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保安院「絶対大丈夫と信じたが…」 [msn.com]
「絶対大丈夫だと信じてやってきたが、こういう事態になった」。国内の原発の安全規制を担当する経済産業省の西山英彦官房審議官(原子力安全・保安院担当)は9日の記者会見で、これまでの規制に甘さがあったことを認め、見直す姿勢を示した。
よりにもよって日本全体の原発の安全を管理する保安院が、盲目的に「原発は絶対大丈夫だと信じること」で、今回の事態を招いてしまった。見直すといっても、今回の教訓はあまりにも高くつきすぎた。
> 対策したから、「絶対大丈夫と信じた」> 何もおかしなところはありません。
現在の地震学を基にしているから、まあ確かに科学的だとは言えますが、その地震学ってのはまだまだの分野でしょ。当たらぬも八卦外れるも八卦って感じ。神戸には地震は起こらない、三陸沖にM9は起こらないと、言っていたし。
そんな程度のものを信じて、原発は安全だと言い張っていた。ってのは、やはりおかしいと言うべきだろう。
>神戸には地震は起こらない、三陸沖にM9は起こらないと、言っていたし。ここには反応しておくと、地震学者で神戸に地震が無いなんて思ってた人は誰一人いないでしょう。三陸沖のM9は起らない、、、これは、起らないと思ってた人の方が多いでしょうね。貞観地震規模のが起こりえるというのはかなりコンセンサスをここ数年で得ていたと思いますが、それでも推定された貞観地震の規模はM9まではいかないですし。#正確には、津波堆積物の分布の調査が進んで、貞観地震の規模が宮城〜福島沖連動しないと説明つかないという事が分かって来ていました。
以前知り合いの研究者から聞いた話
地震あるいは地質学はまだまだ未解明な部分が多く様々が説があるらしく、地震の後、諸説の中で該当あるいは類似する説があることは珍しくないらしい。大震災のあとなんかでは、TVなんかが該当した説や学者を取り上げると、ここぞとばかり自説を主張し次はどこそこが危ないとか言いはじめたりすて不安を煽ることもあるらしい。今回そのような学者がいるかは知らないが、過去の例からはそれ以降は当たることはまず無いので、信じない方が良いと。一度当てはまったくらいで説が正当化できるくらいなら苦労しないと。教授とかの肩書きがあるので始末が悪いらしい。
そう言えば、低い被曝線量の影響も明確に判っていないので諸説有るうえ、学者によって原発推進派、反対派、中立派があってその違いによっても見解が異なってくるだろう。明確になっていないので当然ではあるが。今回、様々な学者の見解をTVやネットで知ることができてしまうことで、見解の違いが明らかになり、何を信じれば良いのか判らず不安を煽っている面もありそうな気がする。
今朝のテレビで地震学者的な肩書きがついてたヒトが貞観地震のときの津波を予測して東電に伝えたが「専門家の見解が一致しない」ということで無視されたとか言ってましたね。で、そのときの議事録だかの資料が大写しになって
今までにない規模の津波が来るおそれがある
とかいう部分がハイライトされてた。具体的にどの程度という資料については映ってなかったから他に資料があったのかなかったのかそれはわからないけどたしかにこれだけじゃ「見解が一致しない」となっても仕方ない。「今までにない規模」では見積りようがないしなあ…。その危険性を伝えるための科学が足りなかったんじゃないかという印象をもっただけでした。
>「今までにない規模」では見積りようがないしなあ…。
そうだろうか、機械工学的に「前例がある程度」しか対策をとらないというのはあまりに安全率が低すぎだと思います。まるで建築物のような設計
だからあ「1.2倍の」とか「5倍の」とかなら数式たてて十分な堅牢性を準備するとかコストと比較してこっから上は諦める、とか計算できるけど「今までにない規模の災害が起こるので対策たててね」じゃあ今までの1.1倍なのか100倍なのか分からないんだから前例に基づいた対策しか取れないって話でしょ?
