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会社にとっても従業員にとっても不幸な今のルールを何とかしないと、辞めさせられる方も不幸だけど、会社に残った方も相互不信になるし、できる人から辞められて会社の競争力もなくなるし、競争力の落ちた会社らは税収があがらなくなるし、まったく三方一両損の仕組みだと思う。
社員を大量解雇しないと潰れちゃうような会社に必死でしがみついていても損するだけだね。それでも辞めずにしがみつく人は、「会社からの仕打ちへの対抗心」か「他の社員の誰かを解雇して会社を救うべき」と思っているかのどっちかだと思う。
労使両方に対して幸せな道なんて少なくて、どっちかが涙をのまないといけない。それが資本主義ってもん。
先の選挙では「解雇制限の緩和」「最低賃金の撤廃」を目指した政党が躍進したっけ。自営業が激減し、被雇用者が圧倒的多数になってしまった日本で、国民が「解雇活発化」「最低賃金撤廃」を目指す政党を選んでるわけだから、自分たちがいつでも解雇されて職を失ったり、とてもじゃないが生活できないほどの給料しかもらえない待遇にさらされてもいいって納得したってことじゃないだろうか。
なんて財界に対して献身的な国民なんだろう。
そもそも、50代で退職した部長の多くが労働市場で再び採用されないのは、理由がはっきりしていて、労働力として役に立たないからです。裏側から見れば、労働市場から見て役に立たない人間を、会社は雇っているという不思議な状況です。
そこに目をつぶる限り、おかしな議論にしかならないと思いますよ。
人の労働生産性は、40代で頭打ちになって、それ以降は徐々に減少していくというカーブを描くのに、賃金カーブはずっと右上がりすることになっている、これが日本型システムの最大の歪みの一つ。だから65歳定年延長なんて、とんでもない話です。逆に定年40歳に短縮して、そこからは有期雇用に切り替えていくのが有効な制度かと。。
>そもそも、50代で退職した部長の多くが労働市場で再び採用されないのは、>理由がはっきりしていて、労働力として役に立たないからです。
いいえ、違います。
50歳ともなると、経験は豊富で、それなりに給料を出さなくてはなりません。そういう人間を採用するとなると、それなりに給料を出さないといけないでしょう。しかし、多くの会社はそういう人材より、もっと経験も能力も低くていいから、安い給料で雇える人材を欲しがっています。だから中国に事業を移したりするんです。
最近のスラドのストーリーで、中国で大卒者が就職できない問題の話がありましたが、それと同じです。
> 50歳ともなると、経験は豊富で、それなりに給料を出さなくてはなりません。この前提が既に間違っているから、おかしなことになっているのです。まずその経験は役に立つのかどうかの判断が必要です。役に立つ経験が少なければ、それなりの給料しか出さないのが当然です。
そもそも企業は「経験とか能力」ではなく、「成果」に対してお金を払うのですよね。「経験とか能力」というのは「成果」の中間生成物であって、それ単体自体では買い手がつきません。。
> そもそも企業は「経験とか能力」ではなく、「成果」に対してお金を払うのですよね。
いやいや。経験も能力も成果も関係無く、会社は考える所の「妥当な金額」しか払いませんよ。
例えば、予定の半分の経費で達成したプロジェクト、儲かり過ぎだって他の赤字プロジェクトの人件費を事後に盛大に付け替えられて、結局最終的な収支は並の水準。高収益プロジェクトに贈られる褒賞ももらえんかったし、ボーナスも普通、昇給も無し、だからねえ。
労働が流動している社会であれば、労働者が考える所の「妥当な金額」を払ってもらえないなら、さっさと他所の会社に行きます。日本は、ベネフィットを国家ではなく会社から受け取るシステムなので、会社が嫌でも中々辞めれないようになってるだけ。そうでない社会なら、流動していってしまう。
たとえば、いま中国は旧正月のゴールデンウィークで帰省ラッシュですけど、そのうち幾割かは会社に戻ってこずに、そのまま辞めてしまいます。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
三方一両損の仕組み (スコア:2)
