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原発の稼働を停止させても、燃料棒の冷却(冷温停止)は行い続けなければならないそして今現在も1~5号炉全部に燃料棒が存在している。1・2号炉の燃料は停止から3年経っているがまだ1000本以上使用済み燃料棒が保管されている。
福島第一原発の4号炉が爆発した理由、国のトップは未だに分かって無いのかな?
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1621385.html [livedoor.jp]ここでもそれについて書かれているね。
>福島第一原発の4号炉が爆発した理由、>国のトップは未だに分かって無いのかな?それどころか今回の菅の発言を支持する奴らはそこを完全に無視している。
福島原発も原発そのものは問題なく停止した。しかしその後の冷却設備が津波で流されたり破損してそれによって今回の原発の問題になった。冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
> 冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
ちゃんとした冷却設備があれば、冷温停止までは1週間らしいですよ。
原発「冷温停止」に1週間、水の循環、冷却機能がカギhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110507/dst11050720570019-n1.htm [msn.com]
冷温停止といっても、水の循環が止まれば、発熱により水温上昇、蒸発、水位低下につながります。放熱器との間の、水の循環を年レベルで継続しないといけません。
燃料棒の発熱量は冷却の有無に関係なく、放射性物質の崩壊にともなって指数関数的に減っていきます。
冷却機能が1日失われただけで危険な状態に陥る緊急停止と、1週間くらい冷却機能が失われると危険になる冷温停止とでは全然違うと思うのですが。
この点を勘違いして「冷温停止にしても意味がない」と思っている人は結構見かけますねぇ。
燃料棒は核反応停止すれば初期の崩壊熱で支配的になる放射性ヨウ素およびそれより短寿命な核種は急速に失われますので、「熱を出す」とはいえその発熱量は最初の2か月ほどで1~2桁オーダーでがくっと減ります。今回の福島の例だと、緊急停止後の冷却機能は失われてから1日どころか6時間ほどで燃料棒露出=レベル5相当になるダメージが発生していますが、一方の四号機は使用済み燃料プールに膨大な数の燃料棒が放置された状態でも問題発生に至るまでおよそ4日掛かっています。まあ四号機は低圧ポンプ1個回していれば事態を回避できた問題ですし、どうして四号機は4日も放置されたの?という突っ込みはともかくとして、今後は全原発について予備ポンプを高台に配備するということになっているので、予備ポンプだけで緊急停止直後の炉心を冷温停止に持ち込むのは難しいとしても使用済み燃料プールくらいは簡単に抑えられます。どちらかというと使用済み燃料プールは耐震強度の方に不安を覚えます。
冷温停止と稼働中スクラムとで大きく異なる点は、御指摘の点と絡んで圧力容器および格納容器内の圧力の違いがありますよね。今回だって冷却を困難にしたのは高温・高圧状態への注水が低圧のポンプでは成功しなかった点ですが、冷温停止時の圧力は基本的に1気圧前後で注水設備に対する負荷がまるで違います。そもそも冷温停止の閾値が100度以下となっているのは冷却材である水の沸点とも関係している訳で、沸点を大きく超えた状態では効率的に冷却することの困難さが全く違う。そして、格納容器の圧力による破損も絡んでますます冷却が困難になりますよね。
「冷温停止にしても意味がない」という人は、まずその困難のレベルに大きな差がない事を論理的に説明して欲しいものです。
原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。冷温停止であれば,燃料被覆管が過熱し,その後の異常状態に進展するリスクが十分に無視できるくらい小さいというだけで,崩壊熱レベルに応じた循環水流量にて冷却する必要があります。
強いていえば,冷温停止状態を維持できれば,必ずしも指数関数的ではありませんが,数ヶ月を経て十分に小さい出力レベルまで下げられることから,結果的に,低出力状態が期待できる点があります。
因みに,福島第1原子力発電所の崩壊熱レベルは,冷温停止には至っていませんが,現段階ではスクラム時の5%定格出力レベルから0.2%程度まで低下している筈です。一方,4号機の使用済み燃料プール内の最高出力レベルの燃料は,事故当時0.1%定格出力レベルでした。
>原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,>除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
スクラムできれば、ね。運転している場合、「スクラムできない状態のまま、電源ないし冷却設備が失われる」という事態を想定しないと。運転停止していれば、すくなくとも「スクラムできる/できない」を心配する必要はなく、「崩壊熱をどうするか」だけに集中できます。
> 原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
あるよ。
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, 興味深い)
原発の稼働を停止させても、
燃料棒の冷却(冷温停止)は行い続けなければならない
そして今現在も1~5号炉全部に燃料棒が存在している。
1・2号炉の燃料は停止から3年経っているが
まだ1000本以上使用済み燃料棒が保管されている。
福島第一原発の4号炉が爆発した理由、
国のトップは未だに分かって無いのかな?
Re: (スコア:1, 興味深い)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1621385.html [livedoor.jp]
ここでもそれについて書かれているね。
>福島第一原発の4号炉が爆発した理由、
>国のトップは未だに分かって無いのかな?