だからさぁ、今までにあった例に対応するだけでは不十分だってのは明らかでしょう?>今までの1.1倍なのか100倍なのか分からないんだから前例に基づいた対策しか取れないって話でしょ?
今までの1.1倍なのか100倍なのか分からないんだったら、モノ作っちゃダメだよね。ましてや想定外だからといって、許容できないモードで破壊してしまっちゃダメだよね。
今までの何倍以上のコトが起こる確率がの上限が何%、最大被害がいくらだという正確な見積もりをもって安全率を設定し、その範囲外の事象が起こったときに100%責任が果たせるだけの保険を掛ければよいでしょう。それをしないで安全で経済的であると主張していたんだから、無保険で自動車運転するくらい無責任ですよ。
機械設計において、安全率が上位から与えられないから設計できないなんて言えるのは設計業務だけを請け負う下請けだけです。根拠をもって安全率を設定するのは当然のこと
たかだか世界に400基強しかない原発が、人類を脅かすほどの事故を複数回やってるのは、自動車や航空機の品質よりはるかに水準が低いところで話をしていると言わざるを得ないよ。
今までの1.1倍なのか100倍なのか分からないんだったら、モノ作っちゃダメだよね。
「想定外の災害が起こるおそれがある」と指摘した側がそれを数値で示さないと無理って話で。それもその指摘をしたのが建設前ではなく近年ボーリング調査をした結果だということでして。原発建設時には「ここ数百年に大災害があった記録がない」ということでこの場所に決定したのがボーリング調査で1000年以上前に津波を被ったと思しき地層が出てきた、と。
今までの何倍以上のコトが起こる確率
>その見積りを誰も出せなかった(出さなかった)ために対策できなかったのではないか、ということ。んなこたぁない。通常の産業ならば、見積もりを出せないなら信用できない物という前提で保険会社が保険金額を算定するだけ。「想定外の災害が起こるおそれがある」と指摘した側がそれを数値で示さないと無理なんて馬鹿げた話には決してならない。
通常の産業なら、保険をかけるべき側と対等以上のコストをかけて本来保険会社が危険を見積もる。例えば湾岸戦争の時にペルシア湾を航行する一般船舶には、50%の掛け率が設定されていた。それでもビジネスになると考える人は、半分の確率で船舶が撃沈される可能性を想定してビジネスを継続した。保険を掛けなくて、撃沈されて、想定外の攻撃だからごめんなさいじゃ、単に無責任というもんだ。
もちろん、そんな非常時でもコストはある程度正しく価格に反映された。航空機でも建築物でも、自動車の安全性能でも一緒。保険コストが高すぎるならば保険会社を納得させるだけの証拠集めと改善を継続しないといけない。他の産業、例えば自動車産業ならば、可能性が示唆されるだけでリコールするし、可能な改修をすることも当たり前。
原発の場合は、何かあったら政府が補償するという法制度を作り上げたことで資本主義における正しいリスク抑制機構、保険制度によるリスク算定とフィードバックによる改善を棄てたわけだ。結果的に本来だったら取り除かれたリスクは取り除かれなかった。誰も見積もれなかったのではなくコストを掛けて正確に見積もることで利益を得る自由(すなわち保険参入の十分な余地)が予め無い状態で原発は作られたから、誰も見積もらなかっただけ。
「大規模災害のときは国が補償」しなきゃいけない段階でリスクの塊だということを証明しているようなもんだ
相手が魅力的だと、結構、そういうことってあるよね。ほんとに魅力的なのか?自分のものにして、どれだけ得ることがあるか?をよく調べるってことだろうね。きっと魅力的で欠点もなく、モノにするとすばらしいことがあると「信じた」ことが問題なのかもしれないね。
そして、「ほら、こんなに電気を使える生活ですよ」と魅力的に見えるところをご近所に...www
