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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
メモリスタ (スコア:4, すばらしい洞察)
Re: (スコア:1)
LCRの3つの基本素子に新たに1つ加わるというのは
クオークをもう1種類発見しました、並にすごい気がするんだけどなぁ。
1を聞いて0を知れ!
Re:メモリスタ (スコア:0)
http://www.jaist.ac.jp/ks/labs/hashimoto/cgi-bin/sb/log/eid107.html [jaist.ac.jp]
> Chua による memristor の存在予測は以下のような形でなされました。
> 電気回路は、電流(I)、電圧(V)、電荷(q)、磁束(Φ)の4つの変数を持っています。
> このうち、磁束 Φ と電荷 q の間の関係を除く5種類の二変数間の関係(電流と電荷の関係および電圧と磁束の関係、オームの法則、ファラデーの電磁誘導の法則、コンデンサ)については当時(1971年)においても良く知らていましたが、電荷 q と磁束 Φ の間の関係式については、それを実現する受動回路素子が見つかっていませんでした。
> Chua は、Φ と q の間をつなぐ回路素子も存在してしかるべきだと考え、それを memristor と名付け、memristance M という量を持つ素子としてその存在を仮定し、Φ と q との間に dΦ = Mdq という関係式を立てました。
> そして、M の性質を詳細に調べ、M が q の関数となっているような場合にそれは非線形的な振る舞いを示すようになり、電流-電圧特性が、他の回路素子によっては再現できないような特性を示すということを見出しました。
>
> その後40年近く memristor の物理的実体は見つからず、ようやく今回の発見(実際の作製)に至ったということです。
だとのことなんですが、
http://h50146.www5.hp.com/info/enewsletter/080724/spotlight/04/ [hp.com]
> Chua氏は「電気回路にはコンデンサ、抵抗器、インダクタの3つの基本となる要素があるとされているが、内部を流れる電荷の量に関連して働く新たな第4 の要素を加えるべきである」として、その存在を一連の数学方程式の中で理論的に定義、その動作や働きさえも説明していました。
こちらのほうでは磁束の磁の字も出てこないんですよね…
つまり、確かに
V(t) = M(q(t)) I(t)
こういうデバイスなんですが
M(q) = dΦ/dq
磁束の話はどこにも出てこないので、こういう性質は持っているのかいないのかわかりません。
で結局、今年発明されたメモリスタは何かということですが、
「かつて理論的な可能性を示されたもの(=電荷と磁束を結びつける受動デバイス)ではないが、事実上同じ動作をするデバイス」
といったところなんでしょうか。
まあ、納得いったわけではないのですがね。