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「フリーコンテンツが実際の売り上げに結びつくことをこのような形で実証した」ではなく、「フリーコンテンツが実際の売り上げに結びつく場合もあることをこのような形で実証した」ではないでしょうか?
・名作と呼ばれるもので・古いマニアしか保存していなくて・ちかごろTVでも流れていなくて・(SPAMなど)有名な話として聞いた事があるけど実物を見た事がない人も多くて・昔はなかったメディアで高画質で販売されていて・しかし普段はあまり宣伝されてもいなくて等など、「モンティパイソンだから」または「古典の名作だから」という条件が多すぎて、一般化は出来ないと思います。
#確かに「フリーコンテンツが実際の売り上げに結びつくこと」は実在しますが、#最大の問題なのはそういう事例が実在するかどうかではなく、#「フリーコンテンツによる販売機会の損失」との比較なのですから。
>「モンティパイソンだから」または「古典の名作だから」という条件が多すぎて、一般化は出来ないと思います。
一般化は出来ないという点は賛同します。
でも逆に、同じ条件を満たすものが少ないかというとそうでもないと思いますし、モンティパイソンと同じ条件が必須とも思えません。要は、完全にそれを満たさなくても、いくつかトレードオフになるものがあれば買うのだから極端に例外化も出来ないと思います。いくら名作でも、見なくても死ぬことは無いし、なんらかのプレミアをつけるなど工夫する事を怠って売れるものではないはずです。逆に高画質化なんてのはビデ
論点は全く違うところにありまして。
「古典ではない」ので良い画質で録画している人が多かったり「名作」ではないので所有欲をかき立てられない大多数のコンテンツにとっては、「いつでも無料で見られる事」が大きな問題になっているのではありませんか?
「所有欲をかき立てる名作を作れ」というのは正論です。しかし、コンテンツの全てが万人にとっての名作であることは、価値観の多様化した現代では実質的に不可能であり、需要にあわせたコンテンツ制作が望まれているようにおもえます。
今、youtubeやニコニコ動画などに無断でアップロードして、「無料で見られ
>「古典ではない」ので良い画質で録画している人が多かったり
それはオンライン流通というより、むしろコピーワンス問題とかコピーガード問題がライバルになってくると思いますがね。良い画質で録画したものがあって、それで満足するならオンラインで入手しなくてもいい、機器が需要を奪ってることになるので。
>「名作」ではないので所有欲をかき立てられない大多数のコンテンツにとっては、
モンティパイソンがいきなり名作になったわけでもないし、実はリアルタイムで見ていた人ほど、そうでない人にとって名作という評価は必ずしも高くありません。名作とはいえそれに所有欲をかきたてられる人を過大評価しています。
俗な例を言えば、ガンダムはファースト以外クソとか固定観念に囚われてしまい、最近のガンダムを見て育った世代に初代を押し付けてるようなものです。
>「いつでも無料で見られる事」が大きな問題になっているのではありませんか?
有料で見られるようになっていない以上、大きな問題と考えるならいつでも見られる有料という道を作ってから言うべき、という事。もしかして、もちろん作りたいけど出来ないんだ、そういう壁が大きいのならそれはコンテンツ再利用の出来ない業界問題であって、違法コピー以前に自分達で自分達のコンテンツをなんとかできない問題があるということになる。だったら、そこをなんとかするように動くほうが建設的でしょう。モンティパイソンの事例は、そこを評価すべきなのです。
>モンティパイソンの場合は、「喚起された需要の方が遙かに多かった」しかし、それは例外として扱うべきではないですか?
その「遥かに」というのが、過大評価というだけで例外部分はあるでしょう。しかし、その例外、作品の質と信じ込んでいる部分は、実はコンテンツの少ない時代性でしかなかったも知れません。そういう意味で考えると、「所有欲をかき立てる名作を作れ」ではなく「粗製濫造をやめろ」のほうが理にかなっている気がします。
>大多数のコンテンツにとっては「潰された需要の方が多い」可能性は、今回の事例からは否定できませんよ?
