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40万年前なんて言ったら中期更新世の真ん中ら辺じゃないですか。前の13万年前後期更新世の始めでも大概なのに40万年前って。
ホモ・サピエンスが生まれる15万年前、間に氷河期が3回入ってて、50万年前に日本列島にぶつかった伊豆半島が丹沢山地と古富士山を作ってる最中で、フォッサマグナから東の関東東北や北海道東部は大方海中だ。 そんな以前に動いたか動いてないかの断層のそばや上に原子炉を置いちゃいけないってんなら静岡糸魚川構造線より東は人払いしなくちゃなりませんな。活火山も多いし。 火山と言えば40万年間に鬼界カルデラが3回、阿蘇山がカルデラを作る事になったのを4回、姶良カルデラが1回大噴火してますね。九州も人払いが必要だ。(笑)
何が40万年前だバカバカしい。
日本に断層があるのは当たり前なんだから、やらなきゃならんのはその断層が原子炉の廃炉までに動くか否か、動いた時に対処できるか否か、対処できなかった時に被害を最小限に抑える方法はあるか否か等を総合的に判断して原発を動かたり建設する判断をすることでしょうに。
原子炉の廃炉までに動くか否か判断できるわけではありません。地質学的に安定とみなせると言える範囲をnot活断層と呼んで、その範囲外に原発を置けと言っているだけですね。北欧などであれば、安定地域は沢山ありますし、日本のような火山帯に原発を作るのはそもそも無謀ですから、それこそ針の穴を通すような安全地帯の探し方が必要です。
地質学的に地層が安定であると判断できる基準をどこに設定するかというなら、本来260万年くらいまでは遡るべきでこの基準は地質学分野では国際的にも認知されています。40万年より年齢の高い断層が大きく再移動した痕跡は数多くあります。本来、活断層は新生代第四紀(260万年前)以降複数回地殻変動した断層を言います。数十万年前までに1回でも活動履歴があればそれはかなり活動的な活断層であることを示唆しており、多くの場合第四紀を通じて何度も(10万年に一度以上のペースで)動いています。故に、260万年くらいまでの痕跡が確認できるなら確認すべきですし、できないなら、基本的には忌避すべきです。
なぜ、第四期までを見るかと言えば、この期間は地球の歴史の中で非常に地殻変動の少ない安定した期間だからです。それ以前は地殻変動が多かったり少なかったりしたので、たまたま証拠があっても現在ではまったく動かないということが多くありますが、第四期以降は全体で見るとそういうケースは希です。ゆえに、もしもその断層が第四紀に活動していてしかも、もはや活動しないという証明をするのは非常に困難です。
「約12万─13万年前以降の活動が否定できないもの」というのは、通常の地質学で言う活断層よりかなりアクティブな活断層である可能性があり、少なくとも第四期において1回活動していて、しかもその1回目が偶然12万年以内だったと考えるような地質学的は判断基準がまったくないのです。
地質学的な安全検定というよりはむしろ、工学的な検定ではないでしょうか。こちらは門外漢なのですが、たとえば「ポアソン分布を考えたときに、寿命あたり数パーセント以内のヒット率のロシアンルーレットを考えよう」ということだと思います。その場合、原発を使ったらロシアンルーレットに国土を委ねてよいのかということと、その確率はどれくらい予想できているのかが議論されるべきでしょう。
---極めて近き時代まで地殻運動を繰り返した断層であり、今後もなお活動するべき可能性のある断層」を特に活断層(かつだんそう、active fault)という。ここでいう「極めて近き時代」とは新生代第四紀を指す。多田 文夫「活断層の二種類」、『地理学評論』、日本地理学会、1927年、 980-983ページ。文部省『学術用語集 地学編』(日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2)
>原子炉の廃炉までに動くか否か判断できるわけではありません。廃炉だけじゃないよね。廃炉になっても、それまでに動かした時点で出来てきた放射性核廃棄物は残る。その保管場所や地中廃棄した場所が被害をうけてもOUT.つまり、それが何十億回と半減期を迎え、無害な物質になるまで何十万年も安全で動かない断層じゃなきゃいけないんだけど。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
