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> なお、日本の学習指導要領では平成 10 年から筆記体は必須事項から外れているそうだ。それ以前に手書きで草書はおろか行書さえまともに使える日本人なんかほとんどいなくなってしまったような。行書なのに2点之繞を平然と打ったりしてそうです。すくなくとも「JIS2004対応の行書体フォント」なるものはそうなってるし。日本人が書く漢字を中国人に見せると「小学生が書く字みたいだ」と言われるそうです(向こうではカナにひらいて逃げたりできないので必然的に漢字の略記を覚えざるを得ない)。
> それ以前に手書きで草書はおろか行書さえまともに
市井の人々が複数の書体の書き分けが出来る必要があるのかな。必要性が理解できません。
草書や行書を書けなくても、丸文字を書ける女の子は多いことを考えると、必要性がないから身につけてないだけと思えますが。
> 日本人が書く漢字を中国人に見せると「小学生が書く字みたいだ」と言われるそうです
中国は識字率の低さを解決するために簡体字を導入したわけで、漢字を書く以前の問題があったわけですが。簡体字で育った世代は、戦前やそれ以前の文献は読めないので苦労するわけです。漢字を廃止したベトナムだともっと苦労するでしょう。繁体字を使っている日本や台湾、香港などの人はそういう苦労はありません。
市井の人々が複数の書体の書き分けが出来る必要があるのかな。
まーなんつーか、文化ってのは必要最低限なものだけでできているわけではない…というより、必要最低限の上にどれだけ積み上げられるか、って事なんだよね。
繁体字を使っている日本や台湾、香港などの人はそういう苦労はありません。
そりゃ嘘だ。少なくとも日本では簡略化された字はたくさんあるし、一対一に対応しない形で簡略化された字もある。例えば「弁=辨∪辯∪瓣」ね。苦労がない、というのは言いすぎでしょう。#実際、私自身苦労してますし。
「日常生活で使わない字体まで知っておく必要なんてない」「日常生活で使われなくなった字体を知らない人は苦労する」
どっちですか?
私は正字正かなの文献を読むのに苦労するけど、一般的な日本人はスラスラ読んでるんですか。しらんかった。
>それ以前に手書きで草書はおろか行書さえまともに使える日本人なんかほとんどいなくなってしまったような。行書は現在教えていないように思われがちですが、実は中学校の学習指導要領に入っていて、必ず教えることになっています。
私が中学生だった頃もそうでしたが、大抵の学校では高校受験を重視するあまり、他の教科の授業や自習に置き変ることが多かったため、3年間で実際に履習するのは数える程度しかありませんでした。このため教わるはずの行書を教わっていない人が多いのです。
#つい先日図書館で開いていた来年度向け教科書の展示会で、そこで管理をしていた人に同じ話をしましたが、#「俺も行書は習ってないなー」#「そうですよね。ははは……」#というほのぼのトークをしたのは内緒。
>行書なのに2点之繞を平然と打ったりしてそうです。楷書も点は1つですよ。2点目は3画目とつながっているので1点に見えるだけですが。
>だとすると、活字のデザインとしては、「進」が理にかなっていて、「辷」は、一点多い(つながったものも含めると3点になる)ということでしょうか。
随分古いトピックに質問が来ていると思ったら。以前私が見たサイトが見つからなかったので、同様のことを言っているところを引用するのでよく読んでください。
引用元:Mighty's Notebook -- BBS[新館] [ezbbs.net]
しんにょうは隷書では「彳」+「止の略体」ですから3点しんにょうでした。この3点のうち2点目以降をつなげたのが「1点のくねるしんにょう」で、これが楷書のしんにょうです。3点のち3点目以降をつなげたのが「2点のくねらないしんにょう」で、これが明朝体のしんにょうです。常用漢字(当用漢字字体表も含む)のしんにょうは、「1点でくねらないしんにょう」ですから、隷書の3点しんにょうを基準とすれば1画少ないしんにょうです。明朝体では「2点のくねらないしんにょう」にするべきでした。
これを読めば分かると思いますが、明朝体(=所謂康煕字典体)の新字体における之繞の長い部分は、引用文中でいう「1点のくねるしんにょう」をぴーんと伸ばしたものではありません。之繞に関してこのような誤解をしている人って結構多いのね。分かっていないから手書きの際(あるいは明朝体の字形を考える際)に1点だの2点だのでもめている。
そして、分かっていない人達が漢字教育をどうすべきかを議論しているから、長野の高校生によって「漢字テストのふしぎ [jvc-victor.co.jp]」という作品を通じて疑問を投げかけても、その疑問に対して明確な答えを出すことができない。つい先日、「常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議」の傍聴に行ってきたけれども、それは素人の私が聞いてもひどい内容でした。
>日本人が書く漢字を中国人に見せると「小学生が書く字みたいだ」と言われるそうです この手の「そうです」伝聞系の話の胡散臭さといったら無い。
>日本人が書く漢字を中国人に見せると「小学生が書く字みたいだ」と言われるそうです
この手の「そうです」伝聞系の話の胡散臭さといったら無い。
まったくですね。 先日 [nifty.com]も「漢字の母国なのに!パソコンに依存、自らは漢字を書けない若者が急増」なんてニュースが流れたばかりだというのに・・・・
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人生unstable -- あるハッカー