会社にとっても従業員にとっても不幸な今のルールを何とかしないと、辞めさせられる方も不幸だけど、会社に残った方も相互不信になるし、できる人から辞められて会社の競争力もなくなるし、競争力の落ちた会社らは税収があがらなくなるし、まったく三方一両損の仕組みだと思う。
Re: (スコア:1)
社員を大量解雇しないと潰れちゃうような会社に必死でしがみついていても損するだけだね。
それでも辞めずにしがみつく人は、「会社からの仕打ちへの対抗心」か「他の社員の誰かを解雇して会社を救うべき」と思っているかのどっちかだと思う。
労使両方に対して幸せな道なんて少なくて、どっちかが涙をのまないといけない。
それが資本主義ってもん。
先の選挙では「解雇制限の緩和」「最低賃金の撤廃」を目指した政党が躍進したっけ。
自営業が激減し、被雇用者が圧倒的多数になってしまった日本で、国民が「解雇活発化」「最低賃金撤廃」を目指す政党を選んでるわけだから、自分たちがいつでも解雇されて職を失ったり、とてもじゃないが生活できないほどの給料しかもらえない待遇にさらされてもいいって納得したってことじゃないだろうか。
なんて財界に対して献身的な国民なんだろう。
Re: (スコア:0)
そもそも、50代で退職した部長の多くが労働市場で再び採用されないのは、理由がはっきりしていて、労働力として役に立たないからです。
裏側から見れば、労働市場から見て役に立たない人間を、会社は雇っているという不思議な状況です。
そこに目をつぶる限り、おかしな議論にしかならないと思いますよ。
人の労働生産性は、40代で頭打ちになって、それ以降は徐々に減少していくというカーブを描くのに、賃金カーブはずっと右上がりすることになっている、これが日本型システムの最大の歪みの一つ。
だから65歳定年延長なんて、とんでもない話です。逆に定年40歳に短縮して、そこからは有期雇用に切り替えていくのが有効な制度かと。。
Re: (スコア:1)
>そもそも、50代で退職した部長の多くが労働市場で再び採用されないのは、
>理由がはっきりしていて、労働力として役に立たないからです。
いいえ、違います。
50歳ともなると、経験は豊富で、それなりに給料を出さなくてはなりません。
そういう人間を採用するとなると、それなりに給料を出さないといけないでしょう。
しかし、多くの会社はそういう人材より、もっと経験も能力も低くていいから、安い給料で雇える人材を欲しがっています。
だから中国に事業を移したりするんです。
最近のスラドのストーリーで、中国で大卒者が就職できない問題の話がありましたが、それと同じです。
Re: (スコア:0)
> 50歳ともなると、経験は豊富で、それなりに給料を出さなくてはなりません。
この前提が既に間違っているから、おかしなことになっているのです。
まずその経験は役に立つのかどうかの判断が必要です。
役に立つ経験が少なければ、それなりの給料しか出さないのが当然です。
Re: (スコア:0)
そもそも企業は「経験とか能力」ではなく、「成果」に対してお金を払うのですよね。
「経験とか能力」というのは「成果」の中間生成物であって、それ単体自体では買い手がつきません。。
Re: (スコア:0)
> そもそも企業は「経験とか能力」ではなく、「成果」に対してお金を払うのですよね。
いやいや。経験も能力も成果も関係無く、会社は考える所の「妥当な金額」しか払いませんよ。
例えば、予定の半分の経費で達成したプロジェクト、儲かり過ぎだって他の赤字プロジェクトの人件費を事後に盛大に付け替えられて、結局最終的な収支は並の水準。高収益プロジェクトに贈られる褒賞ももらえんかったし、ボーナスも普通、昇給も無し、だからねえ。
Re:三方一両損の仕組み (スコア:0)
労働が流動している社会であれば、労働者が考える所の「妥当な金額」を払ってもらえないなら、さっさと他所の会社に行きます。
日本は、ベネフィットを国家ではなく会社から受け取るシステムなので、会社が嫌でも中々辞めれないようになってるだけ。
そうでない社会なら、流動していってしまう。
たとえば、いま中国は旧正月のゴールデンウィークで帰省ラッシュですけど、そのうち幾割かは会社に戻ってこずに、そのまま辞めてしまいます。