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リーマンショックのときは小国の通貨が軒並み沈没しましたからね。
でも、現在は、国内では、ユーロ圏のものは高くて敬遠されるために、国内産業が保護され、一方で、ユーロ圏で安く売れるので、輸出産業が好調なんですよ。金融危機前にユーロ圏に滑り込んだスロバキアは、金融危機のときは恩恵がありましたが、今は悲惨ですよ。ポーランドやチェコ、ハンガリーのもののほうが安いから、国内も国外もスロバキアのものは敬遠なんです。
これらの国は対外債務が多いので、返済の点では通貨安は厳しく、国家財政にはよろしくないのですが、自国の経済の厳しさを誇張しつつ、EUやIMFからの融資を引き出すことで、悪いなりにもまずまずと言ったところ。輸出が好調でも、投資家が政府の言い分を真に受けて、投資を敬遠するので、通貨高にはならず、EUやIMFからの融資に切り替わるだけなので、実質、低利への借り換え。
他のユーロ圏でないEUの国々も、PIIGSの問題が浮上してからは、ユーロ圏入りには慎重。ポーランドやチェコ、ハンガリーでさえ、国家財政はギリシャよりはマシなので、ユーロ圏に入って、お荷物の世話を強制されるよりも、自国の財政に集中できる方が、良いんですよ。
まあ、バルト三国は対ロシアの矢面に立たされているので、事情は特殊ですけど。
> 投資家が政府の言い分を真に受けて、投資を敬遠するので、通貨高にはならず、一方日本は破綻寸前のくせに安泰なふりをするので円高に追い討ちされていた。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
不景気にユーロ加盟って (スコア:1)
人ごとながら心配になってしまいます。
# ユーロ圏では沈没確定が2国、水船状態が3国ほど存在しますが……大丈夫なんでしょうかね?
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Re: (スコア:0)
Re:不景気にユーロ加盟って (スコア:1, 参考になる)
でも、現在は、国内では、ユーロ圏のものは高くて敬遠されるために、国内産業が保護され、一方で、ユーロ圏で安く売れるので、輸出産業が好調なんですよ。金融危機前にユーロ圏に滑り込んだスロバキアは、金融危機のときは恩恵がありましたが、今は悲惨ですよ。ポーランドやチェコ、ハンガリーのもののほうが安いから、国内も国外もスロバキアのものは敬遠なんです。
これらの国は対外債務が多いので、返済の点では通貨安は厳しく、国家財政にはよろしくないのですが、自国の経済の厳しさを誇張しつつ、EUやIMFからの融資を引き出すことで、悪いなりにもまずまずと言ったところ。輸出が好調でも、投資家が政府の言い分を真に受けて、投資を敬遠するので、通貨高にはならず、EUやIMFからの融資に切り替わるだけなので、実質、低利への借り換え。
他のユーロ圏でないEUの国々も、PIIGSの問題が浮上してからは、ユーロ圏入りには慎重。ポーランドやチェコ、ハンガリーでさえ、国家財政はギリシャよりはマシなので、ユーロ圏に入って、お荷物の世話を強制されるよりも、自国の財政に集中できる方が、良いんですよ。
まあ、バルト三国は対ロシアの矢面に立たされているので、事情は特殊ですけど。
Re: (スコア:0)
> 投資家が政府の言い分を真に受けて、投資を敬遠するので、通貨高にはならず、
一方日本は破綻寸前のくせに安泰なふりをするので円高に追い討ちされていた。