信じるってのは、「何も考えず見た目/うわっつら」で起点として信じるものと、「考えて、自分なりに納得して/内面も合一して」結果として信じるものがあると思うんだな。
付き合いたくなければ、それでもかまわないのですが、じゃあ、代案はどうするのか、代償を受け入れるのかということになるわけです。残念ながら逃げるわけにはいかないのです。今回の事故はその点でも教訓を与えたと思います。
付き合いたくなければ、それでもかまわないのですが、じゃあ、代案はどうするのか、代償を受け入れるのかということになるわけです。
残念ながら逃げるわけにはいかないのです。今回の事故はその点でも教訓を与えたと思います。
代案はそれこそ20年以上前からガンガン言われてる訳で。例えば太陽光や地熱・風力の積極推進と分散化発電を併用して足らないところだけ火力や水力、原子力でまかない、不足分を減らして原子力から廃止してくというロードマップみたいなものはチェルノブィリ事故以降ずっと提示され続けてますよ。
問題は、原子力以外は高コストとか温暖化対策にならないとか色んないい訳(嘘でもある)付けて、原子力と競合する分野・特に再生可能エネルギーと呼ばれてる太陽光・地熱・風力への設備投資を非常に抑えこんできたり、電源品質を盾に取って分散化発電への補助金をどんどん細らせていった事と、それを盾にしてまでマスコミに出てきたり国のエネルギー政策策定に携わってる所謂御用学者の類が提示される「代案」をことごとく「非現実的」「コストが高い」と切って捨ててきたのにずーっと日本が支配されてることにあります。
そのプロセスで、「科学」が非常に有効な形で使われた。と言うか、科学的知見や科学的思考というものが原発推進に極めて都合がいいように取捨選択され、原発推進以外の結論が排除されるような方向へと歪められてきた事は否定できないと思いますよ。元々、原子力以外が温暖化対策として「有りえない」結論を導き出すために、地球温暖化問題が強引に推し進められてそこへの疑義を完全に拒絶する(気象学会の槌田裁判とかクライメートゲイト事件とか)問題がこの数年吹き出して来てる。
原子力以外に温暖化対策とエネルギー需要を満たす解決策がないと決め付けるために、所謂「原子力マフィア」が投じた資金というのは莫大なもので、誰も把握できてないんじゃないかなぁ…東大で東電や原子力業界の冠付き口座が多数あるのが報じられたけど、以前から私が問題視してる東大IR3Sみたく、主要教員が揃って原発マネー漬けで(原子力関連の学会誌や業界誌にエッセーを記述してる…今回の事故以降の報道として、電力企業の依頼したエッセーだと500万とかそういう原稿料が普通に飛びかうらしいと報道があって呆然としましたが)、実際つい最近まで再生可能エネルギーまでの「つなぎ」に原子力を推進して・火力などを排除する理由付けにCO2単純温暖化説を用いると言う相当狡猾な方向性を出していた司令塔として気象学会とIR3Sが位置してきたわけで…
おっしゃる「代案」というのが”再生可能エネルギーをもっと使うべき”という意見を指す(含む)のでしたら、それが20年以上前から言われてきた、という点において同意します。ドイツとかそれこそ20年前から始めてて、今じゃ年に原発一基分ぐらい再生可能エネルギーによる発電量を増やしてます [www.bmu.de]し。また日本でも、もっと使った方がお得ちゃうかー、って環境省も報告書だしてます [env.go.jp]。ただし化石燃料への依存を減らすのはともかく、原発まで置き換えるのはそれなりに大変そうです。
---------
