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この論文ですね.
Phys. Rev. D 83 (2011) 024040. [doi.org]
当たり前ですが,三体問題の一般解,と言うわけではなく,一般相対論の範囲で三体問題の直線解(三つの物体が一直線上に乗っている場合限定の解)を解いた,という物です.同グループの以前の論文で7次の多項式の形で表して3つの根が出ていたけど,そのうちの二つは古典極限を取って古典対応物に落とし込んだときに不合理な結果となるから,残る一つのみが物理的に有意な解だとわかったよ,と言うものらしいです.で,その解を特に制限三体問題の場合に当てはめると,L1,L2,L3の3つのラグランジュ点(の一般相対論版)が出てくるよ,と.
>従来の方法は誤差があることがわかった、と読める。
そりゃまあ,ニュートン力学で取り扱っている限りは相対論的補正項が入っていませんので,実際の運動(=相対論部分も入っている)と比べればズレは出ます.何せ水星の運動だってニュートン力学で取り扱ってしまえば顕著なずれが出るわけで.
解説ありがとうございます
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
直線解 (スコア:1)
この論文ですね.
Phys. Rev. D 83 (2011) 024040. [doi.org]
当たり前ですが,三体問題の一般解,と言うわけではなく,一般相対論の範囲で三体問題の直線解(三つの物体が一直線上に乗っている場合限定の解)を解いた,という物です.
同グループの以前の論文で7次の多項式の形で表して3つの根が出ていたけど,そのうちの二つは古典極限を取って古典対応物に落とし込んだときに不合理な結果となるから,残る一つのみが物理的に有意な解だとわかったよ,と言うものらしいです.で,その解を特に制限三体問題の場合に当てはめると,L1,L2,L3の3つのラグランジュ点(の一般相対論版)が出てくるよ,と.
補足 (スコア:1)
>従来の方法は誤差があることがわかった、と読める。
そりゃまあ,ニュートン力学で取り扱っている限りは相対論的補正項が入っていませんので,実際の運動(=相対論部分も入っている)と比べればズレは出ます.何せ水星の運動だってニュートン力学で取り扱ってしまえば顕著なずれが出るわけで.
Re:補足 (スコア:1)
解説ありがとうございます