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ペンではなくて、紙にこだわればいいのに…
ペンだけで議論するなら、万年筆。万年筆は育てるほど、自分に合ってくる。私は5年間育てた万年筆を使っている。上記1~5の問題は、1年くらい継続して使えば、ほぼ発生しなくなる。
それはまことにごもっともなんだが,「気に入った紙」はペン以上に入手性が失われやすいような気がする.
# 無印の A4 方眼を気に入っていたのだが,この間買い足したら紙質がまるっきり変わって違う紙になっていた… まじめに紙メーカのものを探すか.
紙質は「鮮度」でも決まる。
うちの会社がデフォルトで買ってくれるノートと、普段私が使っているノートは実は同じ会社の同じ銘柄なのだが、書き味がぜんぜん違う。特に水性の筆記具で書くと、会社支給品はやたらと滲む。アメリカ製のネバネバボールペンだと大差ないのですが。
いくつか調べた結果、私が量販店で買ってくるノートのほうが、会社が買ってくれるノートよりも2年も新しいことを発見。それ以来、会社で支給するノートは使わないことにしています。# どうやらどこかの倉庫に眠っていたものが出てくるらしい…
というわけで、紙ものは単にメーカー・銘柄だけでなく、「鮮度」も気にしたほうが良いようです。
絵描きさんで数年ほど寝かせた紙を使う人がいると聞いたことがあります。紙によって寝かせる期間が違うそうな。水性筆記具の滲みは新鮮な方が少ないような気がしますが、書き味という点ならそれぞれに適切な時期がありそうです。
#万年筆のペン先って5年も使えばだめにならない? 元コメの人は署名とかにしか使わないのかな。
万年筆が「どう」駄目になるのか、によって大雑把に3通りもパターンがあるので、それだけではなんとも。
1) ペン先…というよりも金属のペン先全体が曲がる/歪む多分、筆圧をかけすぎ。
2) インクが出てこない使わなさすぎ。多分途中でインクが詰まっている。水(できれば純粋)を何度か通してやって、インクを溶かすと治るかも。ただし、極黒のようなインクは固まったらなかなか直らない上に、簡単に固まる…
3) ペン先が摩耗し尽くしたインクフローが少なすぎるか、ペン先が細すぎる。どちらも紙と接する部分の摩擦がでかくなる要因です。これに関してだけは「インクフローの良い万年筆を、もっと太い字で使い、大きな字を書く」しか手がない。
1,3 の場合、高級万年筆ならペン先を交換する、という手があります。修理に出せばやってくれる。安いものの場合、修理するよりもう1本買ったほうが安いかと。
>LAMYのBlueBlackインクは特に詰まりやすいですLAMY、モンブラン、ペリカン、プラチナのブルーブラックは鉄イオンを含んだいわゆる「古典ブルーブラック」なので、化学変化でタンニン類と水難溶性のキレート化合物を作り、固化します。これを溶かすには、アスコルビン酸を使えばいいのです。その辺でビタミンCの錠剤を買ってきて、水に溶かしてそれに漬けておけば溶け出しますよ。これは万年筆マニアにとっては有名なテクニックですが。
補足しておくと、モンブランとLAMYでもカートリッジは古典的ブルーブラックではなく、染料インクです。
3でした。字が小さいのが摩耗が早い原因だったのかな。3年ぐらいでペン先を交換してました。
今はメモぐらいしか手書きしないのでフリクションに変えました。フリクションはインクの持ちが悪いのが欠点。1月ぐらいしか持たない。
安い鉄ペンだとペン先がすぐに摩耗して使えなくなりますが、普通の万年筆はペン先にイリジウム合金が付いています。なので、5年や10年で駄目になるということは通常ありません。
父の遺品の万年筆使っているけど、確かにペン先がなまってきたことないな。技術者が使うペンという意味では本題とははずれているし、署名ぐらいにしか使わないことにしている。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:3, 興味深い)
ペンではなくて、紙にこだわればいいのに…
ペンだけで議論するなら、万年筆。
万年筆は育てるほど、自分に合ってくる。
私は5年間育てた万年筆を使っている。
上記1~5の問題は、1年くらい継続して使えば、ほぼ発生しなくなる。
Re: (スコア:0)
それはまことにごもっともなんだが,「気に入った紙」はペン以上に入手性が失われやすいような気がする.
