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私は,修士・博士の能力で一番重要なのは,ストーリを創る能力だと思っています。修士・博士には,ある分野で何が問題になっていて,今何がおかしいのかを考え,何をすれば解決できるのかを考え,実施可能なストーリを創る能力が必要だと思うのです。そのようなストーリを創るためには,専門分野だけに留まらず,場合によっては社会情勢や時代背景など幅広い知識が必要になります。修士論文は,その修士としてのストーリ構成能力とその背景となる幅広い知識を判断するための絶好の機会のはずなのですが,それを無くすというのではかえって視野が狭くならないかと心配です。もっとも,このような話しがでてきた背景には,指導教員がストーリを一方的に与えていて,学生のストーリ構成能力が涵養されていない現実があるということなのかもしれません。
ほぼ同意。
ただ、以前のストーリでは100%批判的に捉えていたが、実は有意義になる方法があるかもしれないとも思い始めた。理系の研究室しか目に入らないので、文系はここでは除外しますが、理系の院卒で文系就職するひと増えてるんですよね。そういう人にはスペシャリスト訓練としての修士課程より、「ややゼネラリスト」を目指した、複数の研究室・専攻をまたいだ指導ってのもありなのかもしれません。#たとえば、そうやってその分野の法人の広報担当部局、新聞社・出版社の科学部などの報道側へ進んでもらって#そのあたりの科学リテラシーの高い文系就職社員を多くすることは、その当該科学分野にとってもアドバンテージ。
>指導教員がストーリを一方的に与えていて,学生のストーリ構成能力が涵養されていない現実よくありますね。研究室が5ヵ年くらいのプロジェクト抱えていて、その一部を修士の研究としてさせられている院生。#本当はその目的のために雇ったポス毒に与えるべき仕事なのですが。研究内容ははきはきしゃべれるけど、研究の背景質問すると途端に話途絶えたり。
ただ、それの対応として筆記試験というのはどうかなぁ。それなら、すくなくとも称号は修士から変えたほうがいい。適当なのは、文系の課程博士におおい「単位取得退学」とかかな?
むしろ、そういう院生にはある分野の、ある事柄にたいするレビュー論文をかかせたほうがいいと思う。いわゆる論文の「Introduction」「Background」に値するところ”だけ”を重点的にやる。無論、wikipedia引用レベルではなく、最近の原著論文まであたった動向まで。すべての事柄について、そこまでフォローするのは現役研究者でもできていないので、文書化すればスペシャリストもハッピー。研究室が抱えたよくわからない背景のプロジェクトのロボットになって、研究器具の動かし方だけ上手になるよりゃ、その院生もハッピー。そして、その分野への理解度がたかい卒院生が増えたほうが、その科学分野にとっては幸せかもしれない
これ、現在の報道者科学部記者に『署名記事の末尾に「修士(工学・専攻:○○)」ってつくと記事の信頼性ます?』って印象操作させれば社会人入学が増える・・・かも?
ただ、それを誰が指導するのか。が大問題だけど:-p
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
ストーリを創る能力 (スコア:3, すばらしい洞察)
私は,修士・博士の能力で一番重要なのは,ストーリを創る能力だと思っています。
修士・博士には,ある分野で何が問題になっていて,今何がおかしいのかを考え,何をすれば解決できるのかを考え,実施可能なストーリを創る能力が必要だと思うのです。そのようなストーリを創るためには,専門分野だけに留まらず,場合によっては社会情勢や時代背景など幅広い知識が必要になります。
修士論文は,その修士としてのストーリ構成能力とその背景となる幅広い知識を判断するための絶好の機会のはずなのですが,それを無くすというのではかえって視野が狭くならないかと心配です。
もっとも,このような話しがでてきた背景には,指導教員がストーリを一方的に与えていて,学生のストーリ構成能力が涵養されていない現実があるということなのかもしれません。
Re:ストーリを創る能力 (スコア:0)
ほぼ同意。
ただ、以前のストーリでは100%批判的に捉えていたが、実は有意義になる方法があるかもしれないとも思い始めた。
理系の研究室しか目に入らないので、文系はここでは除外しますが、
理系の院卒で文系就職するひと増えてるんですよね。そういう人にはスペシャリスト訓練としての修士課程より、
「ややゼネラリスト」を目指した、複数の研究室・専攻をまたいだ指導ってのもありなのかもしれません。
#たとえば、そうやってその分野の法人の広報担当部局、新聞社・出版社の科学部などの報道側へ進んでもらって
#そのあたりの科学リテラシーの高い文系就職社員を多くすることは、その当該科学分野にとってもアドバンテージ。
>指導教員がストーリを一方的に与えていて,学生のストーリ構成能力が涵養されていない現実
よくありますね。研究室が5ヵ年くらいのプロジェクト抱えていて、その一部を修士の研究としてさせられている院生。
#本当はその目的のために雇ったポス毒に与えるべき仕事なのですが。
研究内容ははきはきしゃべれるけど、研究の背景質問すると途端に話途絶えたり。
ただ、それの対応として筆記試験というのはどうかなぁ。
それなら、すくなくとも称号は修士から変えたほうがいい。
適当なのは、文系の課程博士におおい「単位取得退学」とかかな?
むしろ、そういう院生にはある分野の、ある事柄にたいするレビュー論文をかかせたほうがいいと思う。
いわゆる論文の「Introduction」「Background」に値するところ”だけ”を重点的にやる。
無論、wikipedia引用レベルではなく、最近の原著論文まであたった動向まで。
すべての事柄について、そこまでフォローするのは現役研究者でもできていないので、文書化すればスペシャリストもハッピー。
研究室が抱えたよくわからない背景のプロジェクトのロボットになって、研究器具の動かし方だけ上手になるよりゃ、その院生もハッピー。
そして、その分野への理解度がたかい卒院生が増えたほうが、その科学分野にとっては幸せかもしれない
これ、現在の報道者科学部記者に『署名記事の末尾に「修士(工学・専攻:○○)」ってつくと記事の信頼性ます?』って印象操作させれば
社会人入学が増える・・・かも?
ただ、それを誰が指導するのか。が大問題だけど:-p