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科学技術面では陸蒸気と戦争の道具ぐらいしか見るべきものなかったですな。それが今は(略)100年後には、技術文明ももっと質的な変化を遂げてると思うよ。情報化社会とか言ったレベルじゃあなく。
>科学技術面では陸蒸気と戦争の道具ぐらいしか見るべきものなかったですな
「奇跡の年」が1905年.マクスウェルによる電磁気学の見事な定式化が行われ,初期量子論が勃興し,相対論が生まれ,ボルツマンによる統計・熱力学の微視的再解釈が行われ,無線通信が生まれ,X線が発見され,ハーバー・ボッシュ法により空気から無尽蔵の肥料が作られるようになり,原子核が発見され,石油化学工業が興り,放射性元素が単離され,ブラウン管が生み出され,飛行機が初めて空を飛び,宇宙線が確認され,同位体というものが発見され,条件反射が見出され,プレートテクトニクスの萌芽が生じた1900年前後を「見るべきものがなかった」とはなんたる暴言!#あの当時の科学界・技術界に居られたらとても面白かったんだろうなあという気が.
タイムマシンで訪れた誰かが情報漏洩したんじゃないかと思うほど集中しているなあ。
J. J. トムソンによる電子の発見が1897年で、この電子の発見と下に書いた真空技術は1905年に起きた奇跡の発見の数々、およびその後にも続く多くの発見にかなり強く関係している技術・知識であった
電子の発見には高度(人力では無理)な真空技術が必要だった。この真空技術を支えたのが、産業革命を支えたエンジン技術でした。産業革命の時代は、科学が現代のようにある程度体系的に研究されるようになった頃でもあります
こうして見ると、1905年も歴史の必然のようにも見えます。少なくとも不連続ではなく、連続した発展だったと思いますね。このような時代に、当時を生きていた人はどのように考えたか?その連続性ゆえに何も気づかないまま過ぎていたかもしれません。(極頭の良い人は除く)
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1912年 (スコア:0)
科学技術面では陸蒸気と戦争の道具ぐらいしか見るべきものなかったですな。
それが今は(略)
100年後には、技術文明ももっと質的な変化を遂げてると思うよ。情報化社会とか言ったレベルじゃあなく。
Re: (スコア:5, 興味深い)
>科学技術面では陸蒸気と戦争の道具ぐらいしか見るべきものなかったですな
「奇跡の年」が1905年.
マクスウェルによる電磁気学の見事な定式化が行われ,初期量子論が勃興し,相対論が生まれ,ボルツマンによる統計・熱力学の微視的再解釈が行われ,無線通信が生まれ,X線が発見され,ハーバー・ボッシュ法により空気から無尽蔵の肥料が作られるようになり,原子核が発見され,石油化学工業が興り,放射性元素が単離され,ブラウン管が生み出され,飛行機が初めて空を飛び,宇宙線が確認され,同位体というものが発見され,条件反射が見出され,プレートテクトニクスの萌芽が生じた1900年前後を「見るべきものがなかった」とはなんたる暴言!
#あの当時の科学界・技術界に居られたらとても面白かったんだろうなあという気が.
Re: (スコア:0)
タイムマシンで訪れた誰かが情報漏洩したんじゃないかと思うほど集中しているなあ。
Re:1912年 (スコア:4, 興味深い)
J. J. トムソンによる電子の発見が1897年で、この電子の発見と下に書いた真空技術は
1905年に起きた奇跡の発見の数々、およびその後にも続く多くの発見にかなり強く関係している技術・知識であった
電子の発見には高度(人力では無理)な真空技術が必要だった。
この真空技術を支えたのが、産業革命を支えたエンジン技術でした。
産業革命の時代は、科学が現代のようにある程度体系的に研究されるようになった頃でもあります
こうして見ると、1905年も歴史の必然のようにも見えます。
少なくとも不連続ではなく、連続した発展だったと思いますね。
このような時代に、当時を生きていた人はどのように考えたか?
その連続性ゆえに何も気づかないまま過ぎていたかもしれません。(極頭の良い人は除く)