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No matter where you put an advanced setting, somebody will tell you that you are an idiot [msdn.com]
標準モードをWeb標準に準拠したら意図したとおりに見えないサイトがあると文句を言われる.互換モードと互換モードで表示するURLのリストを用意したら混乱を引き起こすといわれる.自社のサイトもそのURLリストに加えたら自ら行動で示せと言われる.
>「NNだと見えないサイトでもIEなら見える」というのは大きかったよ。>たとえ原因がサイト側のタグミスだったとしてもね。それをやったから、今「IEで見えないサイト」が乱立してるんだけど?
「ちょっとくらいバグがあるサイトも表示してもいいんじゃね?」「もっとバグのあるサイトも表示してもいいんじゃね?」「もっともっともっともっともっとバグのあるサイトも表示してもいいんじゃね?」となるのは予想できたこと。Windowsの互換性問題もそうだけど、MSは昔から互換性を軽視する傾向が見られました。
>アンチMS君は独禁法違反ばかり突き上げるけど、MSが何を騒いでもIEのシェアが上がらなかったからこそ、MSは「IEとWindowsの抱き合わせ販売」という禁断の果実に手を出したんだけどね。
それが独禁法違反で真っ黒だということが分かっていたにも関わらずだ。
インターネット構築の原則の一つに「送信時には厳格で、受信時には寛大であるべき (RFC1958 3.9 [biglobe.ne.jp])」というものがあります。問題は元から断つ、仮に問題があっても受信側に波及させないという、通信を円滑にするための過去から受け継がれてきた知恵みたいなものだと思います。同RFCの位置付けは「(発行時)現在の原則のスナップショット」というようなものになっていますが、但し書きが加えられることはあっても原則そのものが覆ることはない(厳格・寛大というそれぞれの方向性が逆を向くことはない)でしょう。
HTMLはこれを受け継いでおり、送信側はHTMLを拡張するな(厳格)、受信側は(正確な解釈を大前提として)認識できない不正なものがあれば捨てて、残りを可能な限り表示せよ(寛大)、という方針をとっています(HTML 4.01 B.1 [asahi-net.or.jp])。例えば未知のタグの混入程度なら、IEに限らず、ブラウザにはそのタグだけを無視して要素の内容を表示するように求められます。CSSでも同様で、NNのユーザー離れの要因としてもNN4になって不安定になった(寛大さを落とした)ことが大きかったように思います。
(送信側の意図を推察して解釈せよなどとはしていないし、IEのMIME-type無視などは寛大さが過ぎる、とは思いますが。)
「ちょっとくらいバグがあるサイトも...」などと言うのが問題を抱えたサイトの製作者だったなら、話は違います。原則論で言えば、送信側が受信側の寛大さをあてにすることで自身に求められる厳格さを緩めているわけですから。しかしそれを解決するとしたらサイト製作者が解決すべき問題であって、IEの実装の是非とは別問題です。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
どう選択できるようにしても,誰かが文句を言う・・ (スコア:5, すばらしい洞察)
No matter where you put an advanced setting, somebody will tell you that you are an idiot [msdn.com]
標準モードをWeb標準に準拠したら意図したとおりに見えないサイトがあると文句を言われる.
互換モードと互換モードで表示するURLのリストを用意したら混乱を引き起こすといわれる.
自社のサイトもそのURLリストに加えたら自ら行動で示せと言われる.
屍体メモ [windy.cx]
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
Re: (スコア:2, 興味深い)
ほぼ独占状態だったんだよ。
そのブラウザはな、CookieだのJavaScriptだの、その頃は標準ではなかった
いろいろな拡張を勝手にやっちゃったんだな。
ブラウザのシェアを取りたい弱小のMSブラウザ、IEは、そんな標準外の
Netscapeからシェアを奪い取るために、Netscapeがデファクトスタンダードに
してしまった標準外のページも見れるように対応しちゃったんだ。
その後シェア争いの過程で、Netscapeが勝手に追加した標準外の仕様では
物足りなくなったMSが、独自に拡張もやりはじめちゃったんだね。
Re: (スコア:3, 興味深い)
まだHTML手打ちユーザーが多く、またレイアウトにテーブルタグを使うのが当たり前だった時代にこの差は大きく、いわばNNの自滅といった形でシェアを譲り渡したのも忘れちゃいけない。
アンチMS君は独禁法違反ばかり突き上げるけど、当時アンチIEだった私が転んだのはこのテーブルタグの解釈の違いが理由だものね。それは周りにも大勢いた。
「NNだと見えないサイトでもIEなら見える」というのは大きかったよ。
たとえ原因がサイト側のタグミスだったとしてもね。
Re: (スコア:1, すばらしい洞察)
>「NNだと見えないサイトでもIEなら見える」というのは大きかったよ。
>たとえ原因がサイト側のタグミスだったとしてもね。
それをやったから、今「IEで見えないサイト」が乱立してるんだけど?
「ちょっとくらいバグがあるサイトも表示してもいいんじゃね?」
「もっとバグのあるサイトも表示してもいいんじゃね?」
「もっともっともっともっともっとバグのあるサイトも表示してもいいんじゃね?」
となるのは予想できたこと。
Windowsの互換性問題もそうだけど、MSは昔から互換性を軽視する傾向が見られました。
>アンチMS君は独禁法違反ばかり突き上げるけど、
MSが何を騒いでもIEのシェアが上がらなかったからこそ、
MSは「IEとWindowsの抱き合わせ販売」という禁断の果実に
手を出したんだけどね。
それが独禁法違反で真っ黒だということが分かっていたにも関わらずだ。
Re:どう選択できるようにしても,誰かが文句を言う・・ (スコア:1)
インターネット構築の原則の一つに「送信時には厳格で、受信時には寛大であるべき (RFC1958 3.9 [biglobe.ne.jp])」というものがあります。問題は元から断つ、仮に問題があっても受信側に波及させないという、通信を円滑にするための過去から受け継がれてきた知恵みたいなものだと思います。同RFCの位置付けは「(発行時)現在の原則のスナップショット」というようなものになっていますが、但し書きが加えられることはあっても原則そのものが覆ることはない(厳格・寛大というそれぞれの方向性が逆を向くことはない)でしょう。
HTMLはこれを受け継いでおり、送信側はHTMLを拡張するな(厳格)、受信側は(正確な解釈を大前提として)認識できない不正なものがあれば捨てて、残りを可能な限り表示せよ(寛大)、という方針をとっています(HTML 4.01 B.1 [asahi-net.or.jp])。例えば未知のタグの混入程度なら、IEに限らず、ブラウザにはそのタグだけを無視して要素の内容を表示するように求められます。CSSでも同様で、NNのユーザー離れの要因としてもNN4になって不安定になった(寛大さを落とした)ことが大きかったように思います。
(送信側の意図を推察して解釈せよなどとはしていないし、IEのMIME-type無視などは寛大さが過ぎる、とは思いますが。)
「ちょっとくらいバグがあるサイトも...」などと言うのが問題を抱えたサイトの製作者だったなら、話は違います。原則論で言えば、送信側が受信側の寛大さをあてにすることで自身に求められる厳格さを緩めているわけですから。しかしそれを解決するとしたらサイト製作者が解決すべき問題であって、IEの実装の是非とは別問題です。