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24/192の有用性に関して、技術的な誤解に基づくコメントが見られるけど、この件に関しては以下の記事に非常にわかりやすくまとめられていると思う。 24/192 Music Downloads are Very Silly Indeed [xiph.org] 以前、/.jの記事にもなってますね。 24ビット/192kHz形式での音楽ファイル配布は無意味? [it.srad.jp]
ただし、このタレコミ文は誤解を招く表現だし、長い記事なので、時間がない or 英語が苦手という人のために簡単にまとめると。
1. 24/192は録音や編集の段階では有用だけど、「配信」に使うのは無意味または有害であるというのが記事の主張。圧縮のことは基本的に扱っていない。
この指摘の通り、理屈の上では私も24bit配信はほとんど無意味だと思います。
でも、今の16bit CD楽曲の多くが、再生音圧を稼ぐために音質を犠牲にしているのが、問題の背景にあるんではないかと思います。多くの楽曲が、16bitで現状のような音圧で楽曲を作っているのがそもそも間違っているんではないでしょうか。
そして、同じ音圧のデータなら、24bit化すれば、音質の改善も見られるのでしょう。
コンプレッサーを通した音は、ダイナミックレンジが狭まっているので、よりビット幅は小さくても良いセンスですよね。にも関わらず、16bitを活かしきらずに音質が下がっているとすれば、それは単にマスタリングがダメなだけでしょう。実際にそういうことは起こっているのですか? (コンプレッサーの使用が広まっているというのは実感しています)。
SACDとCDDA両方で同じアルバムで、しかしコンプレッサのかけ方が違うってのがあったはず。聞き比べできるように両方同梱だったかな。音質が全然違うそうだけど。
44kHzは十分かもしれないけど、16bitは明らかに不十分でしょうね。1980年の時点で精一杯頑張った規格だし、情報処理に都合の良いbit数だったので仕方ないでしょうけど。
16bitと24bitの差はさすがにブラインドテストで分かるレベルと思いますんで、こっちを否定するのは間違いじゃないのかな。
機器の内部処理などでも、ミキシングやボリューム調整などをデジタルで行っていれば、16bitで不足するのは明らかですし。それなら最初から音源の方も24bitの方が、誤差が累積しなくて良いのではない?
>16bitと24bitの差はさすがにブラインドテストで分かるレベルと思いますんで、こっちを否定するのは間違いじゃないのかな。
これは、#2467947さんの推測ですか、それともブラインドテストの結果をご存知なのでしょうか?
xiph.orgの元記事には、ブラインドテストの結果についても説明されています。Journal of Audio Engineering Societyに投稿された論文 [aes.org]ですが、有料なので私も元論文は読んでいません。ただ、アブストや著者による補足説明 [slashdot.jp]を読むと、SACDやDVD-Audio(24bit)と、16bit/44.1kHzのCDの音を聞き分けられるか、ダブルブラインドテストしたということらしいです。1年以上かけて、様々な(高級)音響システムや、被験者(音響学の学生、プロオーディオ技術者、オーディオマニア等を含む)で試験を繰り返し、その結果、正答率49.8%という結果が得られたそうです。つまり、SACDやDVD-Aと普通のCDは全く違いがわからないと。
>機器の内部処理などでも、ミキシングやボリューム調整などをデジタルで行っていれば、16bitで不足するのは明らかですし。>それなら最初から音源の方も24bitの方が、誤差が累積しなくて良いのではない?