40万年前て(笑) (スコア:5, すばらしい洞察)
40万年前なんて言ったら中期更新世の真ん中ら辺じゃないですか。前の13万年前後期更新世の始めでも大概なのに40万年前って。
ホモ・サピエンスが生まれる15万年前、間に氷河期が3回入ってて、50万年前に日本列島にぶつかった伊豆半島が丹沢山地と古富士山を作ってる最中で、フォッサマグナから東の関東東北や北海道東部は大方海中だ。
そんな以前に動いたか動いてないかの断層のそばや上に原子炉を置いちゃいけないってんなら静岡糸魚川構造線より東は人払いしなくちゃなりませんな。活火山も多いし。
火山と言えば40万年間に鬼界カルデラが3回、阿蘇山がカルデラを作る事になったのを4回、姶良カルデラが1回大噴火してますね。九州も人払いが必要だ。(笑)
何が40万年前だバカバカしい。
日本に断層があるのは当たり前なんだから、やらなきゃならんのはその断層が原子炉の廃炉までに動くか否か、動いた時に対処できるか否か、対処できなかった時に被害を最小限に抑える方法はあるか否か等を総合的に判断して原発を動かたり建設する判断をすることでしょうに。
Re:40万年前て(笑) (スコア:0)
原子炉の廃炉までに動くか否か判断できるわけではありません。
地質学的に安定とみなせると言える範囲をnot活断層と呼んで、その範囲外に原発を置けと言っているだけですね。
北欧などであれば、安定地域は沢山ありますし、日本のような火山帯に原発を作るのはそもそも無謀ですから、それこそ
針の穴を通すような安全地帯の探し方が必要です。
地質学的に地層が安定であると判断できる基準をどこに設定するかというなら、本来260万年くらいまでは遡るべきで
この基準は地質学分野では国際的にも認知されています。
40万年より年齢の高い断層が大きく再移動した痕跡は数多くあります。本来、活断層は新生代第四紀(260万年前)以降複数回
地殻変動した断層を言います。数十万年前までに1回でも活動履歴があればそれはかなり活動的な活断層であること
を示唆しており、多くの場合第四紀を通じて何度も(10万年に一度以上のペースで)動いています。故に、260万年くらい
までの痕跡が確認できるなら確認すべきですし、できないなら、基本的には忌避すべきです。
なぜ、第四期までを見るかと言えば、この期間は地球の歴史の中で非常に地殻変動の少ない安定した期間だからです。
それ以前は地殻変動が多かったり少なかったりしたので、たまたま証拠があっても現在ではまったく動かないということが
多くありますが、第四期以降は全体で見るとそういうケースは希です。ゆえに、もしもその断層が第四紀に活動していて
しかも、もはや活動しないという証明をするのは非常に困難です。
「約12万─13万年前以降の活動が否定できないもの」というのは、通常の地質学で言う活断層よりかなりアクティブな
活断層である可能性があり、少なくとも第四期において1回活動していて、しかもその1回目が偶然12万年以内だった
と考えるような地質学的は判断基準がまったくないのです。
地質学的な安全検定というよりはむしろ、工学的な検定ではないでしょうか。
こちらは門外漢なのですが、たとえば「ポアソン分布を考えたときに、寿命あたり数パーセント以内のヒット率のロシアン
ルーレットを考えよう」ということだと思います。その場合、原発を使ったらロシアンルーレットに国土を委ねてよいのか
ということと、その確率はどれくらい予想できているのかが議論されるべきでしょう。
---
極めて近き時代まで地殻運動を繰り返した断層であり、今後もなお活動するべき可能性のある断層」を特に活断層(かつだんそう、active fault)という。ここでいう「極めて近き時代」とは新生代第四紀を指す。
多田 文夫「活断層の二種類」、『地理学評論』、日本地理学会、1927年、 980-983ページ。
文部省『学術用語集 地学編』(日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2)
Re: (スコア:0)
>原子炉の廃炉までに動くか否か判断できるわけではありません。
廃炉だけじゃないよね。
廃炉になっても、それまでに動かした時点で出来てきた放射性核廃棄物は残る。
その保管場所や地中廃棄した場所が被害をうけてもOUT.
つまり、それが何十億回と半減期を迎え、無害な物質になるまで何十万年も安全で
動かない断層じゃなきゃいけないんだけど。