それどころか今回の菅の発言を支持する奴らはそこを完全に無視している。
福島原発も原発そのものは問題なく停止した。
しかしその後の冷却設備が津波で流されたり破損してそれによって今回の原発の問題になった。
冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
Re: (スコア:0)
> 冷却は年単位で行う必要があるみたいだからね。
ちゃんとした冷却設備があれば、冷温停止までは1週間らしいですよ。
原発「冷温停止」に1週間、水の循環、冷却機能がカギ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110507/dst11050720570019-n1.htm [msn.com]
Re: (スコア:2)
冷温停止といっても、水の循環が止まれば、発熱により水温上昇、蒸発、水位低下につながります。
放熱器との間の、水の循環を年レベルで継続しないといけません。
燃料棒の発熱量は冷却の有無に関係なく、放射性物質の崩壊にともなって指数関数的に減っていきます。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, 興味深い)
冷却機能が1日失われただけで危険な状態に陥る緊急停止と、
1週間くらい冷却機能が失われると危険になる冷温停止とでは全然違うと思うのですが。
Re:止めただけでは意味が無いのに・・・ (スコア:1, 興味深い)
この点を勘違いして「冷温停止にしても意味がない」と思っている人は結構見かけますねぇ。
燃料棒は核反応停止すれば初期の崩壊熱で支配的になる放射性ヨウ素およびそれより短寿命な核種は急速に失われますので、「熱を出す」とはいえその発熱量は最初の2か月ほどで1~2桁オーダーでがくっと減ります。
今回の福島の例だと、緊急停止後の冷却機能は失われてから1日どころか6時間ほどで燃料棒露出=レベル5相当になるダメージが発生していますが、一方の四号機は使用済み燃料プールに膨大な数の燃料棒が放置された状態でも問題発生に至るまでおよそ4日掛かっています。
まあ四号機は低圧ポンプ1個回していれば事態を回避できた問題ですし、どうして四号機は4日も放置されたの?という突っ込みはともかくとして、今後は全原発について予備ポンプを高台に配備するということになっているので、予備ポンプだけで緊急停止直後の炉心を冷温停止に持ち込むのは難しいとしても使用済み燃料プールくらいは簡単に抑えられます。どちらかというと使用済み燃料プールは耐震強度の方に不安を覚えます。
Re: (スコア:0)
> 予備ポンプだけで緊急停止直後の炉心を冷温停止に持ち込むのは難しいとしても
> 使用済み燃料プールくらいは簡単に抑えられます。
それに加えて、被災直後の混乱した状況でも、すぐに行動できる十分な人数の作業員と、適切に機能する命令系統がれば、ね。
Re: (スコア:0)
冷温停止と稼働中スクラムとで大きく異なる点は、御指摘の点と絡んで圧力容器および格納容器内の圧力の違いがありますよね。
今回だって冷却を困難にしたのは高温・高圧状態への注水が低圧のポンプでは成功しなかった点ですが、冷温停止時の圧力は基本的に1気圧前後で注水設備に対する負荷がまるで違います。
そもそも冷温停止の閾値が100度以下となっているのは冷却材である水の沸点とも関係している訳で、沸点を大きく超えた状態では効率的に冷却することの困難さが全く違う。そして、格納容器の圧力による破損も絡んでますます冷却が困難になりますよね。
「冷温停止にしても意味がない」という人は、まずその困難のレベルに大きな差がない事を論理的に説明して欲しいものです。
Re: (スコア:0)
原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,
除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
冷温停止であれば,燃料被覆管が過熱し,その後の異常状態に進展するリスクが十分に
無視できるくらい小さいというだけで,崩壊熱レベルに応じた循環水流量にて冷却する
必要があります。
強いていえば,冷温停止状態を維持できれば,必ずしも指数関数的ではありませんが,
数ヶ月を経て十分に小さい出力レベルまで下げられることから,結果的に,低出力状態
が期待できる点があります。
因みに,福島第1原子力発電所の崩壊熱レベルは,冷温停止には至っていませんが,現段階では
スクラム時の5%定格出力レベルから0.2%程度まで低下している筈です。一方,4号機の使用済み
燃料プール内の最高出力レベルの燃料は,事故当時0.1%定格出力レベルでした。
Re: (スコア:0)
>原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,
>除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
スクラムできれば、ね。
運転している場合、「スクラムできない状態のまま、電源ないし冷却設備が失われる」という事態を
想定しないと。
運転停止していれば、すくなくとも「スクラムできる/できない」を心配する必要はなく、
「崩壊熱をどうするか」だけに集中できます。
Re: (スコア:0)
> 原子炉スクラム後の核分裂停止状態と安定した冷却が期待できる冷温停止状態とで,除熱すべき崩壊熱のレベルに差異があるわけではありません。
あるよ。
Re: (スコア:0)
運転停止していても、制御棒の挿入状態を維持できるかどうかは、心配しなければなりません。
停止中に大きな地震に襲われて、何かのトラブルで制御棒が抜けてしまう、そんな可能性もあるんですよ。