日本での英語教育なんかわざわざ持ち出さなくても (スコア:0, フレームのもと)
> なお、日本の学習指導要領では平成 10 年から筆記体は必須事項から外れているそうだ。
それ以前に手書きで草書はおろか行書さえまともに使える日本人なんかほとんどいなくなってしまったような。行書なのに2点之繞を平然と打ったりしてそうです。すくなくとも「JIS2004対応の行書体フォント」なるものはそうなってるし。
日本人が書く漢字を中国人に見せると「小学生が書く字みたいだ」と言われるそうです(向こうではカナにひらいて逃げたりできないので必然的に漢字の略記を覚えざるを得ない)。
Re:日本での英語教育なんかわざわざ持ち出さなくても (スコア:5, 興味深い)
> それ以前に手書きで草書はおろか行書さえまともに
市井の人々が複数の書体の書き分けが出来る必要があるのかな。必要性が理解できません。
草書や行書を書けなくても、丸文字を書ける女の子は多いことを考えると、必要性がないから身につけてないだけと思えますが。
> 日本人が書く漢字を中国人に見せると「小学生が書く字みたいだ」と言われるそうです
中国は識字率の低さを解決するために簡体字を導入したわけで、漢字を書く以前の問題があったわけですが。簡体字で育った世代は、戦前やそれ以前の文献は読めないので苦労するわけです。漢字を廃止したベトナムだともっと苦労するでしょう。繁体字を使っている日本や台湾、香港などの人はそういう苦労はありません。
Re:日本での英語教育なんかわざわざ持ち出さなくても (スコア:1)
市井の人々が複数の書体の書き分けが出来る必要があるのかな。
まーなんつーか、文化ってのは必要最低限なものだけでできているわけではない…というより、必要最低限の上にどれだけ積み上げられるか、って事なんだよね。
繁体字を使っている日本や台湾、香港などの人はそういう苦労はありません。
そりゃ嘘だ。少なくとも日本では簡略化された字はたくさんあるし、一対一に対応しない形で簡略化された字もある。例えば「弁=辨∪辯∪瓣」ね。苦労がない、というのは言いすぎでしょう。
#実際、私自身苦労してますし。
Re: (スコア:0)
「日常生活で使わない字体まで知っておく必要なんてない」
「日常生活で使われなくなった字体を知らない人は苦労する」
どっちですか?
Re: (スコア:0)
私は正字正かなの文献を読むのに苦労するけど、一般的な日本人はスラスラ読んでるんですか。しらんかった。
Re:日本での英語教育なんかわざわざ持ち出さなくても (スコア:1)
Re: (スコア:0)
行書はね (スコア:1)
>それ以前に手書きで草書はおろか行書さえまともに使える日本人なんかほとんどいなくなってしまったような。
行書は現在教えていないように思われがちですが、実は中学校の学習指導要領に入っていて、必ず教えることになっています。
私が中学生だった頃もそうでしたが、大抵の学校では高校受験を重視するあまり、他の教科の授業や自習に置き変ることが多かったため、3年間で実際に履習するのは数える程度しかありませんでした。このため教わるはずの行書を教わっていない人が多いのです。
#つい先日図書館で開いていた来年度向け教科書の展示会で、そこで管理をしていた人に同じ話をしましたが、
#「俺も行書は習ってないなー」
#「そうですよね。ははは……」
#というほのぼのトークをしたのは内緒。
>行書なのに2点之繞を平然と打ったりしてそうです。
楷書も点は1つですよ。2点目は3画目とつながっているので1点に見えるだけですが。
Re: (スコア:0)
Re:行書はね (スコア:1)
>だとすると、活字のデザインとしては、「進」が理にかなっていて、「辷」は、一点多い(つながったものも含めると3点になる)ということでしょうか。
随分古いトピックに質問が来ていると思ったら。
以前私が見たサイトが見つからなかったので、同様のことを言っているところを引用するのでよく読んでください。
引用元:Mighty's Notebook -- BBS[新館] [ezbbs.net]
しんにょうは隷書では「彳」+「止の略体」ですから3点しんにょうでした。
この3点のうち2点目以降をつなげたのが「1点のくねるしんにょう」で、これが楷書のしんにょうです。
3点のち3点目以降をつなげたのが「2点のくねらないしんにょう」で、これが明朝体のしんにょうです。
常用漢字(当用漢字字体表も含む)のしんにょうは、「1点でくねらないしんにょう」ですから、隷書の3点しんにょうを基準とすれば1画少ないしんにょうです。明朝体では「2点のくねらないしんにょう」にするべきでした。
これを読めば分かると思いますが、明朝体(=所謂康煕字典体)の新字体における之繞の長い部分は、引用文中でいう「1点のくねるしんにょう」をぴーんと伸ばしたものではありません。之繞に関してこのような誤解をしている人って結構多いのね。分かっていないから手書きの際(あるいは明朝体の字形を考える際)に1点だの2点だのでもめている。
そして、分かっていない人達が漢字教育をどうすべきかを議論しているから、長野の高校生によって「漢字テストのふしぎ [jvc-victor.co.jp]」という作品を通じて疑問を投げかけても、その疑問に対して明確な答えを出すことができない。つい先日、「常用漢字表改定に伴う学校教育上の対応に関する専門家会議」の傍聴に行ってきたけれども、それは素人の私が聞いてもひどい内容でした。
Re:日本での英語教育なんかわざわざ持ち出さなくても (スコア:2, 興味深い)
まったくですね。
先日 [nifty.com]も「漢字の母国なのに!パソコンに依存、自らは漢字を書けない若者が急増」なんてニュースが流れたばかりだというのに・・・・