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…私は喜んでたことはないな。困ったことだと思っていた。
彼らは「何か行き詰ってる。何でもいいから変わってくれ」って願いを敏感に嗅ぎ取って自分のやりたい「思いつき」を実現するのに利用したのだろうと当時から思っていた。
そして「何でもいいから変わって」というのは危ないと思っていた。そして同じ観点から今の公務員バッシングも企業バッシングも違うと思っている。#労働法・独占禁止法はキチンと守ってほしい所。#自社本体の遵法は(法的)コンプライアンスじゃなくてその前提にすぎないが、それすらしばしば怪しいのは困った話。#とはいえ結局自発的に守らない会社が存在する前提で監視・摘発する組織にちゃんと予算を投じる必要があるのだろう。
日本というシステムは現在問題を抱えているが、それでもそこそこちゃんと動くレガシーシステムではある。こういうものはデタラメ(=根拠の明確でない、つまりランダムと大差ない)な書き換えではよくなるより悪くなる確率の方が高い。
こういうシステムの改良では慎重にバグを調査して適宜修正する、大きな修正では変化の影響を最小限にとどめるよう移行戦略を考えるという地道な上に膨大な量の作業が必要。1個や2個の思いつきでドッカンドッカンと「大改革」しても上手くいかない。
>だから本来は大本の労働基準法(今は労働契約法?)を現状に合わせて>変更すべきだったのですが、労働組合の反対で手を付けられなかった。>そこで派遣の拡大解釈によって帳尻あわせが行われたのです。
そこで労働組合を持ち出してくるから豚って言われるんですよ?セーフティネットって聞いたことある?小泉改革が今叩かれてるのは、セーフティネットの整備というドブさらいのような仕事をやらなかったことがバレたから。このドブさらいをしないで正規雇用の流動化をするのは、「少子化? 移民で埋めるから大丈夫! 日本の原住民は子育てなんかする暇があったら働け!」というのに等しい。いくら小泉改革に勢いがあっても、さすがにそこまではできなかった。リアルタイムでは小泉改革は格好よかったが、それはドブさらいをしなかったからだ、と後でみんな気づいた。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
小泉・竹中路線を喜んでいたのは誰? (スコア:-1, 荒らし)
例によって「銀の弾丸はない」…彼らも彼らの政策も当然そうではなかった。 (スコア:2, 興味深い)
…私は喜んでたことはないな。困ったことだと思っていた。
彼らは「何か行き詰ってる。何でもいいから変わってくれ」って願いを敏感に嗅ぎ取って
自分のやりたい「思いつき」を実現するのに利用したのだろうと当時から思っていた。
そして「何でもいいから変わって」というのは危ないと思っていた。
そして同じ観点から今の公務員バッシングも企業バッシングも違うと思っている。
#労働法・独占禁止法はキチンと守ってほしい所。
#自社本体の遵法は(法的)コンプライアンスじゃなくてその前提にすぎないが、それすらしばしば怪しいのは困った話。
#とはいえ結局自発的に守らない会社が存在する前提で監視・摘発する組織にちゃんと予算を投じる必要があるのだろう。
日本というシステムは現在問題を抱えているが、それでもそこそこちゃんと動くレガシーシステムではある。
こういうものはデタラメ(=根拠の明確でない、つまりランダムと大差ない)な書き換えではよくなるより悪くなる確率の方が高い。
こういうシステムの改良では慎重にバグを調査して適宜修正する、
大きな修正では変化の影響を最小限にとどめるよう移行戦略を考えるという地道な上に膨大な量の作業が必要。
1個や2個の思いつきでドッカンドッカンと「大改革」しても上手くいかない。
Re:例によって「銀の弾丸はない」…彼らも彼らの政策も当然そうではなかった。 (スコア:5, 興味深い)
ロスジェネですが、そんなにぼんやりした理由ではありませんでしたよ。
近年行き詰っている理由はとても簡単で、以下の2点です。
1)人口ピラミッドの崩壊
2)海外が力を付けてきた
そして現状を打開するには規制緩和が必要だと思ったから支持しました。
>そして「何でもいいから変わって」というのは危ないと思っていた。
>そして同じ観点から今の公務員バッシングも企業バッシングも違うと思っている。
今の不況は特定の会社、人、年代、地域等が原因ではない(=構造不況)ので、
その痛みは国内全体で分担すべきなのに、
そうなっていないからバッシングが起っているのです。
火事場で「俺が放火したんじゃないから。」と言って、
バケツリレーに参加していないから怒られているようなものです。
>#労働法・独占禁止法はキチンと守ってほしい所。