その一方、温暖化の話が原発推進派の陰謀だと言いたいようなんですが、、残念ながらこれも、科学的一番信頼性の高い結論だと思われます。世界中の人々のチェックにもかかわらず、IPCCによる報告の主要な結論は何も変わっていません [env.go.jp]。それを変えられるような・科学的に認められた、IPCC報告書より信頼性の高い反証もしくは・大規模な不正があったという確実な証拠のいずれも、あなたの書き込みに示されていません(私も知りません)。貴方はそのような確実な証拠を示しておられないのに、「歪められて」とか「狡猾」などの悪口で、人を批判しておられます。そのような行為は科学ではなく、荒らしに分類される行為 [wikipedia.org]では無いのですか。
原発を嫌ったり温暖化を否定したりしたいお気持ちは分からんでもありませんが、そのために科学に八つ当たりするのはおやめ下さい。残念ながら現在の人類の技術は、どれも「万能」では無いのですから。
言いたいことがよく分からないから、とりあえずいますぐ使える代替エネルギーを出してくれ、話はそれからだ。
今までが借金して放蕩生活してたようなもんですからね。一度自己破産して身の丈に合った簡素な暮らしに戻る以外に選択肢はないでしょう。
このネタに「すばらしい洞察」をつけるモデレータに「信仰」を感じるね「科学以外のもの」に対する
そういう意味で秀逸なコメントではある
東北電力の女川原発はわざわざ断崖の上に作って14Mの津波に耐え,さらに避難所として敷地を解放してますが、それもご不満ですか?
原子力のコストというのは、環境負荷ではなくて、生み出せる電力による利益と冷戦時に東西勢力が核兵器を配備する政治的ベネフィットを加えたときに、経済的コストより安いとされていただけ。最先端の原子炉でさえもそうですが、福島の時代の原子炉なんて、単純に生み出した電力の利益でみたら原子力より火力のほうが優れていたことは明かです。実際、米国本土ではスリーマイル以降30年間新規原発は建設されませんでした。
2000年以降、冷戦終結後に残った既存施設を持続するコストに対してバランスさせるために二酸化炭素排出権に資産価値を計上させたかったわけでしょう。もちん
まったく、核分裂などという原子^H^H始的な代物を信じてるからダメなんですよ空を見上げなさい、あのさんさんと輝く核融合のパワーを。
我々も風力や太陽電池でその恩恵にあずかろうじゃありませんか。
>残念ながら逃げるわけにはいかないのです。>今回の事故はその点でも教訓を与えたと思います。
問題が国内だけで済めば良いですけどね…
場合によっては強制的に原発の選択肢がなくなる可能性もあるのでは?アメリカや中国が核を取り上げに来た場合、はねのける力は日本にあるんでしょうか。
> アメリカや中国が核を取り上げに来た場合、はねのける力は日本にあるんでしょうか。
そんな極端な例を出さなくとも日本のウランは大部分が海外からの輸入ですので、ウラン産出国が日本に対して、「お前のような国にはもう売らん!」といえば、日本の原発はやがて停止せざるを得なくなります。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
原発の安全は「絶対大丈夫だと信じること」 (スコア:-1, オフトピック)
保安院「絶対大丈夫と信じたが…」 [msn.com]
よりにもよって日本全体の原発の安全を管理する保安院が、盲目的に「原発は絶対大丈夫だと信じること」で、今回の事態を招いてしまった。
見直すといっても、今回の教訓はあまりにも高くつきすぎた。
Re:原発の安全は「絶対大丈夫だと信じること」 (スコア:0, オフトピック)
盲目的というのは余計な修飾というか、為にする書き方ですね。
過去の事例から15mの津波は来ないと信じたから、それなりの
津波対策をした。
対策したから、「絶対大丈夫と信じた」
何もおかしなところはありません。
今度は15mの津波は想定するだろうし、外部電源の遮断も想定するでしょう。
そうやってリスクを減らして、原発と付き合っていくわけです。
Re: (スコア:0)
> 対策したから、「絶対大丈夫と信じた」
> 何もおかしなところはありません。
