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大規模メーカーの不採算部門を集めて会社を作り、上場させ、市場から資金を吸い込みながら、モノをメーカーに供給し、吸い込んだ金を使い果たすと、銀行の債権を放棄させ、それもやりきったら、会社更生法を適用し、国の金を入れさせ、、、しかし不採算でもメーカーにモノは供給し続け、、
市場の金、国民の金をブラックホールのように吸い込みながら、メーカーのために稼働し続ける会社って、原発に似ている。
国策が全てダメなわけではありませんけどね。ダイエーが傾いた時、パートを含めると数十万人だったかな? の雇用を抱えているという理由で国費を投入して救済しましたよね。数十万人が一気に雇用を失うと社会不安が起きかねないですから、あれはあれでやむを得ない判断だったといえるんでしょう。
エルピーダの場合、ダイエーほど労働者を抱えているわけではないこととか、DRAMのような汎用品の製造を、国産半導体技術の保護育成という理由で救済する意味があったのか、その辺が問題になるでしょうね。
DRAMで一世を風靡した東芝は、わりとさっさと汎用DRAMから撤退してしまったということを考えると、日立NEC三菱連合もさっさと撤退すべきだったという話はあるかもしれません。
うちの地元にあったダイエー系列店は全て閉店しましたよ?そこで働いていた人のほとんどは職を失っています。公的資金でダイエーは救われたかもしれないですが、従業員のうち、何割が救われなかったことやら。
ダイエーホークスを息子に30万円というVAIOノートの高級機と同じくらいの値段で売ったりするなど、資産隠しが酷かった。
ダイエー救済のやり方は成功なの?
成功かどうか判断する立場に無いですけど、1つだけ言えるのは個別事例を挙げていけば成功する政策はひとつもないってことですね。自分の近所のXXがXXXだったから失敗であるとか、ある政策により誰かが不正な何かをしたから失敗であるといったような個別の副作用は、どのような対策を打ったとしても根絶するのは困難でしょう。
個別事例で失敗だやらないほうがいいと判断するのはアナーキズムです。国家権力を使った国策は例外なく副作用を伴うため悪ですから、無いほうがいいという結論しか出てこない。アナーキズムを否定しませんが、それでより良い社会を築けるとも思えません。見解は人によって分かれるでしょう。
# ちなみに、私の近所のダイエーは営業を続けてますよ
>個別事例で失敗だやらないほうがいいと判断するのはアナーキズムです。
それは飛躍しすぎだよね。
本来は、債権者や株主や従業員が法人格ってやつを信じるときは、法律で定められている決算公告と商業登記という情報と、それに加えて自分の仕入れた情報を足して信用に足る法人なら契約したり、商取引したりしろという話になっていて、そのリスク管理は原則的には当事者がするものです。
通常は共通の土俵で資本主義やってるわけで、そこに突然助成金だとか公的資金注入だとかやるのは例外処理なわけです。商業的には突然例外ルールが適用されるわけだから、誰かに不利益が生じるのは当然ですし、それは見る立場によってはルール違反だと主張したくもなるでしょう。
問題は通常の商業ルール以外に「民主主義」っていう無敵カードがあることで、それが大人数企業の場合にのみ行使されることでしょう。この無敵カードの存在も同じ土俵のルールだと思う人にとってはそんなもんだし、そりゃぁないよって思う人にとってはひどい話になる。まぁ民主主義国家なんだから、そこを想定しないのもまた自己責任なわけだけどね。
そういうときに例外ルールの設定をしないのをアナーキズムって呼ぶべきか、大企業が商業ルールの枠外にある民主主義カードをゴリゴリ使って、それが機能してしまうっていうほうを大衆扇動主義と呼ぶべきか、、
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
エルピーダメソッド? (スコア:5, 興味深い)
