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・ライブドア株を売り抜けたひとはぼろ儲けできた。・株価の暴落は刑事事件として強制捜査・逮捕を契機として起こった。・暴落した後、ライブドアは傘下の会社を切売りし、多額の現金資産を得た(上昇させた株価に見合った資産を持っていた)。・安値で株を手に入れたファンドはその現金資産を株主への配当として還元させることにより暴利を得た
粉飾決算という悪いことをしたのであれば、その点に付いて償う必要があるのかもしれませんがライブドアで大損こいたのは風評被害によるものじゃないのかな(会社の現有資産が正しく評価されていれば暴落する必要はないですよね。もちろんその時点で過大評価されていた分は下がってしまうだろうけど)。もし仮に刑事告発後にも株価が変わっていない、あるいは上がっていれば損害など生じないわけで。
数十万で買った人が暴落したあともずっと我慢してホールドしていて、配当を受けていたらどのぐらいの損害だったのでしょうか?もしその損害額が小額ならば、風評によって売っぱらってしまった己の不明を呪うべきなんじゃないんかな、と思ったり。
>ライブドア株を売り抜けたひとはぼろ儲けできた
これは結果論ですよね。何事も結果をいうのは容易いですし、結果を見て投資判断を論ずるのは無意味です。結果がわかっているなら誰も損はしませんよ。
そもそも株の値段は現有資産やなにかで決まるのではありません。たとえば、その会社が将来的に10倍、20倍の規模に成長しそうだ、ということになれば株を買いたい人が増え、市場取引されている株は買いたい人が増えれば値が上がる理屈です。逆に会社の成長が疑わしいとなれば持っていても仕方ないので売ろうということになり値が下がるわけです。値動きに応じた短期の取引だとか先物が絡んで複雑になりますが基本はこれです。
株の値段について適正価格みたいなことをいう人がいますが株に適正価格なんてものはありません。将来の成長を見込んで市場で値が決まるので、その人が将来の成長をどう判断するかで適正価格の見方も変わるからです。
# 現在のほとんどの株には額面がないので、なおさらです。
ライブドアは最盛期には時価総額9000億円、株発行総数10億株(この数字は記憶に頼っているので少しちがってるかもしれませんが)に達しており当時ライブドアが手がけていた事業の価値から見て過剰に評価されていたことは確かで株価に見合ったものとはとても言えません。当時はIT分野に強い期待がかけられていた時期だったということもあり、時代の雰囲気も手伝ってライブドアの成長がそれだけ期待されていたということがあったわけです。
これを風評というのには違和感がありますね。株なんてのは、そういう時代の雰囲気も値が動く要素の一つですから。ライブドアは突出していたとはいえ、当時はIT企業全体が高く評価されてました。Yahooなんかも分割を入れても今より高かったような覚えがあります。
そうした時代の雰囲気だとか、成長への期待というのを後知恵で「バカじゃないの」というのは簡単ですけど、実際に当事者として判断するのは簡単ではありませんよ。業界の人なら、怪しいよねとわかったかもしれませんし実際私なんかはそう思ってましたが、投資家のほとんどは業界の人じゃないんです。たとえば、先に倒産した日航もそうです。元親方日の丸企業で安泰、航空需要は増加する一方だろう判断して投資した人を、後からバカじゃないのと言っても無意味ですし、日航が本当に安泰だった当時に危機を予測できた人がどれくらいいたかという話になります。株について、あの時売っていればとか買っていれば、というのを後知恵であれこれいうのは簡単ですけど、実際にその時そういう行動を取れるかどうかは別ってことです。
投資家として行えるのは、現時点で集められる正しい情報を集めて、自分の判断を信じて買ったり売ったりするしかありません。よって投資家が自分で判断するための正しい情報を得ることができる仕組みがあることが重要で、上場企業には正しい情報の開示が義務付けられており、そのルールに違反した経営者は責を負わされるわけです。
だから、ライブドアの場合、その「影響」ってのが地検特捜部(あるいはそのセンセーショナルな事件報道)によるものがほとんどなんじゃないの?っと。みんな「逮捕されてパニック売り」しただけじゃないの?これで今後もし堀江氏が無罪になったらどうなの?と。
「たまたま得した人」→「逮捕によりたまたま損した人」→「その後たまたま得した人」この真ん中だけ救済する理由が分からない。有価証券報告書に誤りがあれば、その発表の前後の取引で損したものがあればすべて救済すべき対象なのでしょうか?