現在の地震学を基にしているから、まあ確かに科学的だとは言えますが、
その地震学ってのはまだまだの分野でしょ。当たらぬも八卦外れるも八卦って感じ。
神戸には地震は起こらない、三陸沖にM9は起こらないと、言っていたし。
そんな程度のものを信じて、原発は安全だと言い張っていた。ってのは、やはりおかしいと言うべきだろう。
Re: (スコア:0)
>神戸には地震は起こらない、三陸沖にM9は起こらないと、言っていたし。
ここには反応しておくと、
地震学者で神戸に地震が無いなんて思ってた人は誰一人いないでしょう。
三陸沖のM9は起らない、、、これは、起らないと思ってた人の方が多いでしょうね。
貞観地震規模のが起こりえるというのはかなりコンセンサスをここ数年で得ていたと思いますが、それでも推定された貞観地震の規模はM9まではいかないですし。
#正確には、津波堆積物の分布の調査が進んで、貞観地震の規模が宮城〜福島沖連動しないと説明つかないという事が分かって来ていました。
Re:原発の安全は「絶対大丈夫だと信じること」 (スコア:1)
以前知り合いの研究者から聞いた話
地震あるいは地質学はまだまだ未解明な部分が多く様々が説があるらしく、地震の後、諸説の中で該当あるいは類似する説があることは珍しくないらしい。大震災のあとなんかでは、TVなんかが該当した説や学者を取り上げると、ここぞとばかり自説を主張し次はどこそこが危ないとか言いはじめたりすて不安を煽ることもあるらしい。今回そのような学者がいるかは知らないが、過去の例からはそれ以降は当たることはまず無いので、信じない方が良いと。一度当てはまったくらいで説が正当化できるくらいなら苦労しないと。教授とかの肩書きがあるので始末が悪いらしい。
そう言えば、低い被曝線量の影響も明確に判っていないので諸説有るうえ、学者によって原発推進派、反対派、中立派があってその違いによっても見解が異なってくるだろう。明確になっていないので当然ではあるが。今回、様々な学者の見解をTVやネットで知ることができてしまうことで、見解の違いが明らかになり、何を信じれば良いのか判らず不安を煽っている面もありそうな気がする。
-------- izyu
科学はヒトにモノを伝えるための道具 (スコア:0)
今朝のテレビで地震学者的な肩書きがついてたヒトが貞観地震のときの津波を予測して東電に伝えたが
「専門家の見解が一致しない」ということで無視されたとか言ってましたね。
で、そのときの議事録だかの資料が大写しになって
今までにない規模の津波が来るおそれがある
とかいう部分がハイライトされてた。
具体的にどの程度という資料については映ってなかったから他に資料があったのかなかったのか
それはわからないけどたしかにこれだけじゃ「見解が一致しない」となっても仕方ない。
「今までにない規模」では見積りようがないしなあ…。
その危険性を伝えるための科学が足りなかったんじゃないかという印象をもっただけでした。
Re: (スコア:0)
>「今までにない規模」では見積りようがないしなあ…。
そうだろうか、機械工学的に「前例がある程度」しか対策をとらないというのは
あまりに安全率が低すぎだと思います。まるで建築物のような設計
Re: (スコア:0)
だからあ
「1.2倍の」とか「5倍の」とかなら数式たてて十分な堅牢性を準備するとか
コストと比較してこっから上は諦める、とか計算できるけど
「今までにない規模の災害が起こるので対策たててね」じゃあ
今までの1.1倍なのか100倍なのか分からないんだから前例に基づいた対策しか取れないって話でしょ?
Re:科学はヒトにモノを伝えるための道具 (スコア:2)
だからさぁ、今までにあった例に対応するだけでは不十分だってのは明らかでしょう?
>今までの1.1倍なのか100倍なのか分からないんだから前例に基づいた対策しか取れないって話でしょ?