潰しているのは本当にフリーコンテンツなのだろうか?という気がしてならないのです。モンティパイソンのようにDVDで所有するばかりが、需要を生かす唯一の方法ではありません。そういう事を含めて、フリーコンテンツが登場して支持されているコンテンツを、Youtube以前にどう生かしてきたか振り返って見ればいいのではないか、ということです。
>違法アップロードを行う人々が今回の事例を一般化し「錦の御旗」として一層の自己正当化および違法行為
このような結果があろうとなかろうと、先にアップされて不本意だろうが需要を放置している事には変わりないです。彼らの主張がやむことはありませんし、彼らがアップロードしたものを「ありがたい」と思ってしまう人が出てしまう、「代替手段が無い」のをいいことに既成事実化していくなら、「錦の御旗」の有無は関係なく影響を与えると思います。積極的に支持する事は、権利者それぞれの考えを尊重してしませんが、潜在的な需要を表出しているのは事実です。親告罪なのでそれを肯定する事もできる、それをどうこうするかは権利者が判断すればいい事でしょう。ただ、違法コンテンツに変わって、それを再利用することも出来ずに死蔵させるだけでは彼らの行為を、直接アップロード手段に及ばない利用者が後押ししてしまうでしょうね。
アテンションエコノミーといわれるように、手段が違法であれ合法であれ、ある個人の娯楽時間を占有する事が難しくなっていて、テレビでCM打てば皆が注目してくれた時代ではないという事で、モンティパイソンは作品の質も高いのは認める所ですが、実はそれ以上に、コンテンツわずかな時代だったためにアテンションがそこに集中していたに過ぎません。アテンションも取れずに、古典とか名作とか言われる事は無かったのです。視聴環境の後押しも大いにあるということを忘れて、既成のビジネス概念に囚われると、娯楽環境の変化に取り残されて、コンテンツは孤独死してしまうのではないでしょうかね。
そして著作権が切れてから、500円DVDみたいな商売に持っていかれると。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
特殊な例ではないでしょうか? (スコア:4, すばらしい洞察)
「フリーコンテンツが実際の売り上げに結びつくことをこのような形で実証した」
ではなく、
「フリーコンテンツが実際の売り上げに結びつく場合もあることをこのような形で実証した」
ではないでしょうか?
・名作と呼ばれるもので
・古いマニアしか保存していなくて
・ちかごろTVでも流れていなくて
・(SPAMなど)有名な話として聞いた事があるけど実物を見た事がない人も多くて
・昔はなかったメディアで高画質で販売されていて
・しかし普段はあまり宣伝されてもいなくて
等など、
「モンティパイソンだから」または「古典の名作だから」という条件が多すぎて、一般化は出来ないと思います。
#確かに「フリーコンテンツが実際の売り上げに結びつくこと」は実在しますが、
#最大の問題なのはそういう事例が実在するかどうかではなく、
#「フリーコンテンツによる販売機会の損失」との比較なのですから。
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:1, すばらしい洞察)
>「モンティパイソンだから」または「古典の名作だから」という条件が多すぎて、一般化は出来ないと思います。
一般化は出来ないという点は賛同します。
でも逆に、同じ条件を満たすものが少ないかというとそうでもないと思いますし、
モンティパイソンと同じ条件が必須とも思えません。
要は、完全にそれを満たさなくても、いくつかトレードオフになるものがあれば買うのだから極端に例外化も出来ないと思います。
いくら名作でも、見なくても死ぬことは無いし、なんらかのプレミアをつけるなど工夫する事を怠って売れるものではないはずです。
逆に高画質化なんてのはビデ
Re: (スコア:2, 興味深い)
論点は全く違うところにありまして。
「古典ではない」ので良い画質で録画している人が多かったり「名作」ではないので所有欲をかき立てられない大多数のコンテンツにとっては、「いつでも無料で見られる事」が大きな問題になっているのではありませんか?