> ライブドアの場合、その「影響」ってのが地検特捜部(あるいはそのセンセーショナルな事件報道)によるものがほとんどなんじゃないの?っと。みんな「逮捕されてパニック売り」しただけじゃないの?
特捜が家宅捜索に入ったことが大々的に報道された翌日の午前中は落ち着いていました。パニックに陥ったのは、マネックス証券がライブドア株の担保能力をいきなりゼロにしたのが引き金だと言われています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AF%E3%8... [wikipedia.org] 当日は私も板を見ていたのでよく覚えています。逮捕されたのはその翌年です。
事件前の背景にも留意する必要があります。
>パニックに陥ったのは、マネックス証券がライブドア株の担保能力をいきなりゼロにしたのが引き金だと言われています。
このへんもうちょっと噛み砕くと、マネックス証券では、ライブドア株を持ってる人に、その価値を担保に他社株を売ってたわけです。担保に取られてるというのは、早い話が借金と一緒なんですが、その担保が突然0円に。そのままだと月末の締めでとても払えないような多額の支払いが発生します。ここでもうパニックが発生してしまったわけです。株価がやっと安定したのに、マネックス証券は0円だという。負債を減らすためにはライブドア株を売るしか選択肢が無いので、大量の売りが出て暴落。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
&rlo;。ついこかほあ (スコア:0)
堀江氏の財産中
問題の件で儲けた資産とそれ以外の資産は別に考えるべきでしょう
Re: (スコア:2, 興味深い)
開示していることが大前提です。なんで、上場企業にはいろいろな
開示義務が課せられてるわけです。これは言うまでもないですよね。
ライブドアの事件は、この前提が疑われています。報道されてるように
粉飾であるとか、それまがいのことを行っていたなら投資を行った人に
責任はないということにもなります。
株はしないんですけど。 (スコア:1, 興味深い)
・ライブドア株を売り抜けたひとはぼろ儲けできた。
・株価の暴落は刑事事件として強制捜査・逮捕を契機として起こった。
・暴落した後、ライブドアは傘下の会社を切売りし、多額の現金資産を得た(上昇させた株価に見合った資産を持っていた)。
・安値で株を手に入れたファンドはその現金資産を株主への配当として還元させることにより暴利を得た
粉飾決算という悪いことをしたのであれば、その点に付いて償う必要があるのかもしれませんが
ライブドアで大損こいたのは風評被害によるものじゃないのかな(会社の現有資産が正しく評価されていれば
暴落する必要はないですよね。もちろんその時点で過大評価されていた分は下がってしまうだろうけど)。
もし仮に刑事告発後にも株価が変わっていない、あるいは上がっていれば損害など生じないわけで。
数十万で買った人が暴落したあともずっと我慢してホールドしていて、配当を受けていたらどのぐらいの損害だったのでしょうか?
もしその損害額が小額ならば、風評によって売っぱらってしまった己の不明を呪うべきなんじゃないんかな、と思ったり。
Re:株はしないんですけど。 (スコア:0)
>ライブドア株を売り抜けたひとはぼろ儲けできた
これは結果論ですよね。何事も結果をいうのは容易いですし、結果を見て投資判断を論ずる
のは無意味です。結果がわかっているなら誰も損はしませんよ。
そもそも株の値段は現有資産やなにかで決まるのではありません。たとえば、その会社が
将来的に10倍、20倍の規模に成長しそうだ、ということになれば株を買いたい人が増え、
市場取引されている株は買いたい人が増えれば値が上がる理屈です。逆に会社の成長が
疑わしいとなれば持っていても仕方ないので売ろうということになり値が下がるわけです。
値動きに応じた短期の取引だとか先物が絡んで複雑になりますが基本はこれです。
株の値段について適正価格みたいなことをいう人がいますが株に適正価格なんて
ものはありません。将来の成長を見込んで市場で値が決まるので、その人が将来の
成長をどう判断するかで適正価格の見方も変わるからです。
# 現在のほとんどの株には額面がないので、なおさらです。
ライブドアは最盛期には時価総額9000億円、株発行総数10億株(この数字は記憶に頼って
いるので少しちがってるかもしれませんが)に達しており当時ライブドアが手がけていた
