「「学力」とは何か？」記事へのコメント

日教組の教育研究集会で「学力とはなにか？

[Anonymous Coward]

初等教育ならば「読み書きそろばん」です。
中学までに頭に叩き込んでおくもの。

高校大学にいって上の教育を受けるにも
中学から就職して仕事に付くうえでも不可欠な能力。

「学力とはなにか？」を議論するなんて末期的だと思う。

Re:日教組の教育研究集会で「学力とはなにか？

[harux (9573)]

初等教育では、「読み書きそろばん」に代表される実用メインの教育しかいないのが、いいのじゃないかと思います。
中卒時点で、英語はすこしは話せるようになるべきだし、法律とか簿記とかそういうのも教えた方がいいのじゃないか。
学問的な学問は、高校以後でやればよいのです。
そうすれば、学力と

Re:日教組の教育研究集会で「学力とはなにか？

[Anonymous Coward]

> 中卒時点で、英語はすこしは話せるようになるべきだし、法律とか簿記とかそういうのも教えた方がいいのじゃないか。

大反対ですね。激しく反対。頭の柔らかいときに、そういういつでもできるようなことをやらせるべきじゃない。簿記や会計なんて、それこそ企業に入ってからだっていい。

小中学生のときには、リテラシーを中心とする基礎学力と、理科の実験やフィールドワークを中心とした「感性を磨く」こと。これは歳食ってから

Re:日教組の教育研究集会で「学力とはなにか？

[Anonymous Coward]

えーっと、芸術系や体育も忘れないでほしい。実際にはこの辺こそが「人間としての基礎」でしょう。端的な実利はないけど。もちろん現在学校で教えられている美術や音楽などの教育内容に不備があったとしても成長過程において重要な

Re:「学力」という言葉

[Anonymous Coward]

> でもこういうのは「学力」という言葉の範疇に収めにくいよね。
読んでいてハタと気付きました。(恥)
定量化できないものは学力に値しないのかー

なんだか悲しいです。(; ;)

Re:「学力」という言葉

[Anonymous Coward]

その辺は「評価方法」の話ですね。

例えば元記事には「生活科でコマ回しが出来るのも学力だ」という記述があるのですが、これはもうちょっと細分化しないとダメで、

• 人の話を聞いてそれを理解できる
• 分からなかったら適切な言葉で聞き返せる
• コマに対する適切な紐のセットの仕方が分かる
• 人のしぐさをみてそれを模倣できる
• 自分の思ったように自分の動きをコントロールできる
• できるまで粘り強く続けられる

など、少なくとも上のような能力が必要なわけです。コマを回せなかった子が徐々に回せるようになっていくシーンでは、上のような（まだ他にもあるでしょうが）能力のどれかにおいて学習が行われているわけです。

コマを回すという行為をコマを回すスキルだけで考えられるのは、すでにコマ回し以外の、コミュニケーションや身体の動きなどの部分について十分に習得しているからで、実際に生活科で学んでいる小学校低学年ではそんなことはあり得ません。こういう背景があるからこそ「生活科でコマ回しが出来るのも学力だ」という発言が出てくるわけで、私にはこの発言は妥当だと思えます。（ちょっと誤解を招きやすいと思いますが。）

同じように今あなたが定量化できないと思っているものも、評価軸を用意することで定量化できる可能性は大いにあります。手っ取り早く言うとアメリカ（といっても州によってずいぶん違いますが）ではやたらと評価項目が細分化している、というような傾向があるようです。（もちろんこれに対する批判もありますし、アメリカの初等教育が成功しているとは、ちょっと言い難い感じはします。）