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宇宙ステーションがあれば、物資輸送用にマスドライバーの類を開発(ステーションへの回収用推進装置付き)、人員輸送用にスペースシップ2の類を開発(放擲ポッド?、輸送ポッドと後で接続?)の二本立てでいいようなきがする。
地球上でマスドライバーの類が簡単に実用できるなら苦労しないかと。 本文にあるSSTOや軌道エレベータと同じで、現代の技術では不可能な未来技術ですよ。
そういう意味で、今回のFalcon 9再使用型には期待しています。 逆噴射による垂直着陸は、1990年代のDC-X [wikipedia.org]で技術的に実証されていますし、同じく再使用を狙って失敗したベンチャースター [wikipedia.org]とは違って難しいSSTOを目指したりしていません。 スペースプレーンみたいに、新しい特殊なエンジンを開発しなければ、ということもありません。
原理的にはあくまでスペースシャトルなどと同じ類のもの、その延長線上の存在なので、予算がちゃんと供給され続ければ、十中八九実用化にこぎつけるでしょう。 ・・・ただ、他の方も述べている通り、スペースシャトルと同じく思ったより安くならなかったね、というオチになる可能性はないとは言い切れませんが(汗
少なくとも、現代のロケット技術で考えうる、もっとも効率の良い打ち上げ手段のアイデアだと思います。 このやり方が駄目なら、もはや画期的な技術革新が無い限り、安価に宇宙に行くことはできないでしょう。
軌道上までマスドライバーだけに頼ってで放り上げるんじゃなくて、ロケット噴射と併用して燃料節約の手段として使うのもむずかしいの?
帰還時もロケット噴射よりも、羽を生やして無線操縦のグライダーにして着陸させるんではダメなんだろうか。減速にパラシュートさえも使わないのか。
>軌道上までマスドライバーだけに頼ってで放り上げるんじゃなくて、>ロケット噴射と併用して燃料節約の手段として使うのもむずかしいの?
マスドライバー最大の課題が、発射時の加速度が大きすぎて繊細な積載物が耐えられない(もちろん、加速度を小さくすると飛ばなくなる)ので、あまり筋がよろしくないかと。代替案といってはなんですが、B-52とかL-1011で成層圏まで上がって速度を加えて発射する、空中発射型のペガサスロケットっちうものはあります。ただ、母機の維持費の関係で、ミサイル転用系の安物地上発射型ロケットのほうが総コスト安いんじゃね?の流れになってきてるみたいですけど。
>帰還時もロケット噴射よりも、羽を生やして無線操縦のグライダーにして着陸させるんではダメなんだろうか。>減速にパラシュートさえも使わないのか。
翼とかでかなり重量や嵩を支払って、ようやく得られる空力特性に、今回、何のメリットが?というところなんでしょ。壊れない程度に回収出来て、一番軽くてカネが掛からん手段が、パラシュートなしの逆噴射ロケットだったんでしょう。検討段階でパラシュートを検討しない訳がないですから。
ペガサスなどの高空からの打ち上げは速度を稼ぐというよりは(7.9km/sに対してマッハ1としてもたったの0.14km/sでは気休めにもならん)、大気の薄いところまで持っていって、空力損を押さえるという意味の方が大きいですね。
それだったら気球でロケットを高空まで運ぶのはどうだろう?
それは既に存在していて、ロックーン [wikipedia.org]と呼ばれています。(ロケット+バルーン→ロックーンです(^^;))気球なので、あまり大きなロケットは持ち上げられないというのがネックでしょうか。
わかった、エベレスト頂上に打ち上げ設備を作ればいいんだ。
燃料効率的に意味のあるマスドライバーにしようと思ったら、積み荷を壊さないように加速度は2Gくらいに制限して、空気抵抗を受けないように真空トンネルにして、重力損失を減らすために地表で第一宇宙速度まで外部の力で加速する必要があるわけですね。 どれぐらいの大きさで建設費はどれぐらいになるんだろう。全長数千キロで数十兆ドルは堅いような気はするけど、真剣に宇宙大量輸送が必要なら、さけられない出費なんだろうなあ。 技術的には軌道エレベーターと違って出来ないわけはなさそうだけど。
そこまで無理な話ではない。加速度2Gに制限したとして,5.1km/sに到達するには,250秒で640km加速すればよい。5.1km/sとはH2Aロケットの2段目が一回目の燃焼を停止した速度。つまり第1段を省略でき,さらに2段を小型化できるレベル。まあリニアで5km/sまで加速できるかどうかはわからんが。(原理的にはコイルのスイッチング速度で制限されるのでいいのか?)