事業の価値から見て過剰に評価されていたことは確かで株価に見合ったものとはとても言えません。
当時はIT分野に強い期待がかけられていた時期だったということもあり、時代の雰囲気
も手伝ってライブドアの成長がそれだけ期待されていたということがあったわけです。
これを風評というのには違和感がありますね。株なんてのは、そういう時代の
雰囲気も値が動く要素の一つですから。ライブドアは突出していたとはいえ、当時はIT
企業全体が高く評価されてました。Yahooなんかも分割を入れても今より高かったような
覚えがあります。
そうした時代の雰囲気だとか、成長への期待というのを後知恵で「バカじゃないの」というのは
簡単ですけど、実際に当事者として判断するのは簡単ではありませんよ。
業界の人なら、怪しいよねとわかったかもしれませんし実際私なんかはそう思ってましたが、
投資家のほとんどは業界の人じゃないんです。
たとえば、先に倒産した日航もそうです。元親方日の丸企業で安泰、航空需要は増加する一方だろう
判断して投資した人を、後からバカじゃないのと言っても無意味ですし、日航が本当に安泰
だった当時に危機を予測できた人がどれくらいいたかという話になります。
株について、あの時売っていればとか買っていれば、というのを後知恵であれこれいうのは
簡単ですけど、実際にその時そういう行動を取れるかどうかは別ってことです。
投資家として行えるのは、現時点で集められる正しい情報を集めて、自分の判断を信じて
買ったり売ったりするしかありません。よって投資家が自分で判断するための
正しい情報を得ることができる仕組みがあることが重要で、上場企業には正しい
情報の開示が義務付けられており、そのルールに違反した経営者は責を負わされるわけです。
Re: (スコア:0)
だから、
ライブドアの場合、その「影響」ってのが地検特捜部(あるいはそのセンセーショナルな事件報道)によるものがほとんどなんじゃないの?っと。みんな「逮捕されてパニック売り」しただけじゃないの?
これで今後もし堀江氏が無罪になったらどうなの?と。
「たまたま得した人」→「逮捕によりたまたま損した人」→「その後たまたま得した人」
この真ん中だけ救済する理由が分からない。
有価証券報告書に誤りがあれば、その発表の前後の取引で損したものがあればすべて救済すべき対象なのでしょうか?
Re: (スコア:0)
> ライブドアの場合、その「影響」ってのが地検特捜部(あるいはそのセンセーショナルな事件報道)によるものがほとんどなんじゃないの?っと。みんな「逮捕されてパニック売り」しただけじゃないの?
特捜が家宅捜索に入ったことが大々的に報道された翌日の午前中は落ち着いていました。
パニックに陥ったのは、マネックス証券がライブドア株の担保能力をいきなりゼロにしたのが引き金だと言われています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AF%E3%8... [wikipedia.org]
当日は私も板を見ていたのでよく覚えています。
逮捕されたのはその翌年です。
事件前の背景にも留意する必要があります。
Re: (スコア:0)
>パニックに陥ったのは、マネックス証券がライブドア株の担保能力をいきなりゼロにしたのが引き金だと言われています。
このへんもうちょっと噛み砕くと、
マネックス証券では、ライブドア株を持ってる人に、その価値を担保に他社株を売ってたわけです。
担保に取られてるというのは、早い話が借金と一緒なんですが、その担保が突然0円に。
そのままだと月末の締めでとても払えないような多額の支払いが発生します。
ここでもうパニックが発生してしまったわけです。
株価がやっと安定したのに、マネックス証券は0円だという。
負債を減らすためにはライブドア株を売るしか選択肢が無いので、大量の売りが出て暴落。
Re: (スコア:0)
当時の市場ルールの不備を突き、極めてグレーな手法を用いて、いわば株価を水増ししてたわけなんで逮捕がなくてもバブルが弾けるのは確実だったのです.
どういうことかはキーワード「ライブドア」&「株式分割」で検索してみてください. 分かりやすく解説した論評記事がまだいくつか読めます.
Re: (スコア:0)
暴落は他のコメントに有るように風評被害やマネックス証券の決定が原因ですが、結局下がった状態以上の価値が子会社等の形であったわけです。
株の価値がなぜ変動したか、ではなく、実際の価値はどのくらいだったのか、に着眼してください。