今までの1.1倍なのか100倍なのか分からないんだったら、モノ作っちゃダメだよね。
ましてや想定外だからといって、許容できないモードで破壊してしまっちゃダメだよね。
今までの何倍以上のコトが起こる確率がの上限が何%、最大被害がいくらだという正確な見積もりをもって
安全率を設定し、その範囲外の事象が起こったときに100%責任が果たせるだけの保険を掛ければよいでしょう。
それをしないで安全で経済的であると主張していたんだから、無保険で自動車運転するくらい無責任ですよ。
機械設計において、安全率が上位から与えられないから設計できないなんて言えるのは設計業務だけを請け
負う下請けだけです。根拠をもって安全率を設定するのは当然のこと
たかだか世界に400基強しかない原発が、人類を脅かすほどの事故を複数回やってるのは、自動車や航空機の
品質よりはるかに水準が低いところで話をしていると言わざるを得ないよ。
Re: (スコア:0)
「想定外の災害が起こるおそれがある」と指摘した側がそれを数値で示さないと無理って話で。
それもその指摘をしたのが建設前ではなく近年ボーリング調査をした結果だということでして。
原発建設時には「ここ数百年に大災害があった記録がない」ということでこの場所に決定したのが
ボーリング調査で1000年以上前に津波を被ったと思しき地層が出てきた、と。
Re:科学はヒトにモノを伝えるための道具 (スコア:2)
>その見積りを誰も出せなかった(出さなかった)ために対策できなかったのではないか、ということ。
んなこたぁない。通常の産業ならば、見積もりを出せないなら信用できない物という前提で保険会社が
保険金額を算定するだけ。「想定外の災害が起こるおそれがある」と指摘した側がそれを数値で示さ
ないと無理なんて馬鹿げた話には決してならない。
通常の産業なら、保険をかけるべき側と対等以上のコストをかけて本来保険会社が危険を見積もる。
例えば湾岸戦争の時にペルシア湾を航行する一般船舶には、50%の掛け率が設定されていた。それでも
ビジネスになると考える人は、半分の確率で船舶が撃沈される可能性を想定してビジネスを継続した。
保険を掛けなくて、撃沈されて、想定外の攻撃だからごめんなさいじゃ、単に無責任というもんだ。
もちろん、そんな非常時でもコストはある程度正しく価格に反映された。航空機でも建築物でも、
自動車の安全性能でも一緒。保険コストが高すぎるならば保険会社を納得させるだけの証拠集めと改善
を継続しないといけない。他の産業、例えば自動車産業ならば、可能性が示唆されるだけでリコールす
るし、可能な改修をすることも当たり前。
原発の場合は、何かあったら政府が補償するという法制度を作り上げたことで資本主義に
おける正しいリスク抑制機構、保険制度によるリスク算定とフィードバックによる改善を棄てたわけだ。
結果的に本来だったら取り除かれたリスクは取り除かれなかった。誰も見積もれなかったのではなく
コストを掛けて正確に見積もることで利益を得る自由(すなわち保険参入の十分な余地)が予め無い状態
で原発は作られたから、誰も見積もらなかっただけ。
Re: (スコア:0)
「大規模災害のときは国が補償」しなきゃいけない段階で
リスクの塊だということを証明しているようなもんだ
Re: (スコア:0)
おかしくない方法を示してから、おかしいというべきでしょう。
後知恵で、切って捨てるだけなら何でも言えますからね。
Re:原発の安全は「絶対大丈夫だと信じること」 (スコア:1)
相手が魅力的だと、結構、そういうことってあるよね。
ほんとに魅力的なのか?自分のものにして、どれだけ得ることがあるか?をよく調べるってことだろうね。
きっと魅力的で欠点もなく、モノにするとすばらしいことがあると「信じた」ことが問題なのかもしれないね。
そして、「ほら、こんなに電気を使える生活ですよ」と魅力的に見えるところをご近所に...www
