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とりあえず、これだけははっきりさせて議論する前に切り分けた方が良い点がひとつ。GoogleBooksで今現在問題になっているポイントのほとんどはGoogleと米国作家協会との和解内容であって、GSV問題みたいにGoogleが勝手に言い出して押し付けたものとは性質がだいぶ違う。
一番の問題は、その和解内容がクラスアクション+ベルヌ条約の合わせ技で明らかに和解に関与してないところにまで影響が及んでしまっていること。これに関しては責任者はクラスアクションを採用してその範囲を無思慮に拡大した米国作家協会と米国裁判所にあります。絶版書籍をGoogleが占領する
「和解が成立したことに起因する問題」についてのみ言及しているようにしか読めませんが……。
当学会では、人類の知的資産である絶版の書籍を多大な労力を投入してディジタル化し、将来にわたって閲覧可能とするとともに世界に広くアクセス機会を提供しようとするGoogleの果敢な試みに対して敬意を表したい。これまでにも多くの国や企業が試みて実現しきれなかった膨大な蔵書を誇るディジタル図書館が眼前に広がっていることは驚異的なことである。しかしながら、Googleの著作権侵害に対して米国作家組合等が提起した訴訟の和解(以下「本件和解」という)は、世界中の著作権者に対し、日本ばか
当学会では、人類の知的資産である絶版の書籍を多大な労力を投入してディジタル化し、将来にわたって閲覧可能とするとともに世界に広くアクセス機会を提供しようとするGoogleの果敢な試みに対して敬意を表したい。これまでにも多くの国や企業が試みて実現しきれなかった膨大な蔵書を誇るディジタル図書館が眼前に広がっていることは驚異的なことである。
しかしながら、Googleの著作権侵害に対して米国作家組合等が提起した訴訟の和解(以下「本件和解」という)は、世界中の著作権者に対し、日本ばか
つまり、指摘している問題と結論がほとんどリンクしていないわけです。
そんなことありません。声明の言葉を使いながら簡単にまとめると、以下のロジックになっています。
指摘している三つの問題点は、和解内容が孕んでいる問題点を具体的に説明するために挙げているだけであって、Googleに対しては合意形成のプロセスを軽視した手法自体を批判しています。
「一方的に積み上げた既成事実」について全く説明がない。「合意形成のプロセス」の具体的なあるべき姿が読み取れない。
和解内容をどこまで掘り下げてもこの二点に関する情報は得られないことくらいはわかるよね。結論の段にある主張は、訴訟に至る前の状況と問題点について言及しないと話がつながらない。むしろ、文脈上Googleの責任ではないクラスアクションの制度上の不備に言及する必要性が感じられない。
正直、クラスアクションの範囲を決めたのが誰なのかを誤解してるようにしか見えないんだよね……。
枝葉末節の議論にばかり目が行ってしまい、「まず最初に他人の権利を侵害する」というGoogleのやり口が批判されていることに気付かないようですね。
テクニカルな問題ではなく、モラルの問題なんです。人間としての良識を持って読めば理解できると思います。
だったら最初からそういえばいいのに、と言ってるんだが。結論はどう見てもGoogleパッシングだし、その結論自体も否定するつもりはない。
問題は、その結論に至るまでの論理展開が勘違いを根拠にしてるように見えること。へたすると、アンチGoogleの自己満足と思われてしまいかねないよ。
10分そこいらで書きなくぐるコメントならまだしも、情報処理学会プレスリリースでこれはちょっと……。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
いろいろごっちゃになってる (スコア:5, 参考になる)
とりあえず、これだけははっきりさせて議論する前に切り分けた方が良い点がひとつ。
GoogleBooksで今現在問題になっているポイントのほとんどはGoogleと米国作家協会との和解内容であって、GSV問題みたいにGoogleが勝手に言い出して押し付けたものとは性質がだいぶ違う。
一番の問題は、その和解内容がクラスアクション+ベルヌ条約の合わせ技で明らかに和解に関与してないところにまで影響が及んでしまっていること。
これに関しては責任者はクラスアクションを採用してその範囲を無思慮に拡大した米国作家協会と米国裁判所にあります。
絶版書籍をGoogleが占領する
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
> GSV問題みたいにGoogleが勝手に言い出して押し付けたものとは性質がだいぶ違う。
声明文を読んでもわかるように、情報処理学会はクラスアクションの結果、国内の著作権者が勝手に和解に参加させられること、および、Googleが著作権者の同意を得ないまま勝手に書籍のデジタル化を進めたこと、いずれも問題にしています。決して「和解内容」のみを問題としているわけではありません。
現在、米国司法省が今回の和解案を承認すべきではないと言
Re: (スコア:1)
「和解が成立したことに起因する問題」についてのみ言及しているようにしか読めませんが……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:1, 興味深い)
そんなことありません。声明の言葉を使いながら簡単にまとめると、以下のロジックになっています。
指摘している三つの問題点は、和解内容が孕んでいる問題点を具体的に説明するために挙げているだけであって、
Googleに対しては合意形成のプロセスを軽視した手法自体を批判しています。
Re: (スコア:1)
「一方的に積み上げた既成事実」について全く説明がない。
「合意形成のプロセス」の具体的なあるべき姿が読み取れない。
和解内容をどこまで掘り下げてもこの二点に関する情報は得られないことくらいはわかるよね。
結論の段にある主張は、訴訟に至る前の状況と問題点について言及しないと話がつながらない。
むしろ、文脈上Googleの責任ではないクラスアクションの制度上の不備に言及する必要性が感じられない。
正直、クラスアクションの範囲を決めたのが誰なのかを誤解してるようにしか見えないんだよね……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
モラルの問題 (スコア:0)
枝葉末節の議論にばかり目が行ってしまい、
「まず最初に他人の権利を侵害する」という
Googleのやり口が批判されていることに気付かないようですね。
テクニカルな問題ではなく、モラルの問題なんです。
人間としての良識を持って読めば理解できると思います。
Re:モラルの問題 (スコア:2, 興味深い)
だったら最初からそういえばいいのに、と言ってるんだが。
結論はどう見てもGoogleパッシングだし、その結論自体も否定するつもりはない。
問題は、その結論に至るまでの論理展開が勘違いを根拠にしてるように見えること。
へたすると、アンチGoogleの自己満足と思われてしまいかねないよ。
10分そこいらで書きなくぐるコメントならまだしも、情報処理学会プレスリリースでこれはちょっと……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される