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こういったケースでは往々にしてインパクトや奇抜な見た目だけがポイントとなり、結果として万人受けしないマイノリティ仕様な物が採用される。
そして、一部のお目出度い人だけが買う限定モデルとなり、ほとんどの場合には一過性の話題作りにしかならない。場合によっては話題にすらならず、無駄な広告宣伝費に成り下がってしまう運命。(そもそも商品化される[可能性]という言葉が示すとおり、商品とならず費用回収も見込めないかもしれない)
しかもCEATEC JAPANに展示って、開発期間は2ヶ月無い!?普段と違う構造・機構・機能・コンセプトでこれは、作らされる技術者が気の毒だ。あ、展示だからデザインサンプルってことかな?それでもめんどくさいな。。。
なんにしても、宣伝として微妙だし費用回収の見込みも薄そうな企画で遊べる(?)富士通がうらやましい。遊びじゃないとしたら、どんなビジネスを考えているのだろう。
「今すぐ金になるかどうか」でしか判断できない人が多いのですね。話題作りでもいいからコンテストを開いて、実際に使えそうなアイデアが本当に出たらいいな、そんな発想すら「遊び」と切って捨てられる日本という国に、どんな未来が残されるというのでしょう。寄せられたアイデアを実現できれば、確かにそれは富士通の利益ですが、一方で商品化を通じて社会へ還元される財産となることも、忘れてはいけません。
>「今すぐ金になるかどうか」でしか判断できない人が多いのですね。それ以外の基準を採用できるほどの余力が、今の不治痛にあるのだろうか。
ジツーに限らず、この不況の中にあって中~長期的なビジネスモデルに大金をかける事が良いことなのだろうか???まずは現在の従業員、給料/賞与の維持、そのための利益確保だと思う。後々のための種まきなんかは、その次の話です。
>中~長期的なビジネスモデルに大金をかける
まずは理想論ですが、そのくらいのロードマップを語れない企業に明日を生き延びて欲しくないです。未来に成長するビジョンを描かないで、現在のリソースのやり繰りばかりでは経営手法はコストカットとリストラに徹する事になってしまいます。80年代辺りまでは、それでも勝ち残ってこれました。なぜなら、日本の生産性が高く(作れば売れた面白い時代だったから、進んでサービス残業もしていた)中国にイノベーション力が無く西側経済圏への影響力、発言権が無かったから。でも今は全く違うというのは、各種経済レポートなどからも明らかです。
>まずは現在
中国にあまりに近く、韓国(8割)ほどでないにしても輸出に頼る日本の産業にとっては幻想ですね。どうしたって製造コストがボトルネックになって、国内労働力を切り詰める方向にいくしかない。それならいっそ、イノベーションを起こして先導する事が一番の「今を生き抜く」近道になるものです。
「勝者は嵐を生き延びた者ではなく、ゲームのルールを変えた者だ。」(IBM会長 S・パルサミーノ)
>後々のための種まき
だから、どういう種を撒くのか、どこに種を撒くのか、どうやって種を撒くのか、そこに議論の余地はあるかも知れませんが、種を撒かずに収穫に徹するというのは座して死を待てと同じ事でありえないのです。そういう持久戦しか日本には生きる道が無いか?というとそんな事は絶対ありません。
需要低下の時代、リソース不足の時代、どうやって利益確保するのが良いのでしょうか?
例えば給料日までどうやって凌ぐか考えた時に、1日の食費を幾らにすればよいかと考えてしまいがちです。しかし、それでは来月も同じ時期に同じ苦しみが待ちうける事になるのです。今の生活を維持する事を考えた場合、支出を抑えれば生命(会社)維持は出来ても、生活(従業員)維持とは言えません。収入の構造を変えて、収入自体を増やす以外に現状の生活を維持する道は無いのです。
それなら社内のリソースを使えばよくて、コンペティションは必要ないというかも知れません。社内を鼓舞する必要なく士気が高い小さい組織ならいいでしょう。しかし、富士通だとか東芝、日立のような大手になればなるほど台所事情を知って遠慮がちになるか、チャンスを与えられているのに「やらされ感」をもたれてブラック企業呼ばわりされてしまいます。「失敗したらどうしよう」という分不相応な仕事へのプレッシャーが、チャレンジ精神よりも上回り、生き抜くために必要な最低限のリソースの中で、イノベーションを起こすためのリソースを無償で捻出する事に同意できるほど、愛社精神豊かな人間に期待する事は終身雇用の崩壊した現代には無理なのも確かでしょう。
組織の枠にとらわれない発想であったり、イノベーションを起こしうる発想を手に入れる手段として、こういうコンペティションは費用対効果でみれば、実際は安いくらいなのです。1年先に計画倒産や身売りする事がゴールでないとしたら、優秀な人材が在野で浪人している今こそイノベーションを起こして10年先といわず3年先に立っていられる好機…という気がしませんか?