信じるってのは、「何も考えず見た目/うわっつら」で起点として信じるものと、「考えて、自分なりに納得して/内面も合一して」結果として信じるものがあると思うんだな。
科学は大きく歪められた(Re:原発の安全は「絶対大丈夫だと信じること」 (スコア:2, すばらしい洞察)
代案はそれこそ20年以上前からガンガン言われてる訳で。
例えば太陽光や地熱・風力の積極推進と分散化発電を併用して足らないところだけ火力や水力、原子力でまかない、不足分を減らして原子力から廃止してくというロードマップみたいなものはチェルノブィリ事故以降ずっと提示され続けてますよ。
問題は、原子力以外は高コストとか温暖化対策にならないとか色んないい訳(嘘でもある)付けて、原子力と競合する分野・特に再生可能エネルギーと呼ばれてる太陽光・地熱・風力への設備投資を非常に抑えこんできたり、電源品質を盾に取って分散化発電への補助金をどんどん細らせていった事と、それを盾にしてまでマスコミに出てきたり国のエネルギー政策策定に携わってる所謂御用学者の類が提示される「代案」をことごとく「非現実的」「コストが高い」と切って捨ててきたのにずーっと日本が支配されてることにあります。
そのプロセスで、「科学」が非常に有効な形で使われた。と言うか、科学的知見や科学的思考というものが原発推進に極めて都合がいいように取捨選択され、原発推進以外の結論が排除されるような方向へと歪められてきた事は否定できないと思いますよ。
元々、原子力以外が温暖化対策として「有りえない」結論を導き出すために、地球温暖化問題が強引に推し進められてそこへの疑義を完全に拒絶する(気象学会の槌田裁判とかクライメートゲイト事件とか)問題がこの数年吹き出して来てる。
原子力以外に温暖化対策とエネルギー需要を満たす解決策がないと決め付けるために、所謂「原子力マフィア」が投じた資金というのは莫大なもので、誰も把握できてないんじゃないかなぁ…東大で東電や原子力業界の冠付き口座が多数あるのが報じられたけど、以前から私が問題視してる東大IR3Sみたく、主要教員が揃って原発マネー漬けで(原子力関連の学会誌や業界誌にエッセーを記述してる…今回の事故以降の報道として、電力企業の依頼したエッセーだと500万とかそういう原稿料が普通に飛びかうらしいと報道があって呆然としましたが)、
実際つい最近まで再生可能エネルギーまでの「つなぎ」に原子力を推進して・火力などを排除する理由付けにCO2単純温暖化説を用いると言う相当狡猾な方向性を出していた司令塔として気象学会とIR3Sが位置してきたわけで…
Re:科学は大きく歪められた(Re:原発の安全は「絶対大丈夫だと信じること」 (スコア:2, 荒らし)
おっしゃる「代案」というのが”再生可能エネルギーをもっと使うべき”という意見を指す(含む)のでしたら、それが20年以上前から言われてきた、という点において同意します。ドイツとかそれこそ20年前から始めてて、今じゃ年に原発一基分ぐらい再生可能エネルギーによる発電量を増やしてます [www.bmu.de]し。
また日本でも、もっと使った方がお得ちゃうかー、って環境省も報告書だしてます [env.go.jp]。ただし化石燃料への依存を減らすのはともかく、原発まで置き換えるのはそれなりに大変そうです。
---------
その一方、温暖化の話が原発推進派の陰謀だと言いたいようなんですが、、残念ながらこれも、科学的一番信頼性の高い結論だと思われます。
世界中の人々のチェックにもかかわらず、IPCCによる報告の主要な結論は何も変わっていません [env.go.jp]。それを変えられるような
・科学的に認められた、IPCC報告書より信頼性の高い反証
もしくは
・大規模な不正があったという確実な証拠
のいずれも、あなたの書き込みに示されていません(私も知りません)。
貴方はそのような確実な証拠を示しておられないのに、「歪められて」とか「狡猾」などの悪口で、人を批判しておられます。
そのような行為は科学ではなく、荒らしに分類される行為 [wikipedia.org]では無いのですか。