「所有欲をかき立てる名作を作れ」というのは正論です。
しかし、コンテンツの全てが万人にとっての名作であることは、価値観の多様化した現代では実質的に不可能であり、需要にあわせたコンテンツ制作が望まれているようにおもえます。
今、youtubeやニコニコ動画などに無断でアップロードして、「無料で見られ
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:特殊な例ではないでしょうか? (スコア:0)
>「古典ではない」ので良い画質で録画している人が多かったり
それはオンライン流通というより、むしろコピーワンス問題とかコピーガード問題がライバルになってくると思いますがね。
良い画質で録画したものがあって、それで満足するならオンラインで入手しなくてもいい、機器が需要を奪ってることになるので。
>「名作」ではないので所有欲をかき立てられない大多数のコンテンツにとっては、
モンティパイソンがいきなり名作になったわけでもないし、実はリアルタイムで見ていた人ほど、
そうでない人にとって名作という評価は必ずしも高くありません。
名作とはいえそれに所有欲をかきたてられる人を過大評価しています。
俗な例を言えば、ガンダムはファースト以外クソとか固定観念に囚われてしまい、
最近のガンダムを見て育った世代に初代を押し付けてるようなものです。
>「いつでも無料で見られる事」が大きな問題になっているのではありませんか?
有料で見られるようになっていない以上、大きな問題と考えるならいつでも見られる有料という道を作ってから言うべき、という事。
もしかして、もちろん作りたいけど出来ないんだ、そういう壁が大きいのならそれはコンテンツ再利用の出来ない業界問題であって、
違法コピー以前に自分達で自分達のコンテンツをなんとかできない問題があるということになる。
だったら、そこをなんとかするように動くほうが建設的でしょう。
モンティパイソンの事例は、そこを評価すべきなのです。
>モンティパイソンの場合は、「喚起された需要の方が遙かに多かった」
しかし、それは例外として扱うべきではないですか?
その「遥かに」というのが、過大評価というだけで例外部分はあるでしょう。
しかし、その例外、作品の質と信じ込んでいる部分は、実はコンテンツの少ない時代性でしかなかったも知れません。
そういう意味で考えると、「所有欲をかき立てる名作を作れ」ではなく「粗製濫造をやめろ」のほうが理にかなっている気がします。
>大多数のコンテンツにとっては「潰された需要の方が多い」可能性は、今回の事例からは否定できませんよ?
潰しているのは本当にフリーコンテンツなのだろうか?という気がしてならないのです。
モンティパイソンのようにDVDで所有するばかりが、需要を生かす唯一の方法ではありません。
そういう事を含めて、フリーコンテンツが登場して支持されているコンテンツを、
Youtube以前にどう生かしてきたか振り返って見ればいいのではないか、ということです。
>違法アップロードを行う人々が今回の事例を一般化し「錦の御旗」として一層の自己正当化および違法行為
このような結果があろうとなかろうと、先にアップされて不本意だろうが需要を放置している事には変わりないです。
彼らの主張がやむことはありませんし、彼らがアップロードしたものを「ありがたい」と思ってしまう人が出てしまう、
「代替手段が無い」のをいいことに既成事実化していくなら、「錦の御旗」の有無は関係なく影響を与えると思います。
積極的に支持する事は、権利者それぞれの考えを尊重してしませんが、潜在的な需要を表出しているのは事実です。
親告罪なのでそれを肯定する事もできる、それをどうこうするかは権利者が判断すればいい事でしょう。
ただ、違法コンテンツに変わって、それを再利用することも出来ずに死蔵させるだけでは彼らの行為を、
直接アップロード手段に及ばない利用者が後押ししてしまうでしょうね。
アテンションエコノミーといわれるように、手段が違法であれ合法であれ、ある個人の娯楽時間を占有する事が難しくなっていて、
テレビでCM打てば皆が注目してくれた時代ではないという事で、モンティパイソンは作品の質も高いのは認める所ですが、
実はそれ以上に、コンテンツわずかな時代だったためにアテンションがそこに集中していたに過ぎません。
アテンションも取れずに、古典とか名作とか言われる事は無かったのです。
視聴環境の後押しも大いにあるということを忘れて、既成のビジネス概念に囚われると、
娯楽環境の変化に取り残されて、コンテンツは孤独死してしまうのではないでしょうかね。
そして著作権が切れてから、500円DVDみたいな商売に持っていかれると。