「好況よし、不況さらによし」(松下幸之助)
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何がしたい? (スコア:2, 興味深い)
こういったケースでは往々にしてインパクトや奇抜な見た目だけがポイントとなり、
結果として万人受けしないマイノリティ仕様な物が採用される。
そして、一部のお目出度い人だけが買う限定モデルとなり、ほとんどの場合には一過性の話題作りにしかならない。
場合によっては話題にすらならず、無駄な広告宣伝費に成り下がってしまう運命。
(そもそも商品化される[可能性]という言葉が示すとおり、商品とならず費用回収も見込めないかもしれない)
しかもCEATEC JAPANに展示って、開発期間は2ヶ月無い!?
普段と違う構造・機構・機能・コンセプトでこれは、作らされる技術者が気の毒だ。
あ、展示だからデザインサンプルってことかな?
それでもめんどくさいな。。。
なんにしても、宣伝として微妙だし費用回収の見込みも薄そうな企画で遊べる(?)富士通がうらやましい。
遊びじゃないとしたら、どんなビジネスを考えているのだろう。
Re: (スコア:1, すばらしい洞察)
「今すぐ金になるかどうか」でしか判断できない人が多いのですね。話題作りでもいいからコンテストを開いて、実際に使えそうなアイデアが本当に出たらいいな、そんな発想すら「遊び」と切って捨てられる日本という国に、どんな未来が残されるというのでしょう。寄せられたアイデアを実現できれば、確かにそれは富士通の利益ですが、一方で商品化を通じて社会へ還元される財産となることも、忘れてはいけません。
Re: (スコア:0)
>「今すぐ金になるかどうか」でしか判断できない人が多いのですね。
それ以外の基準を採用できるほどの余力が、今の不治痛にあるのだろうか。
Re: (スコア:0)
ジツーに限らず、この不況の中にあって中~長期的なビジネスモデルに大金をかける事が良いことなのだろうか???
まずは現在の従業員、給料/賞与の維持、そのための利益確保だと思う。
後々のための種まきなんかは、その次の話です。
Re:何がしたい? (スコア:0)
>中~長期的なビジネスモデルに大金をかける
まずは理想論ですが、そのくらいのロードマップを語れない企業に明日を生き延びて欲しくないです。
未来に成長するビジョンを描かないで、現在のリソースのやり繰りばかりでは経営手法はコストカットと
リストラに徹する事になってしまいます。
80年代辺りまでは、それでも勝ち残ってこれました。
なぜなら、日本の生産性が高く(作れば売れた面白い時代だったから、進んでサービス残業もしていた)
中国にイノベーション力が無く西側経済圏への影響力、発言権が無かったから。
でも今は全く違うというのは、各種経済レポートなどからも明らかです。
>まずは現在
中国にあまりに近く、韓国(8割)ほどでないにしても輸出に頼る日本の産業にとっては幻想ですね。
どうしたって製造コストがボトルネックになって、国内労働力を切り詰める方向にいくしかない。
それならいっそ、イノベーションを起こして先導する事が一番の「今を生き抜く」近道になるものです。
「勝者は嵐を生き延びた者ではなく、ゲームのルールを変えた者だ。」(IBM会長 S・パルサミーノ)
>後々のための種まき
だから、どういう種を撒くのか、どこに種を撒くのか、どうやって種を撒くのか、そこに議論の余地は
あるかも知れませんが、種を撒かずに収穫に徹するというのは座して死を待てと同じ事でありえないのです。
そういう持久戦しか日本には生きる道が無いか?というとそんな事は絶対ありません。
需要低下の時代、リソース不足の時代、どうやって利益確保するのが良いのでしょうか?
例えば給料日までどうやって凌ぐか考えた時に、1日の食費を幾らにすればよいかと考えてしまいがちです。
しかし、それでは来月も同じ時期に同じ苦しみが待ちうける事になるのです。
今の生活を維持する事を考えた場合、支出を抑えれば生命(会社)維持は出来ても、生活(従業員)維持とは言えません。
収入の構造を変えて、収入自体を増やす以外に現状の生活を維持する道は無いのです。
それなら社内のリソースを使えばよくて、コンペティションは必要ないというかも知れません。
社内を鼓舞する必要なく士気が高い小さい組織ならいいでしょう。
しかし、富士通だとか東芝、日立のような大手になればなるほど台所事情を知って遠慮がちになるか、
チャンスを与えられているのに「やらされ感」をもたれてブラック企業呼ばわりされてしまいます。
「失敗したらどうしよう」という分不相応な仕事へのプレッシャーが、チャレンジ精神よりも上回り、
生き抜くために必要な最低限のリソースの中で、イノベーションを起こすためのリソースを無償で捻出する事に
同意できるほど、愛社精神豊かな人間に期待する事は終身雇用の崩壊した現代には無理なのも確かでしょう。
組織の枠にとらわれない発想であったり、イノベーションを起こしうる発想を手に入れる手段として、
こういうコンペティションは費用対効果でみれば、実際は安いくらいなのです。
1年先に計画倒産や身売りする事がゴールでないとしたら、優秀な人材が在野で浪人している今こそ
イノベーションを起こして10年先といわず3年先に立っていられる好機…という気がしませんか?
「好況よし、不況さらによし」(松下幸之助)