原発を嫌ったり温暖化を否定したりしたいお気持ちは分からんでもありませんが、そのために科学に八つ当たりするのはおやめ下さい。
残念ながら現在の人類の技術は、どれも「万能」では無いのですから。
Re: (スコア:0, 荒らし)
言いたいことがよく分からないから、とりあえずいますぐ使える代替エネルギーを出してくれ、話はそれからだ。
Re: (スコア:0)
今までが借金して放蕩生活してたようなもんですからね。
一度自己破産して身の丈に合った簡素な暮らしに戻る以外に選択肢はないでしょう。
Re: (スコア:0)
それこそ,20年も補助金を付けて研究してもだめなのだから,だめということでしょう。
その証拠に,ドイツでさえ原発の方向に舵をきろうとしていました(福島の影響で不透明になりましたが)。
また,例えば太陽光発電の場合,コスト的にもっとも条件がよい屋根の上に太陽光発電を設置するためにも,
優遇措置が必要なのですから。
原子力をより安全にしていくことが重要と思います。
Re:科学は大きく歪められた(Re:原発の安全は「絶対大丈夫だと信じること」 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
このネタに「すばらしい洞察」をつけるモデレータに「信仰」を感じるね
「科学以外のもの」に対する
そういう意味で秀逸なコメントではある
Re: (スコア:0)
# 盆回しBGMの動画にリンクしとけばよかった
Re: (スコア:0)
東北電力の女川原発はわざわざ断崖の上に作って14Mの津波に耐え,
さらに避難所として敷地を解放してますが、それもご不満ですか?
Re: (スコア:0)
原子力のコストというのは、環境負荷ではなくて、生み出せる電力による利益と冷戦時に
東西勢力が核兵器を配備する政治的ベネフィットを加えたときに、経済的コストより安い
とされていただけ。最先端の原子炉でさえもそうですが、福島の時代の原子炉なんて、
単純に生み出した電力の利益でみたら原子力より火力のほうが優れていたことは明かです。
実際、米国本土ではスリーマイル以降30年間新規原発は建設されませんでした。
2000年以降、冷戦終結後に残った既存施設を持続するコストに対してバランスさせるために
二酸化炭素排出権に資産価値を計上させたかったわけでしょう。もちん
Re: (スコア:0)
まったく、核分裂などという原子^H^H始的な代物を信じてるからダメなんですよ
空を見上げなさい、あのさんさんと輝く核融合のパワーを。
我々も風力や太陽電池でその恩恵にあずかろうじゃありませんか。
Re: (スコア:0, オフトピック)
>残念ながら逃げるわけにはいかないのです。
>今回の事故はその点でも教訓を与えたと思います。
問題が国内だけで済めば良いですけどね…
場合によっては強制的に原発の選択肢がなくなる可能性もあるのでは?アメリカや中国が核を取り上げに来た場合、はねのける力は日本にあるんでしょうか。
Re: (スコア:0)
日本が原発をやめて火力に頼ります,といったら原油・天然ガスの相場が短期的にかなり上がるので迷惑と感じるでしょう。
脱原発の流れが世界中に広まるのはなんとしても避けたいでしょう。
ついでにいえば,日本は北半球で地理的に事故が起きたとしても他国に迷惑をかけにくい位置です。
そしてたとえ日本が原子力を全廃したとしても韓国や中国からの影響を受ける恐れが強いので
原子力事故の恐れから完全に逃れることはできません。
Re: (スコア:0, オフトピック)
> アメリカや中国が核を取り上げに来た場合、はねのける力は日本にあるんでしょうか。
そんな極端な例を出さなくとも日本のウランは大部分が海外からの輸入ですので、ウラン産出国が日本に対して、
「お前のような国にはもう売らん!」といえば、日本の原発はやがて停止せざるを得なくなります。
I'm out of my mind, but feel free to leave a comment.