>#自社本体の遵法は(法的)コンプライアンスじゃなくてその前提にすぎないが、
>それすらしばしば怪しいのは困った話。
>#とはいえ結局自発的に守らない会社が存在する前提で監視・摘発する組織に
>ちゃんと予算を投じる必要があるのだろう。
今の法律は、端的に言って「一度雇ったら一生面倒みろ」と言っています。
しかし構造不況では自分たちの仕事の質や量と無関係に会社が倒産しますので、
そのような約束はできません。
(BRICsの時給は約1/3程度です。VISTAに至っては1/10程度になります。)
つまり、普通の企業は法律で縛られて人を雇えなくなっているのです。
だから本来は大本の労働基準法(今は労働契約法?)を現状に合わせて
変更すべきだったのですが、労働組合の反対で手を付けられなかった。
そこで派遣の拡大解釈によって帳尻あわせが行われたのです。
一方ブラック企業には、法律による規制の効果がほとんどありません。
ブラック企業が法律を無視していると分かっていても、
普通の会社が求人していないので、ブラック企業に行くしかないのです。
結果として、規制すればするほどブラック企業に有利になります。
禁酒法時代のアルカポネとか、社会主義国での賄賂の蔓延など、
規制によって悪人に有利になる実例がたくさんあります。
法律を守ることはもちろん重要ですが、
「普通の会社」が「普通に経営」すれば、
普通に守れる法律であることは、より重要だと考えます。
>日本というシステムは現在問題を抱えているが、
>それでもそこそこちゃんと動くレガシーシステムではある。
>こういうものはデタラメ(=根拠の明確でない、つまりランダムと大差ない)な
>書き換えではよくなるより悪くなる確率の方が高い。
この認識が私と異なっているんですね。私の認識は以下のとおりです。
「日本というシステムは既に破綻しているが、
それをパッチ充てして無理やり延命しているレガシーシステムであり、
いつ死んでもおかしくない。」
ランダム以下だったらランダムの方が良いと。そういう認識です。
Re:例によって「銀の弾丸はない」…彼らも彼らの政策も当然そうではなかった。 (スコア:1, 興味深い)
>だから本来は大本の労働基準法(今は労働契約法?)を現状に合わせて
>変更すべきだったのですが、労働組合の反対で手を付けられなかった。
>そこで派遣の拡大解釈によって帳尻あわせが行われたのです。
そこで労働組合を持ち出してくるから豚って言われるんですよ?
セーフティネットって聞いたことある?
小泉改革が今叩かれてるのは、セーフティネットの整備というドブさらいのような仕事をやらなかったことがバレたから。
このドブさらいをしないで正規雇用の流動化をするのは、「少子化? 移民で埋めるから大丈夫! 日本の原住民は子育てなんかする暇があったら働け!」というのに等しい。
いくら小泉改革に勢いがあっても、さすがにそこまではできなかった。
リアルタイムでは小泉改革は格好よかったが、それはドブさらいをしなかったからだ、と後でみんな気づいた。
Re:例によって「銀の弾丸はない」…彼らも彼らの政策も当然そうではなかった。 (スコア:1)
>セーフティネットって聞いたことある?
>小泉改革が今叩かれてるのは、セーフティネットの整備という
>ドブさらいのような仕事をやらなかったことがバレたから。
下記のようにそれぞれの問題と対策は全く別の話です。
1)結果の不平等:セーフティーネットで対応
2)機会の不平等:正規雇用の流動化で対応
このうちロスジェネが問題としているのは2)機会の不平等です。
また、日本のように正規雇用の流動性が無い所でセーフティーネットを作ると、
就職できなかった人、失業した人を永遠にセーフティーネットで養う事になり、
市場に還流できません。仮にセーフティーネットが作られたとすれば、
セーフティネットに養われ続ける人達とそうでない人達の間に溝ができ、
新たに自己責任論争が勃発するでしょう。
だから小泉改革の問題点はセーフティーネットを作らなかった事ではなく、
正規雇用の流動化を行わず、派遣の拡大解釈で流動性を確保した事だと考えます。
>このドブさらいをしないで正規雇用の流動化をするのは、
>「少子化? 移民で埋めるから大丈夫!
> 日本の原住民は子育てなんかする暇があったら働け!」というのに等しい。
これは全く逆の話で、正規雇用の流動性が高ければ、
子育ての為に会社を辞めても不利にならないので、子育てがやりやすくなるのです。
また移民だって日本で生活する以上、
日本人と同じ生活費や税金がかかりますから条件は同じです。
それよりも問題なのはシルバー人材で、
彼等は年金を貰っていますから我々より少ない賃金でも問題がなく、
機会の平等が守られていません。
(彼等が受け取る年金額は、我々が受け取る年金額より遥かに多いです。)