アカウント名:
パスワード:
毎年200トン獲れていたウナギの稚魚が年間10トンを切ったのに漁獲量制限をせず今年は20トン獲れたのでウナギ成魚の価格高騰が止まりそうだというニュースになるのがこの日本って国だもんな。
ほんと、ウナギを食い尽くして絶滅させようとする宗教的情熱があるとしか思えない。なぜこれだけ漁獲が減ってるのに「じゃあしばらく漁獲を制限して資源の回復を図ろう」とは思わないのか。
こんなのが横行してたら「日本人には海産資源の管理は無理」って判断されてマグロとかクジラとか国際的に捕獲が禁止されても反論しようがないぜ?
簡単に言うと安すぎるんです。ウナギの価格はここ数年急激に上がっていますが、5、6年前まではかば焼き1尾600円~700円。 小売物価統計調査 [stat.go.jp]でみると、この価格は1975年ぐらいから全然変わっていないわけです。物価とか賃金から考えると、ウナギの価格は1975年ぐらいからひたすら下がり続けているわけで、感覚的には半額程度の価値になっていると思われます。
日本の漁業全般に言えることですが、とにかく徹底的に獲って低価格でもいいから市場に出す。焼き畑農業と一緒です。結果として、漁師は働けど
これって、神の見えざる手が綺麗に働いているから、だと思うけどね。魚の値段が上がって喜ぶ消費者はいない。しかも、魚自体は日本国民を十分に潤すほどある。足りないのはウナギだけ。一方で、ウナギを手に入れること自体にコストは大してかからない、どころかむしろ収入に対しては安い。だからこそウナギ漁関係者は努力するし、その結果、値段は高止まりしなくて、「適正」な価格になる。
こういう状況で物価をコントロールするのは統制経済以外の何物でもなく、長期的に見て必ず失敗する。だから、漁獲量を絞って、税金をかけるしかない。しかし、そういう状況になっても、「大きく太った少数のウナギだけを市場に出す」というのは不可能。
というか、漁獲量を絞るのが、そもそも無理だろう。禁漁しかないと思うよ。どうしても流通させたければ、隔年とか3年おきとかにすればいいんじゃないかな。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
ウナギを食いつくそうとしているとしか思えない (スコア:5, 興味深い)
毎年200トン獲れていたウナギの稚魚が年間10トンを切ったのに漁獲量制限をせず
今年は20トン獲れたのでウナギ成魚の価格高騰が止まりそうだというニュースになるのがこの日本って国だもんな。
ほんと、ウナギを食い尽くして絶滅させようとする宗教的情熱があるとしか思えない。
なぜこれだけ漁獲が減ってるのに「じゃあしばらく漁獲を制限して資源の回復を図ろう」とは思わないのか。
こんなのが横行してたら「日本人には海産資源の管理は無理」って判断されてマグロとかクジラとか国際的に捕獲が禁止されても反論しようがないぜ?
Re: (スコア:1)
簡単に言うと安すぎるんです。ウナギの価格はここ数年急激に上がっていますが、5、6年前まではかば焼き1尾600円~700円。
小売物価統計調査 [stat.go.jp]でみると、この価格は1975年ぐらいから全然変わっていないわけです。
物価とか賃金から考えると、ウナギの価格は1975年ぐらいからひたすら下がり続けているわけで、感覚的には半額程度の価値になっていると思われます。
日本の漁業全般に言えることですが、とにかく徹底的に獲って低価格でもいいから市場に出す。
焼き畑農業と一緒です。
結果として、漁師は働けど
Re:ウナギを食いつくそうとしているとしか思えない (スコア:0)
これって、神の見えざる手が綺麗に働いているから、だと思うけどね。魚の値段が上がって喜ぶ消費者はいない。しかも、魚自体は日本国民を十分に潤すほどある。足りないのはウナギだけ。一方で、ウナギを手に入れること自体にコストは大してかからない、どころかむしろ収入に対しては安い。だからこそウナギ漁関係者は努力するし、その結果、値段は高止まりしなくて、「適正」な価格になる。
こういう状況で物価をコントロールするのは統制経済以外の何物でもなく、長期的に見て必ず失敗する。だから、漁獲量を絞って、税金をかけるしかない。しかし、そういう状況になっても、「大きく太った少数のウナギだけを市場に出す」というのは不可能。
というか、漁獲量を絞るのが、そもそも無理だろう。禁漁しかないと思うよ。どうしても流通させたければ、隔年とか3年おきとかにすればいいんじゃないかな。