アカウント名:
パスワード:
市場関係者の中には「地熱発電や太陽光発電など、他の実現性の高い発電技術に集中した方が良い」と、この技術の確立に否定的な人もいるそうだ。
禿社長に騙されるお人好し大杉。 こんな反対意見 [msn.com]とか目に入らないんだろうなぁ。 太陽光パネル事業を宣伝しまくってるSHARPが「国内では製造業がやっていけない」って断言 [sankeibiz.jp]しちゃってるんですから、太陽光発電が日本の産業を支えるエネルギーソースにはなり得ない事は明白でしょう。
地熱や風力、太陽光・太陽熱を陸域でやろうにも、島国で国土が狭いんだから自ずと限界が知れる。
でも、島国ということは広い領海や経済水域があるわけで、海洋に風力、太陽光・太陽熱、潮力や波力、あるいは海洋プラットフォームを築いて地熱発電所を設けるようにすれば、コストはともかく、十分な電力を得られる可能性はある。
陸域に土地代や借地代とられた上に小規模な発電設備をチマチマ作るくらいなら、海洋にどかーーんと発電設備を設けるほうがいいんじゃないかと思う。少なくとも公害は発生しないし、発生しても発覚し難いし。(笑)
でも、データセンターと同じで、顧客が訪れやすいところになきゃダメなんだろうか、日本の発電所は。。。
>地熱地熱に関しては、土地代よりも国立公園等の規制と、資源量の調査自体が不十分というところが問題でしょうね。環境省が数年前から資源量の調査 [env.go.jp]を進めていますが、まだ国内の一部地域のデータしか集まっていません。掲載されているのも一部の技術だけで、例えば地中熱利用などはまだ載っていないようです。そんな状況になってしまったのは、政治的理由のようです。これまでの経緯が例えばこの資料 [iae.or.jp]の村岡氏の文章に書かれています。
将来的には高温岩体発電やEGSにも期待したい所です(簡単な解説サイト [geothermal.jp])。
>海洋風力は確かに陸上だけでは少々量が心許ないので、先行各国のように電力の2割や3割を供給するという話(米国の例:2030年までに2割 [energy.gov])をするならば洋上も開発する必要があります。これは技術開発もまだ必要としますが、日本でも「海洋にどかーーん」と建てて使われるかも知れませんね。
>コスト今の再生可能エネルギーは確かに発電単価だけで比べると高いので、あまり急激に普及させると電気代が上がりすぎて困ります(だからドイツですら、何十年もかけて進めてる)。しかし化石燃料は値上がりが予想され、しかも日本では発電コストの大部分が貿易赤字になります。対する再生可能エネルギーの発電コストは例えば半分以上が国内での付加価値(国内の雇用や景気への貢献)になり、また化石燃料に比して値下がりが予想されています(有料の資料ですが、例えばIEAによる予測はこちら [iea.org])。そのため、将来に備えて普及させようという動き自体は、それこそ政権党が替わる前から進んでたりします(参考:経産省の関連議事資料 [meti.go.jp])。
# ただ普及させる際は、悪影響を抑えつつ、ペースを守って増やして行く必要があります。環境省による試算例 [env.go.jp]がこちらにありますが、十年単位&数十兆円規模の話になります(そもそも電力の設備投資額自体が毎年数兆円規模&発電所も数十年使います)から。# ここ数ヶ月、「ペース上げろ」という意見も耳にするんですが、技術的にはいくら可能でも、現場の人材確保とか電気代への影響とか考えると、バタバタ慌てずに、ちゃんと各方面の関係者と相談しながら進めて欲しいです。これだけ大きな災害なんですから (^^;;
しまった、IEAのコスト予測の資料へのリンクを間違えました。リンク先のProjected Costs of Generating Electricityは、現時点のコストの資料です。将来予測は、Energy Technology Perspectives [iea.org]に載っています。2010年版のTable3.2~3.5あたりに、2050年頃の各電源の設備投資額および運転・保守コストの予測が載っています。
えらい先の予測なんで今後の技術開発や各国政策に左右される部分も大きいのですが、主要な再生可能エネルギーは軒並み化石燃料や原子力よりむしろ安くできると見てます。IEAですら。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
代替エネルギー詐欺 (スコア:1, 興味深い)
