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大蔵出版は宗教系の大全集など、宗教の研究などに置いて基礎的な資料を整備・出版なさっています。今のように情報技術が発達する前は、彼らのような存在がいなければこれらの資料は集める事が難しかったでしょう。書籍という形にするために、フィルムを用いた転写など当時としては最先端の技術を用いられた旨、非常によくわかります。
が
はっきり言ってすでに今となっては、その役割は終えたと言わざるを得ません。今同じように全集を作ろうとなったとき、まず真っ先に上がるのはデジタルアーカイブでしょう。コストは大幅に下がっています。印刷物に耐える以
同感ですね。
著作権が切れたときの事は確定事項で予見できていたわけですし、デジタル化の波が訪れることも、それほど高度でもない程度の見識があれば予測できたとも言えます。
彼ら出版社や書店が、著作者の作ったものを、その時代の先端技術で印刷し、流通していた立場の者であることを考えますと、その次の世代の出版や流通、著作権の切れたものをその後もいかに売るか、もっともっと先取りをしているべきだったと思えます。
彼らが今の立場に甘んじると、聖書の翻訳や印刷を頑なに拒み続けていた、かつてのカトリックのような誹りを受ける可能性もあります。
肩を持つつもりでもないけど、
「予測する」のと「その予測が現実になると確信を持てる」というのは大きく異なりますので。
デジタル化の波に乗れない人々を端的に非難するのはいかがなものかと。消費者として「予想できたはずだ」と非難するのは簡単ですけど、まぁ、実際経営者の立場だったら、その流れに乗って成功していくのは、ほとんどの場合無理でしょう。
現状を批判するのは良いですが、過去にさかのぼって「予想は簡単だったはずだ」。では話になりません。
あなたに出来ますか?>出来ないからスラドでコメント書く人材なんでしょうけど。簡単ならば、自ら成功して証
> あなたに出来ますか?>出来ないからスラドでコメント書く人材なんでしょうけど。> 簡単ならば、自ら成功して証明してください。
「出来ないからスラドでコメント書く人材」という表現が着火欲求有りに見えます。表現は気を付けた方がよろしいかと思います。
簡単などとは一言も言ってません。ただ、出版業を生業としているなら、自分の業界の先について、確定的事実(著作権切れ)といくつかの不確定ながら起こりうる事象(デジタル化の波)について対策するのがリスクマネージメントではないか?思ったので書きました。素人の私よりは感度が高いはずです。素人並みだったなら、素人に喰われると言う事です。
大体、青空文庫ですらスタートから15年です。新聞と同レベルの記事がネットで読めるようになってもう10年ほどです。Kindle発売から5年です。電子化の波など昔に訪れているのです。
出版業に居ながら、これを座視しているのみだった。著作権についても無知は許されない立場で著作権切れに何の対策も無し。それは、他所に喰われても文句を言えません。彼らの持つ唯一の有利は、もっとも品質のいい原版を所持している事だけです。
私に関する証明ですが、私は自分の働く業界については20年以上にわたって真っ当にやってきております。あと20年間、この業界(あるいはその先に継続する業界)でやっていくための最大の努力を払っています。自分のいる業界の事くらいは、自衛できる程度の先見性は持って居るから今ここに居るのだと考えております。その意味では成功してます。・・・と、知人ならこの説明で私の言う事を理解しますが、ハンドル名と名無しでやり取りする間柄ではここまでです。(証明してっていわれてもなぁ・・・ここで何をどうやって?)
