えると気象衛星に関連する研究者には大御所、年寄り含めて利権と政治が好きな
方が少ないのでしょうね。それ自体、理想的な研究者社会ですが、短所もあるのですね。
Re: (スコア:1)
その所要額は気象庁単独の普段の予算規模からするととんでもなく多いわけです。
これを必要な年に律儀に気象庁本予算に組み込んでたら
年度毎にすごく大きな波がある変な予算になってしまうわけで。
一方原則は単年度会計だから普段から積み立てて置くのは無理だし、
こうやって頭の体操的な手段で八方に配慮できるうえに必要な予算は確保される、
というのはそれなりに筋の通った解決法だと思いますよ、
技術的側面からしか物事を見れない人以外にとっては。
そもそも利権や政治的側面がまったく存在しない技術ってどうよとは思うんですよ。
それって人類や社会のいかなる分野に対しても何の利益もありません、てのとほぼ同義だし。
単年度会計の原則 (スコア:2, すばらしい洞察)
普通、一度承認降りたプロジェクトを途中放棄することはあまりないでしょう。消費済みリソースが無駄になってしまうわけですから、よほど先が見えないとか継続するほど悪化するといった話でもなければ。
ならば最初から完遂までの年次を考慮し毎年予算枠が確保されるようにしておくか、「すごく大きな波があって当然」とするのがむしろ自然なんじゃありませんかね。
予断ながら本予算枠の方で気象衛星を蹴って継続が決まったGXロケットの方はそれこそ先が見えないプロジェクトで、当初計画の4倍以上の額を突っ込んでなお結果が出ていません。
新技術の研究を含むプロジェクトですので一概に費用対効果だけでは判断できないものの、用途だけ考えればH-II系の増発によるコスト引き下げ、あるいは枯れた系であるM-Vの復活の方がまだしも目があるように思えます。
その辺も含めて、宇宙開発関係の予算組みは妙な所が多いんですよ。
Re:単年度会計の原則 (スコア:1)
経営学的には、そういった使ってしまった分は「サンクコスト」といいい、
それに拘泥してはならない(のに、人は魂を引かれてしまう)とされています。
もちろん、これまでに投入した分があるために現在以降の費用が少なくて済む
わけですが、それと比べてさらに効率の良い方法があるのなら、躊躇無くそちらを選ぶ
べきです。
つまり、毎年毎年「今から~の目的を実現するのに最適な方法は」とゼロベースで検討
しなくちゃならないってこってす。