市場関係者の中には「地熱発電や太陽光発電など、他の実現性の高い発電技術に集中した方が良い」と、この技術の確立に否定的な人もいるそうだ。
禿社長に騙されるお人好し大杉。
こんな反対意見 [msn.com]とか目に入らないんだろうなぁ。
太陽光パネル事業を宣伝しまくってるSHARPが「国内では製造業がやっていけない」って断言 [sankeibiz.jp]しちゃってるんですから、太陽光発電が日本の産業を支えるエネルギーソースにはなり得ない事は明白でしょう。
Re: (スコア:1)
地熱や風力、太陽光・太陽熱を陸域でやろうにも、島国で国土が狭いんだから自ずと限界が知れる。
でも、島国ということは広い領海や経済水域があるわけで、海洋に風力、太陽光・太陽熱、潮力や波力、
あるいは海洋プラットフォームを築いて地熱発電所を設けるようにすれば、コストはともかく、
十分な電力を得られる可能性はある。
陸域に土地代や借地代とられた上に小規模な発電設備をチマチマ作るくらいなら、
海洋にどかーーんと発電設備を設けるほうがいいんじゃないかと思う。
少なくとも公害は発生しないし、発生しても発覚し難いし。(笑)
でも、データセンターと同じで、顧客が訪れやすいところになきゃダメなんだろうか、
日本の発電所は。。。
Re:代替エネルギー詐欺 (スコア:2, 参考になる)
>地熱
地熱に関しては、土地代よりも国立公園等の規制と、資源量の調査自体が不十分というところが問題でしょうね。環境省が数年前から資源量の調査 [env.go.jp]を進めていますが、まだ国内の一部地域のデータしか集まっていません。掲載されているのも一部の技術だけで、例えば地中熱利用などはまだ載っていないようです。
そんな状況になってしまったのは、政治的理由のようです。これまでの経緯が例えばこの資料 [iae.or.jp]の村岡氏の文章に書かれています。
将来的には高温岩体発電やEGSにも期待したい所です(簡単な解説サイト [geothermal.jp])。
>海洋
風力は確かに陸上だけでは少々量が心許ないので、先行各国のように電力の2割や3割を供給するという話(米国の例:2030年までに2割 [energy.gov])をするならば洋上も開発する必要があります。これは技術開発もまだ必要としますが、日本でも「海洋にどかーーん」と建てて使われるかも知れませんね。
>コスト
今の再生可能エネルギーは確かに発電単価だけで比べると高いので、あまり急激に普及させると電気代が上がりすぎて困ります(だからドイツですら、何十年もかけて進めてる)。
しかし化石燃料は値上がりが予想され、しかも日本では発電コストの大部分が貿易赤字になります。対する再生可能エネルギーの発電コストは例えば半分以上が国内での付加価値(国内の雇用や景気への貢献)になり、また化石燃料に比して値下がりが予想されています(有料の資料ですが、例えばIEAによる予測はこちら [iea.org])。そのため、将来に備えて普及させようという動き自体は、それこそ政権党が替わる前から進んでたりします(参考:経産省の関連議事資料 [meti.go.jp])。
# ただ普及させる際は、悪影響を抑えつつ、ペースを守って増やして行く必要があります。環境省による試算例 [env.go.jp]がこちらにありますが、十年単位&数十兆円規模の話になります(そもそも電力の設備投資額自体が毎年数兆円規模&発電所も数十年使います)から。
# ここ数ヶ月、「ペース上げろ」という意見も耳にするんですが、技術的にはいくら可能でも、現場の人材確保とか電気代への影響とか考えると、バタバタ慌てずに、ちゃんと各方面の関係者と相談しながら進めて欲しいです。これだけ大きな災害なんですから (^^;;
Re:代替エネルギー詐欺 (スコア:1)
しまった、IEAのコスト予測の資料へのリンクを間違えました。リンク先のProjected Costs of Generating Electricityは、現時点のコストの資料です。
将来予測は、Energy Technology Perspectives [iea.org]に載っています。2010年版のTable3.2~3.5あたりに、2050年頃の各電源の設備投資額および運転・保守コストの予測が載っています。
えらい先の予測なんで今後の技術開発や各国政策に左右される部分も大きいのですが、主要な再生可能エネルギーは軒並み化石燃料や原子力よりむしろ安くできると見てます。IEAですら。