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それで結局、次のどちらでしょうか?
(1) ストラディバリウスは技量だけでも史上最高の職人だった(2) ストラディバリウスは一時代に一人は出る程度の職人だが、最高の木材に会えたのは歴史上、彼だけだった
材料の条件が無ければ、Michael Rhonheimer氏並み、ということが実験で示された、つまり(2)と理解してよいんでしょうか?
そいや、木材の寿命だかなんだかの関係で音は劣化の方向に向かっているはずって話があったような>ストラディバリウス
名器ではあるけど、名前のイメージだけで良く聞こえる部分もあるんでしょうね。
>あるクレモナの大御所が雑誌のインタビューで「私の製作技術はストラディバリウスを超えたと思っている。>ただ、時間の差は越えられないので、私の作品が彼の作品を超えることはない」といった趣旨の発言を>していました。
なんちゃって大御所でしょうか。ビヨリンは新作時の能力を1とすれば、経年劣化するのは他の木工製品と変わりません。ただ、馴染むということもあるので、細かな表現とかが変ることはあるでしょう。
ビヨリンも他の木工製品どうよう、使用する地区で育成された木材を使うことが一番基本です。
最高の木材を見つけ出す事ができるのは最高の職人だけだ。(最高の腕がなけりゃ、最高の木材かどうか分からない)
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つまり (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:1)
当時に,そういう素材を見つけ出したところが,ストラディバリのすごいところではないかと思います.
どうせ何を聞いても違いなんてわからないチープ耳なのでID.
Re: (スコア:5, すばらしい洞察)
あんなに美しいラインを持った楽器を作れる人はそうそういません。
あと、楽器はちょっとした形、板の厚さの違いで音とか鳴り方が変わるので、材料がよければいい楽器になるわけではありません。
自分で弾いてみるとちょっとしたランクの違いもよく分かりますよ。せっかくいい樹を使ってるのに・・・という楽器もあります(というか、よく見かけます)。
このニュースのポイントは、「バイオリン用の木材の品質を改善する技術が見つかった(かもしれない)」というところだと思います。
Re:つまり (スコア:0)
それで結局、次のどちらでしょうか?
(1) ストラディバリウスは技量だけでも史上最高の職人だった
(2) ストラディバリウスは一時代に一人は出る程度の職人だが、最高の木材に会えたのは歴史上、彼だけだった
材料の条件が無ければ、Michael Rhonheimer氏並み、ということが実験で示された、
つまり(2)と理解してよいんでしょうか?
Re:つまり (スコア:5, 興味深い)
結果として到達した技術水準としては、ストラディバリウスは "一時代に一人は出る程度の職人" だと、私は思います。実際、当時は同時代の製作者であるヤコブ・シュタイナーの方が評価が高かったですし、現代にも製作技術はストラディバリウスにひけをとらないと言われる製作者がいます(もちろん賛否両論あるでしょうが)。
ただ、バイオリンという楽器のスタンダードが確立されていなかった時代に活躍したパイオニアであることを考慮すると、後世の "同水準の職人" とは別格と言っていいと思います。
いまだにバイオリンの形はストラディバリウス・モデルがメインストリームで、グァルネリ・モデルはややマイナー、マッジーニ・モデルは超マイナー、シュタイナー・モデルのバイオリンはもう作られてません。アマティ・モデルも滅多に見ないですね。
あと、古い楽器は木材の結晶化が進むことで音質が変化します。好みやもともとの品質の影響もあるので難しいところですが、一般に「パワーはやや落ちるが音色はよくなる」と言われます。
古い楽器と新しい楽器では、製作時点でまったく同じ条件の木材を使って、ミクロン単位で同じ形に作ったとしても、経年変化で違う楽器になってしまいます。ですから、高水準の楽器だと、製作年代の違うもの同士を比べてもどちらの製作者の方が腕がいいとは言えないんですよね。
こうした比較の難しさも、オカルトっぽい言説が流布する背景のひとつです。
あるクレモナの大御所が雑誌のインタビューで「私の製作技術はストラディバリウスを超えたと思っている。ただ、時間の差は越えられないので、私の作品が彼の作品を超えることはない」といった趣旨の発言をしていました。
最後に、身も蓋もない話をするとバイオリンは結局のところ「調整の楽器」です。どんなにいい楽器でも調整がしょぼいといい音は出ません。安くてもまともなつくりの楽器なら、丁寧に調整してやればかなりいい音がします。例えば量販店に置いている50万のバイオリンと、職人常駐の工房兼楽器店に置いている50万のバイオリンでは、同じメーカーの同じモデルでも、2~3倍は値段が違うんじゃないか、と思うような差があることが多いです。
現存するストラディバリウスは後世に修復、改造、調整を施されているため、実のところもともとどんな音だったかはもう分かりません。
Re: (スコア:0)
そいや、木材の寿命だかなんだかの関係で音は劣化の方向に向かっているはず
って話があったような>ストラディバリウス
名器ではあるけど、名前のイメージだけで良く聞こえる部分もあるんでしょうね。
Re: (スコア:0)
>あるクレモナの大御所が雑誌のインタビューで「私の製作技術はストラディバリウスを超えたと思っている。
>ただ、時間の差は越えられないので、私の作品が彼の作品を超えることはない」といった趣旨の発言を
>していました。
なんちゃって大御所でしょうか。ビヨリンは新作時の能力を1とすれば、経年劣化するのは他の木工製品と変わりません。ただ、馴染むということもあるので、細かな表現とかが変ることはあるでしょう。
ビヨリンも他の木工製品どうよう、使用する地区で育成された木材を使うことが一番基本です。
Re: (スコア:0)
あなた、楽器を演奏しないでしょ? 分からないことに口を出すのはやめた方がいいですよ。
弦楽器は、作られた直後は真価を発揮できる状態にありません。
主な理由は
・木材が乾燥しきってないので音響装置としてベストの状態にない
・弦のテンションになじんでおらず、バランスの悪いところが残りがち
・「箱」が鳴り方を覚えていない
などです。
>ビヨリンは新作時の能力を1とすれば、経年劣化するのは他の木工製品と変わりません。
「他の木工製品」が何を想定しているのか分かりませんが、スプーンやら皿やらとは使い方や求められる性質
Re:つまり (スコア:1)
最高の木材を見つけ出す事ができるのは最高の職人だけだ。(最高の腕がなけりゃ、最高の木材かどうか分からない)
the.ACount