アカウント名:
パスワード:
この裁判、メーカー側の反論しだいでは「私的録音録画補償金徴収額の妥当性」について司法判断を仰ぐという内容になりかねない。 DRM付きであれば補償金は必要ないというメーカー側の主張を裁判で覆す場合、原告であるSARVHがDRM付きでも補償金が必要であること、つまり、私的コピーによる損害が発生するということを証明する必要が出てくる可能性があります。
SARVH側の主張は文化庁主導の内輪の懇談会で主張されているような内容とほとんど代わりがないように見えます。過去のパブリックコメントの結果などを見る限り、それはきわめて内輪な集まりだけでしか成立しない主張であることは明らか。 正直、勝ち目が薄いどころか、私的録音録画補償金制度の検討では細かく検証しないことで保ってきた「権利者保護の名目」すら揺るがしてしまう可能性すらあると思いますが……。
> ・保証金を払うのは本来消費者であり、製造者が代表して集金し支払わなければならないという縛りは現時点で存在しない。
著作権法第104条の5にある「特定機器又は特定記録媒体の製造又は輸入を業とする者(次条第三項において「製造業者等」という。)は、当該私的録音録画補償金の支払の請求及びその受領に関し協力しなければならない」ってのがそれにあたるんじゃないかなあ。
> 権利者団体がごねてること自体、お金の搾取だけが目的としか思ってないけど、こんな事がまかり通ってほしくない。
「お金がはいらないと文化の作り手のモチベーションがなくなっちゃう」っつーのが権利者側が常々の主張ですよね。まあ、ハズしたら一文無しになりかねない世界、当てたら大金持ちになりたい(あるいはさせてやりたい)という気持ちはわからんでもないですけど。いっそ、伝統芸能のように寄付と補助金で文化を伝えていくのも手かもしれません。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
自爆行為にしか見えない (スコア:3, 興味深い)
この裁判、メーカー側の反論しだいでは「私的録音録画補償金徴収額の妥当性」について司法判断を仰ぐという内容になりかねない。
DRM付きであれば補償金は必要ないというメーカー側の主張を裁判で覆す場合、原告であるSARVHがDRM付きでも補償金が必要であること、つまり、私的コピーによる損害が発生するということを証明する必要が出てくる可能性があります。
SARVH側の主張は文化庁主導の内輪の懇談会で主張されているような内容とほとんど代わりがないように見えます。過去のパブリックコメントの結果などを見る限り、それはきわめて内輪な集まりだけでしか成立しない主張であることは明らか。
正直、勝ち目が薄いどころか、私的録音録画補償金制度の検討では細かく検証しないことで保ってきた「権利者保護の名目」すら揺るがしてしまう可能性すらあると思いますが……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:自爆行為にしか見えない (スコア:0)
・HDD/BD/DVDレコーダの利用者(消費者)が録画するのが、権利者団体が主張する映像の録画に利用するとは限らない。(全く利用しない可能性もある)
・保証金を払うのは本来消費者であり、製造者が代表して集金し支払わなければならないという縛りは現時点で存在しない。
・権利者-消費者間で個々に契約を結んで保証金を支払うという行為が現実的じゃない(権利者側が面倒)だから製造者に代行して欲しいというのであれば、それは製造者が任意に提供する「サービス」だろう。
・例えば「国が景気対策として税金を個人に対して支給するがその使い道は国が許可しなければ使ってはならない」というのは、やり方に無理があるだろう。
守りたいコンテンツを放送しておいて、その権利を守りたいという理屈も同じ事ではないだろうか?
それならば、スクランブル放送で有償でコンテンツを放送すればよいわけだし、視聴者の視聴状況に関係なく権利者団体が分配するのは取引になっていない。
というくらいの反論は出来るんでしょうね。
そもそも、一方的に権利を主張して「金よこせ」と騒げるのなら、ブログやホームページも同じような物。
その費用の徴収をプロバイダに依頼して、コンテンツを提供している人は情報量や質にかかわらずお金の分配を受ける権利がある・・・と言うのと同等ではないかという気がします。
権利者団体がごねてること自体、お金の搾取だけが目的としか思ってないけど、こんな事がまかり通ってほしくない。
Re:自爆行為にしか見えない (スコア:2, 参考になる)
> ・保証金を払うのは本来消費者であり、製造者が代表して集金し支払わなければならないという縛りは現時点で存在しない。
著作権法第104条の5にある「特定機器又は特定記録媒体の製造又は輸入を業とする者(次条第三項において「製造業者等」という。)は、当該私的録音録画補償金の支払の請求及びその受領に関し協力しなければならない」ってのがそれにあたるんじゃないかなあ。
> 権利者団体がごねてること自体、お金の搾取だけが目的としか思ってないけど、こんな事がまかり通ってほしくない。
「お金がはいらないと文化の作り手のモチベーションがなくなっちゃう」っつーのが権利者側が常々の主張ですよね。
まあ、ハズしたら一文無しになりかねない世界、当てたら大金持ちになりたい(あるいはさせてやりたい)という気持ちはわからんでもないですけど。
いっそ、伝統芸能のように寄付と補助金で文化を伝えていくのも手かもしれません。
Re: (スコア:0)
誰か、権利者から請求された人いるのでしょうか?
請求行為もなしに、金を搾取するのは違法ではないのでしょうか?
・・・という気がしますけどね。
自分でも、JASRACに何か登録したら、この保証金のお裾分なんか頂ける物なんですかね?
そういうことだと思うんです。
それに、消費者が何の映像を録画している割合が高いとか、そういう情報も曖昧な状態で適当に分配される仕組も納得いきますか?
> 「お金がはいらないと文化の作り手のモチベーションがなくなっちゃう」っつーのが権利者側が常々の主張ですよね。
主張はそうかもしれないけど、それが真っ当な考えかどうかって話じゃないですか?
時代の変化で新たな文化も生れれば廃れる文化もあるでしょう。
特定分野の文化だけ優遇されるってのは変な話だと思います。
ま、言った者勝ちと言いたい部分もあるのでしょうけどね。