640kmのリニアモーターってだけで既にバカバカしい代物であることが分かると思うが。
東海道新幹線の営業キロよりずっと長いんだぜ?それを真空抜きのトンネルで囲ってまっすぐ設置とか、正気を疑うレベル。
やる気みたい [rocketnews24.com]ですぜ。
正気を疑いますねw
手元の『 われらの有人宇宙船 [shokabo.co.jp]』だと、リニアモーターカークラスの時速500kmだと全エネルギーの5000分の1にしかならないのであんまり意味無い、とか書かれていますね。 速度を上げれば節約の意味があるのですが、地上付近だと気圧が高く、あまり加速ができないので実用的ではないようです。
シャトルのような羽についても、打ち上げ時のデッドウェイトとなることが指摘されています。 (パラシュートはどちらかというと肯定的に書かれているので、重量の割りに価値があるようです。SpaceXは本当に使わないのかな?)
羽を生やして無線操縦のグライダーにして着陸させるんではダメなんだろうか。
お蔵入りになったソ連製スペースシャトルの将来計画にブースターが翼を展開して戻ってくるという奴がありましたhttp://www.buran.ru/htm/41-3.htm [buran.ru]
話は変わりますが、マスドライバーには非常に期待しています。精々数kg~数10kgの弾頭を第2宇宙速度程度出せるだけでいいのです。中に少し核廃棄物を詰めて、地球後方に地球公転速度をキャンセルするよう静止状態に打ち出せば、そのうち自由落下で太陽に落下していきます。どうせ周囲は高放射線空間です。100000年後の安全など考えなくてもよくなります。
>中に少し核廃棄物を詰めて、地球後方に地球公転速度をキャンセルするよう静止状態に打ち出せば、そのうち自由落下で太陽に落下していきます。
だから太陽投棄は太陽系脱出よりもエネルギーが要るとなんど言えば…
太陽表面を近日点とする楕円軌道の天体は2.85km/sの速度と決まっている。(その速度でないとその軌道を保てない)
地球の軌道平均速度は29.78km/sであるから、これが2.85km/sになるまで減速させなければならない。つまり地球軌道上の物体を太陽表面へ突入させる楕円軌道に遷移させるには26.93km/sの減速が必要となる。
太陽系を脱出するための速度は42.12km/sが必要。地球の軌道平均速度は29.78km/sであるから,42.12-29.78=12.34km/s12.34km/sの加速で物体を太陽系外に送り出せるということになる。 つまり物体を太陽に突入させるよりも太陽系を脱出させるほうがはるかに簡単である。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
そもそも (スコア:0)
宇宙ステーションがあれば、物資輸送用にマスドライバーの類を開発(ステーションへの回収用推進装置付き)、人員輸送用にスペースシップ2の類を開発(放擲ポッド?、輸送ポッドと後で接続?)の二本立てでいいようなきがする。
技術的裏づけのあるものと無いもの (スコア:0)
地球上でマスドライバーの類が簡単に実用できるなら苦労しないかと。
本文にあるSSTOや軌道エレベータと同じで、現代の技術では不可能な未来技術ですよ。
そういう意味で、今回のFalcon 9再使用型には期待しています。
逆噴射による垂直着陸は、1990年代のDC-X [wikipedia.org]で技術的に実証されていますし、同じく再使用を狙って失敗したベンチャースター [wikipedia.org]とは違って難しいSSTOを目指したりしていません。
スペースプレーンみたいに、新しい特殊なエンジンを開発しなければ、ということもありません。
原理的にはあくまでスペースシャトルなどと同じ類のもの、その延長線上の存在なので、予算がちゃんと供給され続ければ、十中八九実用化にこぎつけるでしょう。
・・・ただ、他の方も述べている通り、スペースシャトルと同じく思ったより安くならなかったね、というオチになる可能性はないとは言い切れませんが(汗
少なくとも、現代のロケット技術で考えうる、もっとも効率の良い打ち上げ手段のアイデアだと思います。
このやり方が駄目なら、もはや画期的な技術革新が無い限り、安価に宇宙に行くことはできないでしょう。
Re: (スコア:0)
軌道上までマスドライバーだけに頼ってで放り上げるんじゃなくて、
ロケット噴射と併用して燃料節約の手段として使うのもむずかしいの?
帰還時もロケット噴射よりも、羽を生やして無線操縦のグライダーにして着陸させるんではダメなんだろうか。
減速にパラシュートさえも使わないのか。
Re:技術的裏づけのあるものと無いもの (スコア:2)
>軌道上までマスドライバーだけに頼ってで放り上げるんじゃなくて、
>ロケット噴射と併用して燃料節約の手段として使うのもむずかしいの?