選択のまずさが明暗を分けることはあるでしょうが、それにしてもプロとしてあるまじき怠慢と無策を見せておいて、国会図書館で電子化公開することを渋る点には納得がいきません。
とはいえ、件の出版社。自社の出版物に対する熱意など、これまでの功績について非はないともちろん思います。問題は、対策がおろそかだったと言うだけで。ですので、私も彼らには「お疲れ様でした」と言いたいです。現段階から著作権が切れていても売れる方向に転身できたら、凄いと思います。そのときは改めて賞賛すると思います。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
かつては価値があった。今はお疲れ様と言うべき (スコア:5, すばらしい洞察)
大蔵出版は宗教系の大全集など、宗教の研究などに置いて基礎的な資料を整備・出版なさっています。
今のように情報技術が発達する前は、彼らのような存在がいなければこれらの資料は集める事が難しかったでしょう。書籍という形にするために、フィルムを用いた転写など当時としては最先端の技術を用いられた旨、非常によくわかります。
が
はっきり言ってすでに今となっては、その役割は終えたと言わざるを得ません。
今同じように全集を作ろうとなったとき、まず真っ先に上がるのはデジタルアーカイブでしょう。コストは大幅に下がっています。印刷物に耐える以
Re: (スコア:5, すばらしい洞察)
同感ですね。
著作権が切れたときの事は確定事項で予見できていたわけですし、
デジタル化の波が訪れることも、それほど高度でもない程度の見識があれば予測できたとも言えます。
彼ら出版社や書店が、著作者の作ったものを、その時代の先端技術で印刷し、流通していた立場の者であることを考えますと、その次の世代の出版や流通、著作権の切れたものをその後もいかに売るか、もっともっと先取りをしているべきだったと思えます。
彼らが今の立場に甘んじると、聖書の翻訳や印刷を頑なに拒み続けていた、かつてのカトリックのような誹りを受ける可能性もあります。
Re: (スコア:0)
肩を持つつもりでもないけど、
「予測する」のと「その予測が現実になると確信を持てる」
というのは大きく異なりますので。
デジタル化の波に乗れない人々を端的に非難するのはいかがなものかと。
消費者として「予想できたはずだ」と非難するのは簡単ですけど、
まぁ、実際経営者の立場だったら、その流れに乗って成功していくのは、ほとんどの場合無理でしょう。
現状を批判するのは良いですが、過去にさかのぼって「予想は簡単だったはずだ」。
では話になりません。
あなたに出来ますか?>出来ないからスラドでコメント書く人材なんでしょうけど。
簡単ならば、自ら成功して証
Re:かつては価値があった。今はお疲れ様と言うべき (スコア:5, 興味深い)
> あなたに出来ますか?>出来ないからスラドでコメント書く人材なんでしょうけど。
> 簡単ならば、自ら成功して証明してください。
「出来ないからスラドでコメント書く人材」という表現が着火欲求有りに見えます。
表現は気を付けた方がよろしいかと思います。
簡単などとは一言も言ってません。
ただ、出版業を生業としているなら、自分の業界の先について、確定的事実(著作権切れ)といくつかの不確定ながら起こりうる事象(デジタル化の波)について対策するのがリスクマネージメントではないか?思ったので書きました。
素人の私よりは感度が高いはずです。素人並みだったなら、素人に喰われると言う事です。
大体、
青空文庫ですらスタートから15年です。
新聞と同レベルの記事がネットで読めるようになってもう10年ほどです。
Kindle発売から5年です。
電子化の波など昔に訪れているのです。
出版業に居ながら、これを座視しているのみだった。
著作権についても無知は許されない立場で著作権切れに何の対策も無し。
それは、他所に喰われても文句を言えません。
彼らの持つ唯一の有利は、もっとも品質のいい原版を所持している事だけです。
私に関する証明ですが、私は自分の働く業界については20年以上にわたって真っ当にやってきております。あと20年間、この業界(あるいはその先に継続する業界)でやっていくための最大の努力を払っています。
自分のいる業界の事くらいは、自衛できる程度の先見性は持って居るから今ここに居るのだと考えております。その意味では成功してます。
・・・と、知人ならこの説明で私の言う事を理解しますが、ハンドル名と名無しでやり取りする間柄ではここまでです。(証明してっていわれてもなぁ・・・ここで何をどうやって?)
選択のまずさが明暗を分けることはあるでしょうが、それにしてもプロとしてあるまじき怠慢と無策を見せておいて、国会図書館で電子化公開することを渋る点には納得がいきません。
とはいえ、件の出版社。自社の出版物に対する熱意など、これまでの功績について非はないともちろん思います。
問題は、対策がおろそかだったと言うだけで。
ですので、私も彼らには「お疲れ様でした」と言いたいです。
現段階から著作権が切れていても売れる方向に転身できたら、凄いと思います。
そのときは改めて賞賛すると思います。