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『「トワイライトエクスプレス」も車両老朽化を理由に』ってのは北陸新幹線開業と関係あるのか?
関係あるよ。
北陸新幹線の開業と同時に、重複する区間の在来線が第三セクターに払い下げられる。直江津~金沢は第三セクター(しかも新潟県の「えちごトキめき鉄道」、富山県の「あいの風とやま鉄道」、石川県の「IRいしかわ鉄道」の三社を跨ぐ)になるので、トワイライトエクスプレスを走らせるにはそれらの鉄道会社に料金の支払いが発生する。つまり現状の価格でトワイライトエクスプレスを維持できるか怪しくなり、値上げせざるをえなくなる可能性がある。
更に車両が老朽化してきている(食堂車のスシ24に至っては40年以上前の車両がベースだし、それ以外の車
さらに補足すると・・・
トワイライトもカシオペアも辞めたい理由の一つに、豪華寝台特急はダフ屋ばかり儲かり、鉄道会社が損する仕組みになっている状態があります。
豪華寝台特急もただの特急列車の為、2日前までならカシオペアスイートですらキャンセル料は500円以下で済みます。となると、買い占めてネットオークションで売る商売が簡単に成り立ちます。かなりボロい商売です。(もちろん売れなかったらキャンセルすれば良い。)
(常にビジネス需要があるサンライズ出雲瀬戸とは違い、)豪華寝台特急にとって2日前というのは直前キャンセルも同様で、列車はほぼ確実に空気を運ぶことになり、乗車率が高くないと黒字が出にくい(豪華)寝台特急は余計に商売が成り立たなくなるのです。
各社が豪華寝台特急を辞め、豪華クルーズ列車を発表する理由のひとつに入っていると思います。(クルーズ列車は旅行商品なのでキャンセルしたら違約金が発生しますし、ダフ屋行為もできません。)
更に補足すると、実は北海道新幹線の開業を見据えてって部分もあるんだよね。
まず青函トンネルをトワイライトエクスプレスの札幌行きが通過するのは、現状だいたい夜中の3時~4時頃。割と有名なネタだけど新幹線は深夜0時~朝6時は営業運転をせず、主に線路のメンテナンスに充ててる時間なので、こんな時間に青函トンネルを走られると、線路メンテナンスの邪魔になる。ダイヤを変えると「トワイライト」の名にある夕景が見えなくなるのは上コメの通り。
ついでに現状では青函トンネルの鉄道用の架電は交流20,000Vだけど、新幹線は交流25,000Vで動作するので、新幹線開業に向けて電圧が引き上げられる。そうすると現在、青森~函館での牽引に使用している電気機関車の
何その"特急"ミッドナイト
余談だけど、昔は快速ミッドナイトという函館−札幌間を走る夜行快速列車があって、青春18きっぷの利用可能期間よりやや短い期間、停車駅が激増するという特徴があった.停車駅がいつも通りであれば,函館→新さっぽろまで乗車日分の18きっぷで乗れるというお得な列車であったが,臨時停車駅が増える期間中函館ー札幌(圏内)を完乗するには乗車券の追加分を払うか,18きっぷ2日分を(その為だけに?)消費しなければならなくなるという露骨な罠が設置される.一方で,臨時停車の無い期間中に18きっぷで乗車する連中はタダ乗り同然のズルい客(脱法客)、という視線で見ている人々もいた.
はまなす(とか、在りし日のミッドナイト)は北海道南側(太平洋側)の漁師の人が結構使うんだよ。彼ら夜中に漁をして、何か用事で必要なら朝1で札幌に行くから。そういう意味では時間帯全然違うけど、こっちでいうホームライナーに近い性質がある。(しかも早朝に走る列車が他にないから意外と需要がある)なのでJR北としても廃止しづらいらしい。ただ青森~函館はそこまで重要じゃないからって話。
んで何で現状寝台急行という形態を取ってるかといえば、ディーゼルが入線できない青函トンネルと、電動車では入れない非電化区間の函館本線の両方を通ってるから、途中で窯の付け替えが必要になるってだけ。なので函館~札幌に短縮されたら窯+客車の編成である必要がなくなって、普通のディーゼル車で運転すれば良くなってしまう。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
北陸新幹線開業を契機に? (スコア:1)
『「トワイライトエクスプレス」も車両老朽化を理由に』ってのは北陸新幹線開業と関係あるのか?