マスドライバー最大の課題が、発射時の加速度が大きすぎて繊細な積載物が耐えられない(もちろん、加速度を小さくすると飛ばなくなる)ので、あまり筋がよろしくないかと。
代替案といってはなんですが、B-52とかL-1011で成層圏まで上がって速度を加えて発射する、空中発射型のペガサスロケットっちうものはあります。
ただ、母機の維持費の関係で、ミサイル転用系の安物地上発射型ロケットのほうが総コスト安いんじゃね?の流れになってきてるみたいですけど。
>帰還時もロケット噴射よりも、羽を生やして無線操縦のグライダーにして着陸させるんではダメなんだろうか。
>減速にパラシュートさえも使わないのか。
翼とかでかなり重量や嵩を支払って、ようやく得られる空力特性に、今回、何のメリットが?というところなんでしょ。
壊れない程度に回収出来て、一番軽くてカネが掛からん手段が、パラシュートなしの逆噴射ロケットだったんでしょう。
検討段階でパラシュートを検討しない訳がないですから。
Re: (スコア:0)
ペガサスなどの高空からの打ち上げは速度を稼ぐというよりは(7.9km/sに対してマッハ1としてもたったの0.14km/sでは気休めにもならん)、大気の薄いところまで持っていって、空力損を押さえるという意味の方が大きいですね。
Re: (スコア:0)
それだったら気球でロケットを高空まで運ぶのはどうだろう?
Re:技術的裏づけのあるものと無いもの (スコア:2)
それは既に存在していて、ロックーン [wikipedia.org]と呼ばれています。
(ロケット+バルーン→ロックーンです(^^;))
気球なので、あまり大きなロケットは持ち上げられないというのがネックでしょうか。
Re: (スコア:0)
わかった、エベレスト頂上に打ち上げ設備を作ればいいんだ。
Re: (スコア:0)
燃料効率的に意味のあるマスドライバーにしようと思ったら、積み荷を壊さないように加速度は2Gくらいに制限して、空気抵抗を受けないように真空トンネルにして、重力損失を減らすために地表で第一宇宙速度まで外部の力で加速する必要があるわけですね。
どれぐらいの大きさで建設費はどれぐらいになるんだろう。全長数千キロで数十兆ドルは堅いような気はするけど、真剣に宇宙大量輸送が必要なら、さけられない出費なんだろうなあ。
技術的には軌道エレベーターと違って出来ないわけはなさそうだけど。
Re: (スコア:0)
そこまで無理な話ではない。
加速度2Gに制限したとして,
5.1km/sに到達するには,250秒で640km加速すればよい。
5.1km/sとはH2Aロケットの2段目が一回目の燃焼を停止した速度。
つまり第1段を省略でき,さらに2段を小型化できるレベル。
まあリニアで5km/sまで加速できるかどうかはわからんが。
(原理的にはコイルのスイッチング速度で制限されるのでいいのか?)
Re: (スコア:0)
640kmのリニアモーターってだけで既にバカバカしい代物であることが分かると思うが。
東海道新幹線の営業キロよりずっと長いんだぜ?
それを真空抜きのトンネルで囲ってまっすぐ設置とか、正気を疑うレベル。
Re:中国は (スコア:0)
やる気みたい [rocketnews24.com]ですぜ。
Re: (スコア:0)
正気を疑いますねw
マスドライバーは速度がよっぽど早くないと (スコア:0)
手元の『 われらの有人宇宙船 [shokabo.co.jp]』だと、リニアモーターカークラスの時速500kmだと全エネルギーの5000分の1にしかならないのであんまり意味無い、とか書かれていますね。
速度を上げれば節約の意味があるのですが、地上付近だと気圧が高く、あまり加速ができないので実用的ではないようです。
シャトルのような羽についても、打ち上げ時のデッドウェイトとなることが指摘されています。
(パラシュートはどちらかというと肯定的に書かれているので、重量の割りに価値があるようです。SpaceXは本当に使わないのかな?)
Re: (スコア:0)
お蔵入りになったソ連製スペースシャトルの将来計画にブースターが翼を展開して戻ってくるという奴がありました
http://www.buran.ru/htm/41-3.htm [buran.ru]
Re: (スコア:0)
話は変わりますが、マスドライバーには非常に期待しています。
精々数kg~数10kgの弾頭を第2宇宙速度程度出せるだけでいいのです。
中に少し核廃棄物を詰めて、地球後方に地球公転速度をキャンセルするよう静止状態に打ち出せば、そのうち自由落下で太陽に落下していきます。
どうせ周囲は高放射線空間です。
100000年後の安全など考えなくてもよくなります。
Re: (スコア:0)
>中に少し核廃棄物を詰めて、地球後方に地球公転速度をキャンセルするよう静止状態に打ち出せば、そのうち自由落下で太陽に落下していきます。
だから太陽投棄は太陽系脱出よりもエネルギーが要るとなんど言えば…
太陽表面を近日点とする楕円軌道の天体は2.85km/sの速度と決まっている。
(その速度でないとその軌道を保てない)
地球の軌道平均速度は29.78km/sであるから、これが2.85km/sになるまで減速させなければならない。
つまり地球軌道上の物体を太陽表面へ突入させる楕円軌道に遷移させるには26.93km/sの減速が必要となる。
太陽系を脱出するための速度は42.12km/sが必要。
地球の軌道平均速度は29.78km/sであるから,42.12-29.78=12.34km/s
12.34km/sの加速で物体を太陽系外に送り出せるということになる。
つまり物体を太陽に突入させるよりも
太陽系を脱出させるほうがはるかに簡単である。