いえ、これは内部的な処理を24bitでやれば良いだけです。音源が24bitである必要は全くありません。音源を24bitで用意するけど、実際には16bit分の分解能しかいらないから、音量調節で有効ビットを切り捨てるというのは、本末転倒というか、何がやりたいのかわかりません。
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
24bit/192kHz「配信」は無意味 (スコア:3, 興味深い)
24/192の有用性に関して、技術的な誤解に基づくコメントが見られるけど、この件に関しては以下の記事に非常にわかりやすくまとめられていると思う。
24/192 Music Downloads are Very Silly Indeed [xiph.org]
以前、/.jの記事にもなってますね。
24ビット/192kHz形式での音楽ファイル配布は無意味? [it.srad.jp]
ただし、このタレコミ文は誤解を招く表現だし、長い記事なので、時間がない or 英語が苦手という人のために簡単にまとめると。
1. 24/192は録音や編集の段階では有用だけど、「配信」に使うのは無意味または有害であるというのが記事の主張。圧縮のことは基本的に扱っていない。
Re: (スコア:0)
この指摘の通り、理屈の上では私も24bit配信はほとんど無意味だと思います。
でも、今の16bit CD楽曲の多くが、再生音圧を稼ぐために音質を犠牲にしているのが、問題の
背景にあるんではないかと思います。
多くの楽曲が、16bitで現状のような音圧で楽曲を作っているのがそもそも間違っているんでは
ないでしょうか。
そして、同じ音圧のデータなら、24bit化すれば、音質の改善も見られるのでしょう。
Re: (スコア:1)
コンプレッサーを通した音は、ダイナミックレンジが狭まっているので、よりビット幅は小さくても良いセンスですよね。にも関わらず、16bitを活かしきらずに音質が下がっているとすれば、それは単にマスタリングがダメなだけでしょう。実際にそういうことは起こっているのですか? (コンプレッサーの使用が広まっているというのは実感しています)。
Re:24bit/192kHz「配信」は無意味 (スコア:0)
SACDとCDDA両方で同じアルバムで、しかしコンプレッサのかけ方が違うってのがあったはず。
聞き比べできるように両方同梱だったかな。
音質が全然違うそうだけど。
44kHzは十分かもしれないけど、16bitは明らかに不十分でしょうね。
1980年の時点で精一杯頑張った規格だし、情報処理に都合の良いbit数だったので仕方ないでしょうけど。
16bitと24bitの差はさすがにブラインドテストで分かるレベルと思いますんで、こっちを否定するのは間違いじゃないのかな。
機器の内部処理などでも、ミキシングやボリューム調整などをデジタルで行っていれば、16bitで不足するのは明らかですし。
それなら最初から音源の方も24bitの方が、誤差が累積しなくて良いのではない?
Re:24bit/192kHz「配信」は無意味 (スコア:1)
>16bitと24bitの差はさすがにブラインドテストで分かるレベルと思いますんで、こっちを否定するのは間違いじゃないのかな。
これは、#2467947さんの推測ですか、それともブラインドテストの結果をご存知なのでしょうか?
xiph.orgの元記事には、ブラインドテストの結果についても説明されています。Journal of Audio Engineering Societyに投稿された論文 [aes.org]ですが、有料なので私も元論文は読んでいません。ただ、アブストや著者による補足説明 [slashdot.jp]を読むと、SACDやDVD-Audio(24bit)と、16bit/44.1kHzのCDの音を聞き分けられるか、ダブルブラインドテストしたということらしいです。1年以上かけて、様々な(高級)音響システムや、被験者(音響学の学生、プロオーディオ技術者、オーディオマニア等を含む)で試験を繰り返し、その結果、正答率49.8%という結果が得られたそうです。つまり、SACDやDVD-Aと普通のCDは全く違いがわからないと。
>機器の内部処理などでも、ミキシングやボリューム調整などをデジタルで行っていれば、16bitで不足するのは明らかですし。
>それなら最初から音源の方も24bitの方が、誤差が累積しなくて良いのではない?
いえ、これは内部的な処理を24bitでやれば良いだけです。音源が24bitである必要は全くありません。
音源を24bitで用意するけど、実際には16bit分の分解能しかいらないから、音量調節で有効ビットを切り捨てるというのは、本末転倒というか、何がやりたいのかわかりません。