Re: (スコア:5, 参考になる)
関係あるよ。
北陸新幹線の開業と同時に、重複する区間の在来線が第三セクターに払い下げられる。
直江津~金沢は第三セクター(しかも新潟県の「えちごトキめき鉄道」、富山県の「あいの風とやま鉄道」、石川県の「IRいしかわ鉄道」の三社を跨ぐ)になるので、トワイライトエクスプレスを走らせるにはそれらの鉄道会社に料金の支払いが発生する。
つまり現状の価格でトワイライトエクスプレスを維持できるか怪しくなり、値上げせざるをえなくなる可能性がある。
更に車両が老朽化してきている(食堂車のスシ24に至っては40年以上前の車両がベースだし、それ以外の車
Re: (スコア:3, 興味深い)
さらに補足すると・・・
トワイライトもカシオペアも辞めたい理由の一つに、豪華寝台特急はダフ屋ばかり儲かり、鉄道会社が損する仕組みになっている状態があります。
豪華寝台特急もただの特急列車の為、2日前までならカシオペアスイートですらキャンセル料は500円以下で済みます。
となると、買い占めてネットオークションで売る商売が簡単に成り立ちます。かなりボロい商売です。(もちろん売れなかったらキャンセルすれば良い。)
(常にビジネス需要があるサンライズ出雲瀬戸とは違い、)豪華寝台特急にとって2日前というのは直前キャンセルも同様で、
列車はほぼ確実に空気を運ぶことになり、乗車率が高くないと黒字が出にくい(豪華)寝台特急は余計に商売が成り立たなくなるのです。
各社が豪華寝台特急を辞め、豪華クルーズ列車を発表する理由のひとつに入っていると思います。
(クルーズ列車は旅行商品なのでキャンセルしたら違約金が発生しますし、ダフ屋行為もできません。)
Re: (スコア:2, 参考になる)
更に補足すると、実は北海道新幹線の開業を見据えてって部分もあるんだよね。
まず青函トンネルをトワイライトエクスプレスの札幌行きが通過するのは、現状だいたい夜中の3時~4時頃。
割と有名なネタだけど新幹線は深夜0時~朝6時は営業運転をせず、主に線路のメンテナンスに充ててる時間なので、こんな時間に青函トンネルを走られると、線路メンテナンスの邪魔になる。ダイヤを変えると「トワイライト」の名にある夕景が見えなくなるのは上コメの通り。
ついでに現状では青函トンネルの鉄道用の架電は交流20,000Vだけど、新幹線は交流25,000Vで動作するので、新幹線開業に向けて電圧が引き上げられる。そうすると現在、青森~函館での牽引に使用している電気機関車の
Re: (スコア:0)
何その"特急"ミッドナイト
余談だけど、
昔は快速ミッドナイトという函館−札幌間を走る夜行快速列車があって、青春18きっぷの利用可能期間よりやや短い期間、停車駅が激増するという特徴があった.
停車駅がいつも通りであれば,函館→新さっぽろまで乗車日分の18きっぷで乗れるというお得な列車であったが,
臨時停車駅が増える期間中函館ー札幌(圏内)を完乗するには乗車券の追加分を払うか,18きっぷ2日分を(その為だけに?)消費しなければならなくなるという露骨な罠が設置される.
一方で,臨時停車の無い期間中に18きっぷで乗車する連中はタダ乗り同然のズルい客(脱法客)、という視線で見ている人々もいた.
Re:北陸新幹線開業を契機に? (スコア:0)
はまなす(とか、在りし日のミッドナイト)は北海道南側(太平洋側)の漁師の人が結構使うんだよ。
彼ら夜中に漁をして、何か用事で必要なら朝1で札幌に行くから。
そういう意味では時間帯全然違うけど、こっちでいうホームライナーに近い性質がある。(しかも早朝に走る列車が他にないから意外と需要がある)
なのでJR北としても廃止しづらいらしい。ただ青森~函館はそこまで重要じゃないからって話。
んで何で現状寝台急行という形態を取ってるかといえば、ディーゼルが入線できない青函トンネルと、電動車では入れない非電化区間の函館本線の両方を通ってるから、途中で窯の付け替えが必要になるってだけ。
なので函館~札幌に短縮されたら窯+客車の編成である必要がなくなって、普通のディーゼル車で運転すれば良くなってしまう。