大規模メーカーの不採算部門を集めて会社を作り、上場させ、市場から資金を吸い込みながら、モノをメーカーに供給し、吸い込んだ金を使い果たすと、銀行の債権を放棄させ、それもやりきったら、会社更生法を適用し、国の金を入れさせ、、、しかし不採算でもメーカーにモノは供給し続け、、
市場の金、国民の金をブラックホールのように吸い込みながら、メーカーのために稼働し続ける会社って、原発に似ている。
Re: (スコア:1)
Re:エルピーダメソッド? (スコア:4, すばらしい洞察)
国策が全てダメなわけではありませんけどね。
ダイエーが傾いた時、パートを含めると数十万人だったかな? の雇用を
抱えているという理由で国費を投入して救済しましたよね。
数十万人が一気に雇用を失うと社会不安が起きかねないですから、
あれはあれでやむを得ない判断だったといえるんでしょう。
エルピーダの場合、ダイエーほど労働者を抱えているわけではないこととか、
DRAMのような汎用品の製造を、国産半導体技術の保護育成という理由で救済する
意味があったのか、その辺が問題になるでしょうね。
DRAMで一世を風靡した東芝は、わりとさっさと汎用DRAMから撤退してしまった
ということを考えると、日立NEC三菱連合もさっさと撤退すべきだったという話は
あるかもしれません。
Re: (スコア:0)
うちの地元にあったダイエー系列店は
全て閉店しましたよ?
そこで働いていた人のほとんどは
職を失っています。
公的資金でダイエーは救われたかも
しれないですが、従業員のうち、何割が
救われなかったことやら。
ダイエーホークスを息子に30万円という
VAIOノートの高級機と同じくらいの
値段で売ったりするなど、資産隠しが
酷かった。
ダイエー救済のやり方は成功なの?
Re:エルピーダメソッド? (スコア:2)
成功かどうか判断する立場に無いですけど、1つだけ言えるのは個別事例を挙げていけば
成功する政策はひとつもないってことですね。
自分の近所のXXがXXXだったから失敗であるとか、ある政策により誰かが不正な
何かをしたから失敗であるといったような個別の副作用は、どのような対策を打った
としても根絶するのは困難でしょう。
個別事例で失敗だやらないほうがいいと判断するのはアナーキズムです。
国家権力を使った国策は例外なく副作用を伴うため悪ですから、無いほうがいい
という結論しか出てこない。
アナーキズムを否定しませんが、それでより良い社会を築けるとも思えません。
見解は人によって分かれるでしょう。
# ちなみに、私の近所のダイエーは営業を続けてますよ
Re:エルピーダメソッド? (スコア:2)
>個別事例で失敗だやらないほうがいいと判断するのはアナーキズムです。
それは飛躍しすぎだよね。
本来は、債権者や株主や従業員が法人格ってやつを信じるときは、法律で定められている決算公告と商業登記という情報と、それに加えて自分の仕入れた情報を足して信用に足る法人なら契約したり、商取引したりしろという話になっていて、そのリスク管理は原則的には当事者がするものです。
通常は共通の土俵で資本主義やってるわけで、そこに突然助成金だとか公的資金注入だとかやるのは例外処理なわけです。商業的には突然例外ルールが適用されるわけだから、誰かに不利益が生じるのは当然ですし、それは見る立場によってはルール違反だと主張したくもなるでしょう。
問題は通常の商業ルール以外に「民主主義」っていう無敵カードがあることで、それが大人数企業の場合にのみ行使されることでしょう。この無敵カードの存在も同じ土俵のルールだと思う人にとってはそんなもんだし、そりゃぁないよって思う人にとってはひどい話になる。まぁ民主主義国家なんだから、そこを想定しないのもまた自己責任なわけだけどね。
そういうときに例外ルールの設定をしないのをアナーキズムって呼ぶべきか、大企業が商業ルールの枠外にある民主主義カードをゴリゴリ使って、それが機能してしまうっていうほうを大衆扇動主義と呼ぶべきか、、