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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
天気予報したいわけでは . . . 地球シミュレータのめ (スコア:2, すばらしい洞察)
例えば、エルニーニョが大気と海洋の結合系を考えてはじめて理解できる現象だとわかったのは、十分な観測と数値モデルがあってのこと。この時用いられる数値モデルは、大気のモデルと海洋のモデルとを組み合わせたものでないといけないわけだし、その分、今までの計算機だと非力になってしまう。
また、解像度とタイムステップを小さくすることで、今まではモデル内で十分考慮することができなかった、小規模の波動の効果を考えることができるようになるし、こういった波動が実は大気の大循環の一端を担っているってことがあるんだな。
そして、今までは計算上の理由で単純化して扱っていた物理過程(例えば、放射)なんかをより現実に近いかたちで行うことで、温暖化問題だってサイエンスの面から、がらっと認識がかわることだってあるかもしれない。
シミュレーターなんていかにもミーハーな名前つけて、税金をぶんだくりやがってと思うかもしれないけれど、ちゃんと科学的にドラステクな新しい成果があがるからこそ建設したんだと思います。カミオカンデがめざしい成果をあげて、その分野で日本を世界のトップに導いているのと同様に、地球シュミレーターも地球科学分野での日本の地位を押し上げてくれるんじゃないでしょうか。
僕は地球シュミレーターに期待してます!