# 無印の A4 方眼を気に入っていたのだが,この間買い足したら紙質がまるっきり変わって違う紙になっていた… まじめに紙メーカのものを探すか.
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:5, 興味深い)
紙質は「鮮度」でも決まる。
うちの会社がデフォルトで買ってくれるノートと、普段私が使っているノートは実は同じ会社の同じ銘柄なのだが、書き味がぜんぜん違う。特に水性の筆記具で書くと、会社支給品はやたらと滲む。アメリカ製のネバネバボールペンだと大差ないのですが。
いくつか調べた結果、私が量販店で買ってくるノートのほうが、会社が買ってくれるノートよりも2年も新しいことを発見。それ以来、会社で支給するノートは使わないことにしています。
# どうやらどこかの倉庫に眠っていたものが出てくるらしい…
というわけで、紙ものは単にメーカー・銘柄だけでなく、「鮮度」も気にしたほうが良いようです。
fjの教祖様
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:4, 参考になる)
絵描きさんで数年ほど寝かせた紙を使う人がいると聞いたことがあります。紙によって寝かせる期間が違うそうな。水性筆記具の滲みは新鮮な方が少ないような気がしますが、書き味という点ならそれぞれに適切な時期がありそうです。
#万年筆のペン先って5年も使えばだめにならない? 元コメの人は署名とかにしか使わないのかな。
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:3, 参考になる)
万年筆が「どう」駄目になるのか、によって大雑把に3通りもパターンがあるので、それだけではなんとも。
1) ペン先…というよりも金属のペン先全体が曲がる/歪む
多分、筆圧をかけすぎ。
2) インクが出てこない
使わなさすぎ。多分途中でインクが詰まっている。水(できれば純粋)を何度か通してやって、インクを溶かすと治るかも。
ただし、極黒のようなインクは固まったらなかなか直らない上に、簡単に固まる…
3) ペン先が摩耗し尽くした
インクフローが少なすぎるか、ペン先が細すぎる。
どちらも紙と接する部分の摩擦がでかくなる要因です。
これに関してだけは「インクフローの良い万年筆を、もっと太い字で使い、大きな字を書く」しか手がない。
1,3 の場合、高級万年筆ならペン先を交換する、という手があります。修理に出せばやってくれる。
安いものの場合、修理するよりもう1本買ったほうが安いかと。
fjの教祖様
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:2)
>ただし、極黒のようなインクは固まったらなかなか直らない上に、簡単に固まる…
乾燥すると耐水になるインクは要注意です。水洗すると積極的(?)に内部で固まります。(LAMYのBlueBlackインクは特に詰まりやすいです)
>安いものの場合、修理するよりもう1本買ったほうが安いかと。
おっしゃるとおり、LAMYやペリカーノみたいな諦めのつく万年筆を使い潰すつもりで日常的に使っています。
気負わずにメモ書きでも何でも書きまくると、インクフローの良いペンになってゆく気がしますよ。残す必要のあるメモだけ、shot noteで残しています。線が太い方が視認性が高くて良いです。(逆にあんまりに細い線は、親コメの教祖様がおっしゃるとおり、ペンとインク、紙の条件が揃って初めて実現します)
#お気に入りのペンで現場のおじさま方と世代を超えてペン談義になったりして、コミュニケーション・ツールとしても役立ってます。
#PILOTのiroshizukuシリーズで好きな色と出会った時に私はペンを新調します。インクチェンジはトラブルの元なので極力避けてます。
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:5, 参考になる)
>LAMYのBlueBlackインクは特に詰まりやすいです
LAMY、モンブラン、ペリカン、プラチナのブルーブラックは鉄イオンを含んだいわゆる「古典ブルーブラック」なので、化学変化でタンニン類と水難溶性のキレート化合物を作り、固化します。
これを溶かすには、アスコルビン酸を使えばいいのです。その辺でビタミンCの錠剤を買ってきて、水に溶かしてそれに漬けておけば溶け出しますよ。これは万年筆マニアにとっては有名なテクニックですが。
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:1)
クエン酸とかEDTAとかでも、いけそうですね。多謝!
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:2)
補足しておくと、モンブランとLAMYでもカートリッジは古典的ブルーブラックではなく、染料インクです。
HIRATA Yasuyuki
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
3でした。字が小さいのが摩耗が早い原因だったのかな。3年ぐらいでペン先を交換してました。
今はメモぐらいしか手書きしないのでフリクションに変えました。フリクションはインクの持ちが悪いのが欠点。1月ぐらいしか持たない。
Re:ペンではなくて、紙にもこだわればいいのに… (スコア:3)
安い鉄ペンだとペン先がすぐに摩耗して使えなくなりますが、普通の万年筆はペン先にイリジウム合金が付いています。なので、5年や10年で駄目になるということは通常ありません。
HIRATA Yasuyuki
Re: (スコア:0)
父の遺品の万年筆使っているけど、確かにペン先がなまってきたことないな。
技術者が使うペンという意味では本題とははずれているし、署名ぐらいにしか使わないことにしている。